Climax! 週末園芸日記

タイ王国滞在中の黒歴史から週末ガーデナー日記へと復活。
夏は、実生ペチュニア、冬はパンジーが売りです。

今度は「根性無し」ではありません

2014-05-15 11:06:39 | ガーデニング
近所に様々な花木が植栽されている家がある。そのうちの一つで悲劇的な事象があった。
大きな花木は全て伐採。低い木も高さだけ決められ何ら特性も考慮されずにカット。
もう花は見られない。高低うまく花木で造ってある庭だった。住人が変わったのだろう。
引っ越したのかは知らない。大きな家だけれども、夜偶然通ったときは一室しか、
灯りが点っていなかった。深い事情があるのだろう。

この地に引っ越してから毎年楽しみにしていたものがなくなった。
悲しいことです。

さて、タイトルのことを書きます。実は今ちょうど若葉を過ぎ新緑へと林は変化していますね。
その家でも新葉が展開したのですが、先から半分くらい枯れているのです。
「なんだ日当たりがよくなったのに枯れおって根性無しが」
そう、思う人がいるでしょうか?いや無関心ですかね。
これは根性がないのではなく日焼けで死んでしまったのです。
高木と低木が絶妙に組み合わされていて、葉枯れをした植物は弱い光線下で生きるタイプだったのです。
その上に展開していた、ある高木を切られた。
新葉が強い5月の光線に耐えきれなくて組織崩壊してしまった。
「根性無し」ではなかったのです。
 植物にもそれぞれ生きる場所、様式がある。
 私にはどんな道があるのだろうか
どこへ行ったらいいのだろうか。
根性無しで私は死にたいと毎日連呼しているのではない。
生きる場所が見つからなくなってしまったのです。
枯れていく木を見ていたら、他人様の庭より…私自身の心配をしろと。
もう誰も助けてくれない。自分の道は自分で……
言うのは簡単だけど、突然環境を変えられた木に、
自分の姿を映してしまうのでした。