いつも拙ブログをご覧いただきありがとうございます。
私、冬場(12~2月)は山歩きを休止しております。
そのため、今後しばらくリアルタイムの山歩き記事は投稿出来ません。
投稿自体も間遠になり、有っても振り返りや再編集(リメイク)の記事が主体となりますが、どうかご寛容下さい。
引き続きよろしくお願いいたします。
2015年あたりから山歩きを少しずつ再開している。
まずは秋田近辺の著名な山からスタートしたが、
今回(10月22日)はあまり知られていない秋田県南の高松岳に行ってみた。
ここには屏風岳という素晴らしいピークが有ると、最近、フェイスブックの登山関係友人から教えられた。
屏風岳を望む。
これは早速、自身の眼でも眺めてみたいと思い、今回の登山となった。
なお高松岳には、高校時代(約45年前)に泥湯温泉から一度登っているが、
その時は天気が良くなかった。
また当時はそのようなピークがあることも知らなかった。
今回、高松岳には南側の湯ノ又沢から登り、
更に山伏岳にも足を伸ばして同じコースをそのまま戻っている。
大まかなコースタイムは・・・
7時ちょうどに湯ノ又大滝(標高約600m)からスタート。
9時半、高松岳山頂(1348m)到着、
11時ちょうど、山伏岳山頂(1315m)到着で長い昼休み。16時、湯ノ又大滝に下山。
赤い破線が今回歩いたルート。
湯ノ又コースを選んだのは、屏風岳の眺めが良さそうだし、かなり奥までクルマで行けると踏んだ
(当時、持っていた昭文社地図ではけっこう奥まで乗り入れ可能との記述だった)
からだが、現実には、湯ノ又大滝を過ぎてすぐのところに
ご覧の通りの看板が立っており、長い林道歩きを強いられた
(地図上の766m地点、車道終点までの普通車乗り入れは困難だった。
また湯ノ又温泉は廃業し、解体された後だった)。
車両通行禁止のお知らせ
しかしこの林道歩きも悪くなかった。
山林の多くは杉の植林だったが、広葉樹も多く、紅葉が見ごろになっていた。
仮に無理してクルマで行っても私のクルマでは腹擦りは必至、
更に厚く降り積もった落葉でスリップする可能性もあった。
少し歩いたら、道の左側にびっしりと紅葉に覆われた急斜面が現れた。
ところどころ岩壁が剝き出しになっているので、多雪山地でよく見かけるスラブかなと思われる。
杉の植林と広葉樹の混生が続く。
地図上の766m地点、車道終点を過ぎたところで振り返ったら、植林された杉林の向こうに、急な山が屹立していた。
オレンジ色に輝いているのは朝日を浴びているせいだろう。
後で地図と照らし合わせてみたら、この山が憧れの屏風岳のようだ。
この山が見えたのは一瞬だった。
その後は杉の植林地が終わり、ブナがメインの広葉樹林の中を歩く。
(右上)コシアブラの白い紅葉
やがて沢と別れ、高松岳本体の登りになると、傾斜がきつくなり、ロープ箇所も出てきた。
なお今回の高松岳の登山者は終始、私独りだった。
後に述べる山頂部からの展望はもちろん、
途中の素晴らしい紅葉も完全独占したことになるが、
内心は、「 (´π`;)クマさん、どうか現れないで。」とひたすら祈るばかりの山歩きだった。
振り返ると、屏風岳と思われる急傾斜の山がチラリと見えた。
「錦秋の屛風岳(2)」へ続く。
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