★ベトナム・ハノイは「こんなとこ」★

コネなし、金なし、能力なし。50を過ぎて、単身ハノイで会社を作り10年目。毎日「こんなふうに」すごしています。

ベトナムハノイで日本のスピーカーを想う

2021-03-02 18:16:13 | ベトナム・ハノイ

ベトナムハノイで日本のスピーカーを想う

コロナ渦で昨年の7月末に「やっとの思いでベトナム帰国」を果たし、かれこれ7か月である。

こんな状況になるとは?わからないものである。おそらく厳しいベトナムである。

ワクチン接種が済んでもしばらくは日越の行き来はできないであろう。

既に11年ベトナム在住であるから、日本に思い残すことはそう無い。

しかし、コロナ渦以前は「コンサル業」のために1か月1回(7-10日)は

日本出張?してきた。日本に行っても家に帰らず名古屋、岐阜、広島と出張し、

2-3日自宅に帰る生活であった。しかしそれなりには快適に過ごすため

40年来あこがれていた「スピーカー」をネットで落とし、その設置のために

自分で部屋に設置スペースを作った。今思える精一杯の設備を整えて

*スピーカー:LE8T (JBLの16㎝のフルレンジをサンスイ製のBOXに入れた名機である。

(18歳の時、新宿の山水ショールームで素晴らしい音がしてどのスピーカなのか確認したら

このLE8Tだった、それ以来自分の憧れのスピーカーだった、40年の年月を経てネットで運よく

落とせたものである)

*アンプ:YAMAHAの最新のBT付きのもの

*テレビは安いアイリス製

*ネットで買った小型冷蔵庫

などなど そしてGRECO J200タイプのアコースティックギター、以前のGOLFにつけていたナルディのステアリング

ベトナムで買ったVESPAのヘルメットなど、結局このスピーカーのためにディスプレーしたようなものだ。

私にとっては「最高の音でなってくれる」

これで聞くI remember cliford は最高である。 ベトナムのビーチに行ってもいつも聞く曲である。

原曲はホーンだが、私は「高中正義のギターが好きだ」

しかし、このように頑張って作った設備もコロナ渦で帰れずもう7か月も聞いていない。

 

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【144】ベトナムハノイでベトナム映画を見る・・・4シクロ(CYCLO)

2021-03-02 16:28:21 | ベトナム・ハノイ

ベトナムハノイでベトナム映画を見る・・・シクロ(CYCLO)

 

 この映画は前述の3作品とは大きく異なる

ベトナムの「暗部」を描き出している。(それは発展途上故の貧しさや社会混乱からのものかもしれない)

映画評論は他に譲る

ある「シクロ」(3輪の前に椅子がついて後ろが自転車になっている乗り物である。20年前ごろまでは庶民の足だったが、現在は観光用の

乗り物である。)乗りの若者が「この商売道具であるシクロを盗まれたことから生じる、ベトナム社会の闇」を描いている

*おどろおどろしい暴力や、犯罪、性 などが描かれているが、少なからずこれらのの物は存在する

*普通の「出張」や「駐在」で来る日本人は、まず経験はしない内容だ。こんな危ないところへは行かないだろうし

こんな環境にも出会わないだろう。

*私は「良くも悪くも」貧しさ故、一時期完全なローカルな環境に身を置いたため、したくない経験もした。

(日本人の住んではいけないローカル住宅に住み、社員と同じ食生活、クーラーもない部屋で社員と一緒にに暮らすこと

など、文字通り社員と一緒の釜の飯を食った仲である。だから今でもその時の社員は私を社長ではなく仲間と思っている)

あるトラブルから、社員から「本当に気お付けてください、この国では3万円で人殺しを依頼できる国ですから」

と言われたこともある。そのころ仲の良かった子は故郷から出てきて、一番危ない4日間私と一緒にいてくれたこともある。

未だそういうことのある国である。

*社会体制にBESTなどあり得ない、資本主義、社会主義、独裁者における社会主義などどれでも歪は生じる

*否が応でも社会の底辺で暮らすものは上のものに搾取され虐げられる仕組みはどの社会体制でも

存在する。それが貧しい国ではより一層悲惨さが増大するのである。

*現在でもベトナムではポルシェやローイスロイスに乗っている人もいれば、ごみ箱をあさり

ごみを集めて日銭を稼ぐ者もいる。そのようなひずみがこの映画のような「おどろおどろしい状況」を

生んでいる印象がある。その点でこの映画を見ると、良い面ばかりのベトナムでなく

貧しさや、どうにもならない「理不尽」さなど、目をそらしたくなるような現実も

この国に存在することを理解できる。

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ベトナムハノイでベトナムが舞台の映画を見る・・・3【インドシナ】

