塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

若手の抜擢という経費削減

2012-12-07 22:47:51 | 日記
 最近手持ちのハンカチが痛んできて、買いなおそうと思いましたが止めました。

 新品を買い求めれば多少ですが自店の売り上げになりますし、在庫を減らすこともできます。

 でも、家で眠っているハンカチを使えばお金の節約を、我が家の在庫減らしに繋がると思ったので実際そう
しています。

 「新品を買う前に家の中を見渡してみる。」

 これ、サッカーで言えばユースに1軍で使える選手はいないか探すのと似ていると思いませんか?

 ユースの選手を抜擢することは、たぶんにお金の節約、要はクラブに財政が逼迫していることと無関係では
ありません。

 例えばミランがエル・シャーラウイを起用していることは、イブラヒモビッチの穴埋めよりも経費削減を唱
えた結果、彼の自立に繋がったという見方ができます。

 ビルバオも渋々マルティネスをバイエルンに売却しましたが、彼を残留させていれば新戦力の獲得に悩まず
にすむという利点がありました。

 ただ改めてFWのジョレンテが移籍希望を示した為、移籍のオペレーションに待ったをかけることは無理で
しょうが。

 サッカーに限らず野球やバスケットでも、若くて素質に溢れた選手が魅力なのは間違いありません。

 大リーグでペナントを諦めたチームが、主力をトレードに出して若手を得るのは来季に向けた陣容をドラフ
トの前に目星を付ける為、そして給料の削減の為です。

 ここでもやはり

 「お金という資本」

 が大前提となります。

 果たしてPSGが世界の笑いものになるのか、称賛を浴びるのか、果たしてモウリーニョの招聘に動くのか、
どちらにしても

 「金持ちの道楽」

 として嘲笑を浴びない為に、今彼らがやるべきことは随分多い気がします。
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10回に1回という要素

2012-12-07 22:38:30 | 日記
 この1年で僕の身辺は随分身軽となり、オーガニックやフェアトレードなどより地域社会を見つめる機会を
増やしました。

 だからと言って、毎日有機野菜やフェアトレードの品を購入しているわけではありません。

 今日仕事帰りに買ったおやつは、見切りで安く売られていたスナック菓子と、うちの店がオリジナルで作っ
ている缶コーヒーでした。

 地域社会に貢献することは素敵なこと。

 でもその行為自体が僕たちの重荷になっては意味がありません。

 以前にもお話したように、10回買い物をするうちの1回をこれらの行為として実践できたら、本当に素晴
らしいと思います。

 そして1回の行動を少しずつ、楽しみながら増やせばよい。

 僕はそう思います。

 例えばバルセロナが描くサッカーを素敵だと思うファンは多いでしょう。

 だからといって彼らが常にボールを保持し、相手を圧倒するような展開で試合を終えられるわけではありま
せん。

 もしそうなれば、近年のバルサは

 「無敗優勝」

 を幾度もも成し遂げているはずですが、それは対戦相手に対して敬意を失っているという形になります。

 選手たちも人間ですから疲労やメンタルに問題があれば、思うようにはいきません。

 監督も同様で常に用兵や交代について議論されますが、すべての交代が上手くいくはずもなく、バルセロナ
だけに完璧を求めるのは、確実に不条理といって良いでしょう。

 「彼らだって人間、時には負けることもあるよ。」

 ファンは時に選手を庇うことも必要です。

 バルセロナでも10試合戦えば1回は敗れることもあるでしょうが、他のクラブからすれば勝率が9割ある
事自体凄いことですから。
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矛盾、サッカーと日常の中で

2012-12-07 00:33:58 | 日記
 人間社会は不思議なもので、常に矛盾に溢れています。

 サッカーで言えばビールがそうですね。

 各ビール会社があれだけ飲酒運転に警告を出し、警察も年末に向けて厳しい取り締まりを行いますが、残念な
事に飲酒運転が撲滅する気配は全くありません。

 運転手に厳しい沙汰が下るのもそうですが、同様にビール会社や料理屋にも同様の視線が向けられます。

 悪いのは酒を飲み運転した人間なのですが。

 だからこそキリンを筆頭に、アルコール0パーセントのビールを開発、成功し市場に投入したところ大ヒット
となり、懐を潤しています。

 「飲酒運転をする人間の愚かさ」

 を無くすために、本人ではなく周囲が躍起となり新しいビジネスが生まれる。

 これは本当に矛盾した出来事です。

 キリンが潤えば日本代表へのスポンサーシップが増すかもしれませんが、人命の前にお金の話は野暮な物でし
かありません。

 サッカー場では多くのゴミが出ます。

 本来ならば自分の出したゴミを自分で片づけるのが道理ですが、そう上手くはいきません。

 ですからゴミを片づける為に雇われた「清掃員」が雇用され、仕事が生まれる側面が出てきます。

 それは日常でも同様で、産業廃棄物のように個人で処理できないゴミは業者に任せるしかないのですが、僕た
ちの心がけて日常のゴミは減らすことができます。

 サッカーも常に攻めている側が勝ち点3を得るわけではなく、良いサッカーを続けても降格するときは降格し
てしまいます。

 「矛盾」

 という不条理を理解してこそ、サッカーの本質が見えてくる気がします。
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1年という期間の中で

2012-12-07 00:22:57 | 日記
 東野圭吾氏の人気シリーズ「探偵ガリレオ」、文庫本の最新作は「聖女の救済」と言います。

 読んだ方ならご存知ですが、この作品は1年という期間が事件解決の要因となるのですが、サッカーも
同じですね。

 サッカーも1年という時間の中で浮き沈みがあり、

 「監督交代」
 「選手補強と選手の放出」

 という光景が紙面を賑わします。

 広島のように1年後の今もシーズンを戦っているのか、神戸やガンバのように降格してうなだれているか
どうかは、フロントの準備も含めて春先が鍵を握ります。

 サッカーは生き物ですから、前半戦で勝ち点3を重ねても後半失速するかもしれませんし、逆に今季のF・
マリノスのように樋口監督の解任が囁かれながらも、中盤戦以降持ち直す例もあります。

 樋口監督で持ち直すことが出来ましたが、F・マリノスのフロントは監督交代も視野に入れていたと思い
ます。

 しかし、監督交代が更なる混乱を引き起こす可能性もあり、だからこそサッカーは難しいと言わざるをえ
ません。

 チェルシー監督交代の痛みを引きずったまま来日するようであれば、この欧州王者は決勝にたどり着けない
でしょう。

 「聖女の救済」

 という題名の意味は、作品の終了間際で初めて明かされ、僕はなるほどと感じたのですが、サッカーでは
どんなに良い戦いをしても

 「救済」

 つまり残留出来ないこともあるのが特徴です。
 
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