自分はすでに、前回ベトナム入国してから1年と4か月が経過した。
会社設立当初は3-4年日本に帰らない事は当たり前になってはいたが、ベトナムから
日本の会社をサポートするようになった時には「ほぼ毎月日本に1週間から10日は出張していた」
それがコロナ禍になり、全く日本には「いけなくなってしまった」
そろそろ「日本でもコロナが終息」し、今年の年末年始には「日本に行ってのんびりしようか?」
と思っていた矢先、「オミクロン株」という新顔が登場し、それもかなわない状況になっている。
別事業で行っている「建築系のパートナー社長とオブザーバー社長からは、できるだけ早く行き来したいと
打診を受けている」事も鑑み、「もし今日本に行こうとすると、どうなるか?」を簡単にシミュレーション
してみた。(日本人の場合であり、現在「実習生」なども含めた日本渡航のビザの申請自体をベトナムの日本大使館が
STOPしているのでベトナム人の日本渡航は不可能である。)
① ベトナムから日本へ
*つい先ごろ「国土交通省の勇み足?」で新規の「日本訪問航空券の販売禁止」が取りざたされたが、一転「それを取り消し」
つまり、現状「日本行きの航空券は買える?」(JAL ANA,ベトナム航空も一応日本行きの航空券は曜日限定で販売している。)
*入国後個人の状況(ワクチン接種状況)により、つい最近は入国後4日間の指定場所待機の後はフリーだったが、その措置は
オミクロン株で12月31日まで「中止」になってしまった。つまり日本帰国後14日間の行動制限は行われる。もちろん公共交通機関も
使用不可だ。つまり「以前と同じような行動制限を受けなければならない」
*これでは成田、羽田についても「自力では群馬の自宅に帰れない」年末で忙しい家族に迎えを頼むのも心苦しい。
加えて、おそらく4-7日の指定場所隔離、PCR検査、その後も自宅で都合14日間の待機が必要では、年末年始の休みは終わってしまう。
さっき入った情報では11月24日に帰った弊社のユーザが本日成田から移動だという。(おいおい14日間???おそらく公共交通機関利用のため
14日間成田で過ごしたのであろう?)とほほなことである。(自分はすでに14日間の隔離はベトナムで経験しているが?もう二度としたくない
経験である)
②日本からベトナムへ
*実はこれが一番厄介である。
*まずは「飛行機が飛んでいない」JAL,ANA、ベトナム航空ともに「特別便」の利用しかないのである。
(渡航希望者が10名以上で検討してくれるというもの、しかし運賃が非常に高額:片道で10万円以上である)
ベトナム入国手続きが煩雑(各種書類、手続き、到底個人ではできない。業者に委託するか、私のように社員が代行して
現地で行う以外ない。)場合によってはこの手続きだけで1-2か月を要してしまう。
*運よく飛行機に乗れても、結局は「ベトナムではワクチン接種が済んでても7日間は強制隔離」である。
その後も都合14日間は自主隔離である。
★結果は、このプロセスだけで「都合2-3か月の期間と多額の資金がかかる」のが現実である。
年末年始「ちょっと帰ろう」などとは「到底かなわない現実が現状なのである」
昨日(12月7日)もベトナムでは「新規感染者:14000人強」である。加えて終息ぎみの日本だが
オミクロンの発生で「日本政府も今までの名誉挽回を焦り、鎖国を実施しそうな勢いだ」
困ったものである。
★結局、ベトナム、日本の間では、未だに先が見えない。ベトナムは6月に観光客も含め規制解除、航空機の通常運行
を目標に掲げているが、「国内の状況を見ればそれが不可能なことが現実的である」
ベトナム政府は今までは「すぎるほどの制限を行ってきたが」現在は
ハノイでは、ロックダウン時の毎日2-3名の感染者ではなく昨日600人近くの感染者が出ているが、特別な制限は行っていない。
ワクチン接種率の増加による制限解除なのかはわからないが?
ホーチミン周辺で爆発的な感染と「医療崩壊」があったことを考えると
現在のハノイにもあの状況が「ひたひたと迫っている感じがする」確かにここのところ「ワクチン接種普及率の高い
首都ハノイで感染者は増加しているのである」そしてワクチン接種による「重症化が抑えられてるのか?と言えば」
死者数も223名、ちっとも減っていない。むしろ増えているのである。
これらの状況から、
*しばらくは日越間の行き来は不可能
*会社でも「一層の基本事項徹底」と状況に沿った「在宅業務」や「出勤制限」を取らざるを得ない。
(本日全員を集めて伝達した)
*個人的にも在住アパートですでに4名近くのF0患者が出ている。いつどこで
感染しても不思議はない状況なのだ。
現実的には「いかにこの病気と共存できるか?重症化しない方策を講じれるか?」だろう。
つまり、また今年の年末年始は「ベトナムで過ごすことが決定した」と言うことだ。
とほほな状態である。