2021-03-02 15:38:23 | ベトナム・ハノイ

ベトナムハノイでベトナムが舞台の映画を見る・・・インドシナ

 

 この映画は皆さんご存じだろうと思う

この舞台がベトナムであることは私もベトナムに興味を持った

後に気づいた。

 アカデミー賞も取ったこの作品はスケールの大きさや「お金のかけ方」ではやはり群を抜いている。

映画の論評は他に譲る。

 この映画を見て「ベトナムとフランスの不思議な関係」を考えた。

ベトナムという国はどこかの国と違い「戦争してひどい目に遭っても、何の保証も償いも求めない国である」

だからこそ現在ベトナムは「中国(この国だけは微妙だが)」フランス、日本、アメリカ」つまり過去に支配された国

と他の国と比べても非常に仲が良い事である。(謝れとか金よこせとか永遠に言い続けるどこかの国に聞かせてやりたい

程の大きな心を持った国だと思っている)100年も支配されたフランスとも現在は毎日パリ直行便があり、多くのフランス人が

訪れるほどの友好的な関係を築ける国なのである。

 この映画を見たら、おいおいフランス嫌いなんじゃないの?と思うかもしれないが?

その点で心の広い国民である。

 日本も同じである。ベトナムを支配した国の一つである(期間は一番短いが)

日本人の多くは「知らないだろう」あの時代、日本は非常に大きな被害をベトナムに与えているのである。

チャンと教科書に書かなければいけない。(どこかの国と同じになってしまう)

 あのころ日本軍は中国戦線のために「土嚢造りのための麻袋が必要だった」そのためベトナムに対し

米から「麻に転作するよう強制したのである」運悪く次の年「大飢饉」がベトナム全土を襲った

米を麻に変えたため「食糧難となり、資料では200万人(ここは定かではないがいずれにしろ多くに罪のない

人)が餓死したのである」この事実をどのくらいの「日本人が知っているのだろう?」

このことで私はベトナム人から責められたことはないし、差別をうけたことはない。

 私も「読みあさったベトナム関連書籍から得たこの知識を社員に聞いてみた」こんな事実をしってるか?

答えは多くがこのようなものだった。

「日本統治時代、日本の方針が原因で多くのベトナム人が餓死したことは学校では勉強しました。

でもそういうことで私たちは日本やフランスやアメリカを嫌いにはなりません。あれは戦争だったのですから。」

こういうのである。皆さんどう思うだろう。私が上司だから言っているようには思えなかった

これがベトナムの教育であり、考え方である。

 ある本で「かのホーチミン」は「戦争を勝利したものが歴史を語れる(作れる)」と言っていた。

多くの国はこの論理を利用して「日本に対しても未だに要求や謝罪を求める」しかしベトナムは

長きにわたり「支配され続けた悔しさや屈辱を理解している」だからこそあのベトナム戦争に勝利しても

アメリカにも過度な要求や度々の謝罪など要求しないのである。

世界で唯一アメリカに勝った国の底力は10年社員全てがベトナム人という環境で会社運営してきた

私も少しはわかっている。ベトナム 不思議な国である。

 こんなことををこのインドシナを見ながら感じた。

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ベトナムハノイでベトナム映画を見る・・・2(夏至)

2021-03-02 14:59:51 | ベトナム・ハノイ

ベトナムハノイでベトナム映画を見る・・・2(夏至)

 

まあこの邦題は「直訳なので違和感はない」

一言でいえば「地味だなー」って感じか? でも実は私が一番好きな「ベトナム映画」かもしれない

理由はわからない。おそらく現実のベトナムに限りなく近いからではないかと思う。

 自分はベトナムに来初めて20年以上、在住11年目。前職(IT、CAD/CAM企業)前々職(自動車金型メーカ)でも

年間100日以上の海外出張をしていた。ヨーロッパ、北米、アジアが多かった。もちろんベトナムも。

(パリ、1泊3日などということも2回やっている。幸いにもたくさんの国をみてその国民と接する機会があった)

