6月30日、近所を巡っていたら、空き地で綺麗なピンク色の花を見つけた。
この場所は、少し前、意外なお花畑に遭遇した近所の空き地(こちら)の隣に位置する。
その場所には上左写真のように、ソーラー発電のパネルが並んでいる。
花の数はしこたま多く、数百、いや数千の規模だろうか。
今朝、facebookを見たら、自身の「思い出」の中にこの花が有った。
それによると、2017年7月1日、近所の別の空き地でこの花を初めて見つけていた。
日をほとんど違えず、花を咲かせるこの植物の習性に感心してしまった。
雑草にしては勿体ないくらい綺麗なので、庭に持ち込みたいくらいだ。
当時は初めナデシコ科かなと思ったが、
詳しい方から、リンドウ科の帰化植物、ベニバナセンブリかハナハマセンブリではないかとのご指摘を頂く。
花時もロゼット状の根生葉が有ることから、私は前者、ベニバナセンブリではないかと思っている。
原産地はよく分からないが、ヨーロッパやアジア、北アフリカに広く分布している一年草または多年草のようだ。
その隣、一部、ベニバナセンブリと混じりつつ、別の奇妙な花が有った。
こちらは花が小さすぎて(1センチに満たない)格別綺麗でも無いが、スリムでシースルーな草姿が面白い。
葉も驚くほど小さく、茎に張り付いたような付き方だ。こんなので光合成が出来るんだろうか。
クローズアップ写真を撮ろうと近づくがなかなかピントが定まらない。
マニュアルにしたら、今度は風で揺らぐ。
キバナノマツバニンジン。
アマ科の帰化植物で、原産は北アメリカ、一年草とのこと。
10年以上前、男鹿の寒風山の草原で一度見ているが、やっとうちの近所にもやって来た。
コロナ禍もあり、おいそれと海外旅行に行けなくなった(元々飛行機嫌いも有り、海外には行ってない)が、
今は花の方が海外からドンドンやって来る。
今回、この場所では奇しくもユーラシアと北アメリカの邂逅が有った。
世界の最先端?の花を見たければ、近所の空き地を探し回った方がよさそう。
ところで今朝(7月1日)早く、この場所に行ったら、
草刈りされてしまい、ベニバナセンブリの方はほとんど亡くなっていた。
昨日、自分が写したのは午後二時頃だから、そのすぐ後に刈り取られたことになる。
今年のベニバナセンブリとの出会いはかくも儚いものになってしまった。
以上。
我が家のご近所には、ハナハマセンブリが咲いています。
この間の日曜に写真撮って、近々ブログにUPの予定です。
ベニバナセンブリよりも、少し薄いピンクで、
花びらが長いようです。
いつも興味深い投稿、拝見させてもらっております。
ハナハマセンブリも見たいですね。愉しみにしております。
ベニバナセンブリいいですね。私も探しています。
早くお目にかかりたいものです。ちなみに種などないでしょうか?
野の花は野趣溢れて素朴でも存在感あり、大好きです。
昨日は横手実家、今日は未明より青森に行っており、気付くのが遅くなりすみません。
タネですが、残念ながら採っておりません。
今回は本投稿のすぐ後、刈り取られてますので、タネが出来ているかどうか。日をずらして確認してみます。
来年も咲くといいですね。咲く場所が近くにあるのがうらやましいです。