1$が145円??? ひどい話だ。
政府や日銀は「これを容認」しているように見える。
確かに「潤っているメーカは日本には多いのかもしれない」
しかし弊社のような「日本企業のために日本で契約し、実務を海外技術者を使って運営する会社」
にとっては「この円安は死活問題」を通り越し「すでに会社は瀕死の状態に陥っている」
さすがにこの急激な「円安は予想できなかった」・・・「仕事量は大幅に減っていない」なのに
「業務拠点のベトナムに日本から送金すると30-40%の為替差損」が生じるのだ。
($、¥、ベトナムドン の関係が複雑に絡み円だけが一人まけなのだ)
「原価低減、経費削減など」で吸収できる限界を「遙かに超えている」
・・・よくよく考えたが「解決策は3つしか見つからなかった」
①経費削減
②作業単価の値上げ
③仕事を増やす これしかないのだ!
①+②+③でこの40%の差損をカバーするしかないのだ
①・・・もちろん限界まで絞った、事務所面積を1/3にしたり、搾れるところは全て絞ったつもりである。
②・・・交渉中(弊社は10年大幅な値上げはしていなかったことも有り、80%の会社が承諾してくれた)
③・・・毎日毎日「できる限りの営業」をあらゆる手で行った。
今回③のために「急遽日本出張することになった」目的企業はそんなに大きなユーザではないが、そんなことは
言っていられない。「まずは確実なユーザを増やし少しでも売り上げを増やさなければならない」
日本行きの経費も惜しいが「これこそ必要経費」だ、LCCにちかい格安の航空会社(バンブーエアー)
で「最低経費で出張にいく」。 「コロナ禍」「円安」「自動車のEV化に依る仕事の減少」
それによる「自動車産業界の淘汰再編」と言う「3重苦、4重苦」に弊社は直面している。
生き残るには「あらゆる手を尽くして1$≒150円」でも運営できる「体質の会社を作る以外ないのだ」
はたしてうまくいくかどうかはわからない??? 頑張るしかないのである。
このように「円安の影響をもろに受けている企業」がベトナムハノイでもがいていることを
日本政府も思い出してほしい。・・・・