塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

20年前のナンバーを読み直して感じたこと

2012-12-11 22:17:07 | 日記
 「世界へ」

 これは僕の手元にある一番古いナンバー、313号の巻頭記事の題名です。

 表紙を飾るのは日本代表の背番号10ラモスで、ジャージは現在のアディダスではなくプーマによるもの
で、インタビューに答えているのは

 ギャリー・リネカー
 井原正巳

 の2選手です。

 1993年当時、産声をあげたばかりの日本サッカーは冒頭で記した世界との距離を、絶えず測ろうとも
がいており、ワールドカップ米国大会はその正確な

 「尺度」

 を得られる最高の場所になるはずでした。

 今では選手、ファン、メディアのいずれも世界へという言葉を口にすることが少なくなりました。

 逆に

 「アジア仕様か、海外仕様か」

 というように、政情が不安定で移動距離が極端に長いアジア遠征よりも、欧州勢との対戦を増やすことで
日本の現在地を測ろうとしています。
 
 「測る」

 という動作は同じでも、20年前と現在ではその測定方法が異なります。

 まず当時はアジア相手でも苦戦が続きましたが、現在は脱却しています。

 そして現在は海外リーグに所属する選手が、国籍、体格、そして技術が異なる海外の選手たちの情報を体
に刻みながら、日本代表の発展を目指す形です。

 ちなみに当時の雑誌広告には携帯電話の類は一切なく、固定電話や車、ビールの広告が多いことが特徴で
す。

 それだけ通信機械が発達したことも、この20年の変化として捉えられます。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エースと指揮官の信頼関係

2012-12-11 16:32:36 | 日記
 どんな選手でも監督から信頼されていると感じれば、大きなやる気とミスを恐れない勇気が生まれる物です。

 監督がローテーションを導入していれば、一回のミスが立場を危うくする可能性がありますから、どうして
も無難なプレイで終わりがちです。

 日本代表が以前よりも確実に

 「MFからFWへの縦へのパス」

 が増えたのは、ザッケローニ監督が主力を固定し選手への信頼を強調している為です。

 ファルカオがラ・コルーニャ戦で圧巻の5得点を奪いましたが、彼が師事するシメオネはリーベル・プレイト
時代に続き2回目なのです。

 シメオネとは当然スペイン語で話が出来ますし、監督が描くサッカーをファルカオは容易に描けるのでしょう。

 この信頼関係がファルカオの移籍を後押しするような形になれば、シメオネとアトレティコにとっては残念な
形になります。

 一方リバプールから移籍して以降、多くの批判を浴びてきたフェルナンド・トーレスですが、遂に自分の立場
を見出い出した模様です。

 アンチェロッティ時代は2トップの一角で窮屈な思いをしましたが、ヴィラス・ボアス、そしてディ・マテオ
就任時は1トップを任されリバプール時代のフィットネスも戻ってきました。
 
 そして幸運だったのがラファエル・ベニテスとの再会で、チェルシーファンがどんなにこのスペイン人を罵倒
しようとも、トーレスに限って言えば待望の再会と言えます。

 ここにきてリーグ戦でゴールを奪えるのも、新監督の影響を受けている為でしょう。

 エースの得点が新監督を救う。

 このシナリオが完遂できたその時、トーレスは真の意味でチェルシーの一員になれるのかもしれませんし、ベニ
テスへの視線も変わると思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2014年ワールドカップの注目国を探る

2012-12-11 16:17:03 | 日記
 ベルギーとコロンビア。

 今では古豪と呼ばれる形となった両国ですが、2014年にワールドカップでは彼らが大きな注目を集める
かもしれません。

 まずベルギーですが、スポーツナビに記載している中田徹氏によれば、2002年から続く国際舞台での空
白を埋めるために、サッカー協会ろリーグが共同で選手の育成に力を注いでいるとのこと。

 その結果がプレミアで活躍する選手の増加であり、今季のチャンピオンズ・リーグにアンデルレヒトが参加
する形に繋がったと言えます。

 特に注目すべきは

 ヴァンサン・コンパニ(シティ)
 トーマス・ヴェルメーレン(アーセナル)
 マルアン・フェライニ(エバートン)
 ロメロ・ルカク(ウエスト・ブロムビッチ)

