ベトナムハノイの社内「ベトナム文庫」
前のブログ記事で書いたが11年前、IT企業の退職を決めて
ベトナムに行こうと決めてから、それまで何となくわかってた気になってた
ベトナムだが、実は「何も知らない事がわかった」生活や文化、歴史から
地政学的な問題まで全くと言っていいほど何も知らなかったのである。
そこで、BOOK OFFで「ベトナム」と検索すると数多くの書籍がヒットする。
新品を買うほどの余裕もなく「中古書籍」を中心に手当たり次第に購入し
ベトナムへ行き来の飛行機の中や移動中の電車の中で、とにかく読み漁った
おかげで通り一辺倒の知識は「社員よりも物知りになった」しかし、そんなことで
通用するほどベトナムは甘くはなかった。あくまでも基礎知識として、しかし
ベトナムに溶け込むためには必要なことであったと思う。
今それらの書籍は「弊社の会議室に【ベトナム文庫】として保管されている」
希望者はいつでも無償で貸し出している。収集速度はだいぶ落ちたが今でも少しずつ
増えている。日本で発売されたベトナム関連書籍では相当数揃っていると思う。
エッセイ、ベトナムを舞台とした小説、歴史書、ガイドブック、料理、それから
貴重なのは「ベトナム人作家の書籍で日本語訳された本もそろっている」しかし
まだまだ日本では「ベトナム人作家の翻訳本は少ない」
最近映画化されているベトナム人人気作家のNguyen Nhat Anh などはもっと翻訳されれば
日本でも人気が出るのではないだろうか?いかにもベトナムらしい描写が好感が持てる
(日本語訳は、「つぶらな瞳」ぐらいだろうか?)
そこで仕事をすると決めた時のあの愚直さはもうすでに無いが、寝食を忘れてベトナムを知ろうと
読み漁ってた頃が懐かしい。