(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)
2014年8月2日、山形県の月山に登ってきた。
月山山頂部
前に登ったのは、なっ( ̄π ̄;なんと1989年。ということは四半世紀ぶりということになる。
天気はイマイチ。上りはほとんど霧の中、山頂に着く直前以降と下りは晴れたり曇ったりで
今日のガッサンはほぼガスサンだったが、花はまあまあ咲いていた。
今回は北側の羽黒山ルートを上り下りした。
このルートは歩き始めが八合目・弥陀ヶ原で既に1400mを超えており、山頂(1984m)との高度差は500mもない。
その割りにこのルートはダラダラと長く、メリハリが無いので厭う方もいらっしゃるが、
歩き始めると同時に、色とりどりの高山植物が咲いており、その状態がずっと山頂まで続く。
よって私のような花好きの足弱(当時は登山を20年ぶりに再開したばかりで脚力無し)にはたまらないルートとも言える。
本来ならばこういった登山記録は登山口からスタートし、徐々に高度を上げながら、山頂でラストになるものだが、
今回はいきなり山頂から始めさせて頂く。
理由は天気。上りは霧でほとんど見通しがきかず、花の撮影もままならなかった。
花を撮り出したのは、山頂に着いてから。そして撮りながら下山した。
山頂付近のお花畑
今の時期はハクサンフウロがとてもよく目立つ。
ハクサンフウロ
トウゲブキとハクサンフウロ。仏生池にて。
黄色いキク科が多くなってきた(がまだハクサンフウロが貼りついている)。
ミヤマアキノキリンソウ
トウゲブキ
キク科単独で。
トウゲブキ
キオン
真ん中の黄色はキオン。山頂付近にて。
漫画のヒマワリのようなキク科はウサギギク。
ウサギギク
(ウサギギクと)ヨツバシオガマ
同時期の鳥海山ほどではないが、ヨツバシオガマも多かった。
特に頂上小屋の廻りには庭花のように咲いていた。
他のシオガマギクも豊富。
トモエシオガマ
エゾシオガマ
季節が早ければ華麗なマゼンタのミヤマシオガマも咲いている。
他の花たち。
タテヤマウツボグサ
写真は山頂付近のものだが、弥陀ヶ原の入口にも有った。
ハクサンチドリは最盛期を過ぎ、新鮮な個体は少なくなっていた。
終わり近くなったハクサンイチゲ
少し前までハクサンイチゲが優勢だった草原はハクサンシャジンに主役交代中。
ハクサンシャジン
右上、ハクサンシャジンの手前の褐色穂花はタカネアオヤギソウ。
ハクサンシャジン。根元にミヤマコウゾリナ。
シロバナトウウチソウは東北地方固有のワレモコウの仲間。
「久しぶりの月山の花2」へ続く。
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