それぞれ良いところはたくさんあったが、最終的に選んだ土地がベトナムであった。

そんなベトナムの「普通が普通に描かれている」そしてそれはどちらかと言うと「ベトナム女性」

に焦点を当てて。そこが理由かもしれない。

 うちの社員も70%が女性である。自分は「ベトナム人女性の逞しさ」に惹かれている。

未だ答えは出ないが、ベトナム人女性の逞しさ、したたかさ、そして美しさが私を現在の立場に

置いた原因かもしれない。(ベトナム人女性は強く、厳しく、優しく、そして美しいと思う)

★相変わらず基本情報は他に譲るとして*この作品は監督が「Tran An Hung」あの有名な監督である。(ノルウェイの森の監督)ベトナム語読みはチャンアンフンである。ベトナム人だがフランスで育った(フランス語、英語もしゃべる)

*彼、はこの映画のLien(リエン)役の女優が好きで、確か結婚したと思う。彼の有名な映画には必ず彼女が主役級で

出演している。(シクロ、青いパパイヤの香り、など)

*映画の舞台は恐らく20年以上前のハノイとその近郊(有名なハロン湾も出てくる)である。

*なんのことはない、ある家族の「無くなっている父母の法事に絡めた3姉妹の心情」を描いている

*ありがちな「日々の出来事」を淡々と、ベトナムの風景とともに地味に描いている。

*特別何も残らない映画だが、それがまた良い(勝手な見解だが)

*一見アンマッチな音楽も妙にマッチしている。

私はこの種のDVDをほとんどが中国・大連の「ショッピング街の地下の怪しいDVD屋で購入している」

あの頃(20年以上前)ベトナム映画のDVDなど日本では手に入らなかった。ましてやこのような

地味な映画は、しかしこの中国の店は「私が望むDVDはほとんど揃った」優秀な店だった。

今はあるのかどうか? そこでベトナム映画を買いあさり、今所持している。しかし多くは字幕が

英語が多く日本語は皆無なことである。それだけ聞く練習にはなったのかもしれないが?

(全然上達していまいが?)

「夏至」地味だが私にとっては「良い映画である」

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ベトナムハノイでベトナム映画を見る・・・1(スリーシーズンズ)

2021-03-02 14:09:07 | ベトナム・ハノイ

ベトナムハノイでベトナム映画を見る・・・スリーシーズンズ

 

「季節の中で」まるで松山千春の歌のようだが

「原題はThree Seasons」(ベトナム語では【Ba Mua:ベトナム語は3つの季節】 である。

(映画の日本語訳は,はなはだ「ダメ」な邦題が多い気がする」この映画もスリーシーズンズで充分かと思うが?)

実はこれ「アメリカ映画」である。監督や主演、などなど諸情報は他にゆずる。

自分の感じたことのみ記す。

*一言で言えば「あまり有名ではないが、好きな映画である」理由は「初めて見たベトナム映画であり、ベトナムとは

こんなところだ!と理解した映画だったから。個人的見解である)

(ベトナム語に慣れるためにネットで購入し、日本にいる準備期間にずっと流していた映画でもある)

*蓮の花(ベトナムの国花)が一番きれいに見れる映画である。そこに使われている音楽もベストマッチングだと思う

*主人公(蓮売り娘)が歌う「歌」は実はベトナム人であればみんな知ってる「日本で言えば、童謡であろうか」

*ストーリーはサイゴンと(現在のホーチミン)その近郊で繰り広げられる「3人の人生模様」(Three seasons)を描いた作品だ

*蓮の花売り娘、娼婦、ベトナム戦争時、ベトナム人と恋に落ち生まれた娘を探すアメリカ兵、この3名である。

*派手な展開は無く淡々と過ぎる地味な映画である。見終わった後には、何とも言えない「ベトナム感」に浸れる

秀作だと思う。是非見てほしい。(日本語字幕がないものなら、YOU TUBEに何年か前は公開されていた)

 この映画ポスターにあるように「ベトナムの5月に咲くホアフン」が美しい。このポスターは日本の私の部屋に貼ってある。

(女性の雰囲気がいまいちと私個人は感じているが?)

この花は日本で言えば「桜」に相当する。ベトナムの「卒業、入学」シーズンに咲く花だ。日本名は火燃樹、まるで火が燃えているような真っ赤な花が咲くのである。

*シクロ乗りの男優は何年か前にすでに亡くなってしまった。蓮売りの女性は今でも時々ベトナムテレビや映画で見かける。

ずいぶん年を取ったが。

既にみた回数は10回を超えるかもしれない。アメリカ映画だが、少し前のベトナムの雰囲気を知るには良い映画だと思う。

これが私のベトナムルーツなのかもしれない。

 

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