活字になった川柳など

日常と川柳
各種公募入選句
川柳についての個人的意見

五八五

2004-08-14 19:56:03 | Weblog
川柳の疑問を話し合う掲示板で 川柳BBS
中八が話題になった。
句を上五・中七・下五として
中の字音数が八になることをさし
川柳では原則として避けるのが普通であるが
何故だろうという議論であった。

私は日本語のリズムは七五調で
読んでも聞いても心地よいから
定型詩の字音数のしばりは
音声言語のリズムから来ていると推測した。

松橋帆波さん
帆波の句箋苦闘
は標語は中八になることが
多いことをまず指摘して中七に助詞を加えること
で標語は意味の限定をしていると指摘した。

8月12日毎日新聞夕刊 3版 ’編集部から’
というコラムに編集者の方がこの夏暑くて
市販のお茶を飲み、ペットボトルを大量?消費したこと
を反省すると書いて
便利さも ほどほどが良いと やせ我慢
という短句を添えていた。

字音数は五八五である。

私であれば川柳が好きだから真ん中のを取るか
便利さをほどほどにするやせ我慢
(句ごとにも分けない!)と五七五にする。

川柳として書かれていないものを
筆者の方の了承も得ず
論評して申し訳ないのだが、
帆波さんの’意味の限定’というのが
よくわかる実例と思ったので紹介する。
あわせて毎日水準の高い句を作り続ける
松橋帆波さんに敬意を表する。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする