ベトナムハノイの「袖触れ合うも他生の縁」
だいぶ前だが、ベトナムハノイのノイバイ空港に「お客様」をピックアップ
に行った時のこと。(この日は飛行機が大幅に遅れ午後早い時間に行くはずが,夜の到着になってしまった。
少し早めに到着し、出口で待っていると。「いかにもバックパッカー」といういでたちの若い女性が
近づいてきた。「あのー日本人の方ですか?」「実はあそこのATMでお金をおろそうとしたんですが
できなくて、市内(ここから30kmくらいある)に行けないんですが?お金を貸してもらえませんか?」との事
成り行きを聞くと「このATMの話も嘘じゃなさそうだし」貸してあげる(実際はあげるようなもの)ことにした。
大学生で女性1人で世界を回っているらしい。ベトナムは初めてで、夜遅くにおそらくタイからの入国だろう。
色々聞いたら、「おいおい、この時間じゃもう、公共交通機関じゃぎりぎりの時間、そして未だ夕飯も食べてない
泊まるところは”ドミトリー”を予約してあるが、そのお金も前払い。ということで、明日までの「旅費と、ドミトリーの宿泊費
そして食事できる程度のお金を渡しました」それでは気おつけて、ということで別れ際「あのーお金を返すのに、LINEアドレスを
教えてください」ということなので交換した。それで別れてからはもう全然忘れていたのだが?
どのくらいたったのだろう? 突然のLINE。読んでても思い出さず?間違いかな?と思い読み進むにつて
やっと思い出した。「あの日の困っていた大学生」からのラインだった。
大学の卒業年度になり、企業面接を受けているが「たくさんの疑問や不安があると」そして「自分はラッキーな出会いがあるとも?」
素直に現実を見つめてるようでした。色々聞かれ「自分の思ったことを返し、なんとなく人生相談のように
なっている」ベトナムハノイに住んでいると、このような経験も時々する。
ベトナムハノイを嫌いにならないでほしいと「困ってる人にできることをやっただけだが?」
不思議なものである。
日本の言葉で言えば「袖触れ合うも他生の縁」ということだろうか?
個人的な見解だが、「日本の若者は外にもっと出るべきである。内側から見る日本と外から見る日本は大きく違う
それを体感してほしい。旅行でも何でもいい。一度外から日本を見ることをお勧めする」(日本の良いところ
ダメなところが日本に居てはわからない事が、少しかもしれないが見えてくると思う)