 の4選手で、皆さんも彼らの活躍はご存知ですね。

 特にルカクは数年後、再びチェルシーに復帰するでしょうから、マタのクロスに彼の強烈なヘディングが相手
ゴールに突き刺さるような場面が見られるでしょう。

 そしてコロンビアと言えば、ラダメル・ファルカオとハメス・ロドリゲスのふたりが代表を牽引しています。

 ファルカオは2010年ポルトの3冠に大きな貢献を果たし、アトレティコに移籍した2012シーズンも
ヨーロッパ・リーグを制覇しました。

 その名声は既にマドリードを飛び越え、世界中のクラブから注視される形になりました。

 「アトレティコ残留」

 を表明しているファルカオですが、チェルシーとレアルへの移籍も噂されており、このコロンビアの大エース
の去就は代表監督であるホセ・ペケルマンも注意しているはずです。

 そしてロドリゲスですが、彼のドリブルは独特の緩急があるそうで、並み居るDFを簡単に置き去りにしてい
る模様です。

 僕は彼の映像を見たことが無いのですが、恐らくポルトでも代表でも監督は彼に

 「戦術の押し付け」

 をしていないのでしょう。

 つまり、彼の感性を尊重しているからこそ、ロドリゲスは向上心と挑戦を忘れないのだと感じます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大津、VVVで遂に初得点

2012-12-11 16:04:36 | 日記
 ボルシアMGからVVVに移籍した大津祐樹。

 彼が遂にエール・ディビジで初ゴールを記録し、同僚となったカレン・ロバートと共にクラブの支柱として
奮闘しています。

 あの五輪旋風の中、女性誌や芸能誌はこぞって彼を特集しましたが、今彼を特集しようという熱意はまるで
感じられません。

 一度取材対象にしたものは、できるだけ長い目で見るのが望ましいと思いますが、彼らにはそのスタンスが
無いのでしょう。

 「一度でも取材させてもらった人物には相応の責任を負う」

 これがメディアのプロとしての責務であり、だからこそ給料を貰っていると言えるはずですが。

 僕が大津の立場なら

 「みなさんが取材にこないことで休息の時間が取れ、体を休ませることができました。」

 「またオランダとドイツ、そして日本で経験したことを見つめなおす時間もでき、それが今の僕に繋がって
  います。」

 と皮肉まじりに話すでしょうね。

 他国がどうかはわかりかねますが、日本は一瞬もの凄く活躍した選手に一気に群がり、ピークが過ぎたと彼ら
が判断した瞬間、一斉に手を引きます。

 長い期間で選手を見つめ、その足跡を追う。

 つまり選手の成長を見守り、時に改善点を指摘しそれが克服できたならきちんと伝える。

 こうした取材姿勢がどうも達ないと思います。

 それは芸能誌だけでなく専門誌も同様ですが、僕も自己批判を含めて反省材料にしないといけません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熱心なファンの存在を思う

2012-12-11 00:04:31 | 日記
 全国的に雪が舞うこの時期、つくづく思うのが男性サッカーファンの熱さです。

 レイソル、ヴィッセルの男性ファンの中には、半袖や上半身裸で熱心に声援を送るファンがいらっしゃるようで、
病気にならないように気を付けて欲しいものです。

 「ファンがあれだけ懸命なのだから、俺たちも頑張らねば!」

 選手もこの応援風景にはきっと勇気づけられていると思います。

 コリンチャンスやモンテレイのファンと関係者は、日本の積雪に面食らっているかもしれませんが、特に前者の
ファンは雪などお構いないでしょう。

 先日の公開練習にはファンが700人も集まったということで、日本の地で

 「世界王者」

 になることを心待ちにしています。

 日本では馴染みが薄いのですが、欧州と南米では選手が体にクラブの入れ墨を彫る光景が日常です。

 しかしこの入れ墨、クラブに関係するならともかく選手名を彫ってしまうと大変な事となります。

 イングランド代表FWとして活躍したアンディ・コール。

 彼の最盛期はマンチェスター・ユナイテッドでドワイト・ヨークをコンビを組んだ1990年代後半と言えるで
しょう。

 しかし彼はその前に在籍していたニューカッスルでも多くのゴールを決め、ファンの信頼に答えていました。

 その中の熱心なファンが彼の名前を体に刻んだところ、何と宿敵ユナイテッドに移籍することが決定してしまった
のです。

 こんな出来事も中にはあるんですね。

 日本では入れ墨シールようなおもちゃもありますが、サッカーファンはお金と時間をかけてクラブへの

 「愛情と誇り」

 を全身全霊で表現します。

 だからこそ退屈な試合を見せられたら、罵声を選手に浴びせたくなるのでしょうが、自分の存在価値をそこまで
見出せるサッカーというスポーツは、本当に凄い存在だと言えます。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする