夢風庵の日々

夢風庵としてのものづくり活動は諸事情から終了しました。
日々の事々をちょこっと書いていきたいと思います。

京のえぇもん おすそわけ 第三回

2017-10-15 15:30:00 | おでかけ
ワコールスタディホールで開催の講座「京のええもん おすそわけ」ラストの第三回目。
一回目は行きそびれましたが、前回の佐々木酒造さんに続き受講しました。
講師は創業二百五十年!!を超える『植治』次期十二代の小川勝章さん。



数年前に「和菓子の会」でお話を伺ってファンになりました(^^)
今回は残念ながらご欠席でしたがコーディネーターは千本銘木商会の中川典子さん。
そして今回進行役の裏具の大野好之さん。
お二人の対談形式で、「一瞬の桜、一生のもみじ」を切り口に、いろいろな方面からお庭の話を聞くことができました。

どこのお茶室か聞き漏らしたのですが(超有名でもわからない ^^;)庭の飛石の話で、画像で見せていただいたお茶室の腰掛待合へ導く石では正客しか踏めない石が・・・
私の無知さだと、ほいほい知らずに後について歩いてしまいそう・・・お正客さんが腰掛けてはる前を「前、失礼しま~す」とか(^^;
正客、次客、三客、末客、それぞれが歩くべき所を指示している、単に位置的な美しさだけでなく、機能・配慮があってこそ美しいというのがよく分かりました。

内容盛りだくさんで、飛石の話一つとっても、知らずに見ていた時と聞いてから見るのとでは、平行線による安定感など見方が変わってきます。
(飛石マニアにはならないと思うけど・・・^^;)

竜安寺の庭や東福寺の小市松模様の苔の庭のお話や冬の庭の話。
楽しくわかりやすくお話ししてくださいました。
先人の語り掛けを庭から受け止める。
時間・物語を作る庭。
その庭の零歳から五十歳百歳へと、その歳にとどめるのではなく、その歳なりの美しさを作るという、人も同じやなぁと・・・

お話のあとは千本玉壽軒さんのお菓子もいただけます。



懐紙代わりの、講座名と各回の講師の方のお名前と素敵なイメージイラストの入った台紙は裏具さん。



今回のきんとんは「一瞬の桜、一生のもみじ」から・・・
太めにうらごしした美しい緑と桜色。
この緑は紅葉の前の緑、出すのが難しい濃茶の挽き茶色に仕上げていただいたそうです。
中は土(地面)を表す粒あん。



この二つの世界は季節の変わり目でもあり、植治十一代目と十二代目、それぞれの個性の世界でもあるそうです。

お二人がそれぞれのテーブルでお話の後、大野さんが用意してくれてはった会場内の飛石を歩いておみやげをいただきました。









渋いイラストのカレンダーです。
中に入っていたくじに当たって「月刊京都」いただきました。



川添さんの「京で家呑み~旬のおつまみ~」が載ってるよ。






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