京都・和菓子の会に初めて参加させていただきました。
北野白梅町からバスで妙心寺北門前に。
北門から入り細い道をとろとろ歩くと、本日の会場になる妙心寺塔頭、大雄院(だいおういん)。
お菓子は松寿軒さん。この日のための特別なお菓子をいただくことができました。
お茶は小山園さん。これまたこの日のために挽いてご用意してくださったものだとか。
八坂宗佳社中の方々がお茶をたててくださいます。
といっても堅苦しい席ではなく、和菓子を楽しむ会ですので、足をくずしてもオーケー、お友達とお菓子半分こオーケーという、お茶の作法などすっかり忘れきっている私でも気楽に参加することができました。
もっともまだ畳で足を折って座れないので(なぜか胡坐は痛みもなくオーケーなんです)、数席用意して下さってる椅子席をお願いしました。
で本日の主役はこの3種の和菓子です
それぞれ名がついていたのですが、ごめんなさい忘れました。
食べ物を目の前にすると、記憶が吹っ飛びます。
私がいただいたのは四角い「一聲 いっせい」という名のお菓子です。
デザインでこれって選んでしまいました。
細いミカン色の線はホトトギスの鳴き声をあらわしているとのことです。
ん?置き方反対??
上が軽羹、下は羊羹ではなく葛です。
蒸し時間の違う2種を見事に重ね合わせた苦労作だそうです。
下の葛の緑の部分が、羊羹と違い弾力があって絶妙な歯ごたえです。
甘みも上品で後に残らない。。。
丸い二つはそれぞれアジサイと緑(庭の苔だったでしょうか)をあらわしたもの、透明感のある方は蚕の繭をあらわしたもの・・だったと思います。
本当は3つともいただきたかったです。
蚕というのは、前住職が蚕の研究で、繭玉ではなく平面に糸を張り、蚕の糸で紙を作られた方だそうです。絹100%の紙。
見せていただきましたがきれいでした。
大雄院さんは普段は非公開らしく、貴重な襖絵を拝見することもできました。
昨夜からの雨で、庭の苔も美しく心地よい空間を楽しむことができました。
お菓子の写真しかとっていないのに気付き、門を入ってすぐの、立派な赤松も撮らせていただきました。