南のまち、と森の端

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楽しめたオペラ「赤毛のアン」

2018-08-26 16:52:32 | 芸術文化

宮崎県オペラ協会が主催したオペラ「赤毛のアン」(全2幕)が、8月25日昼、夜、26日昼間の3公演、メディキット県民文化センターで開かれました。
言うまでもなくこのオペラはL.M.モンゴメリ著「赤毛のアン」が原作。宮崎県オペラ協会が45周年記念として世界中で親しまれているの作品のオペラ化を計画。関係者と交渉を重ねて世界初演のステージとなりました。足を運んだのは25日でしたが、文字通りの世界初演のステージに出合えてラッキーでした。
総監督・地村俊政さん、上演実行委員長・見山靖代さん、台本、演出・倉迫康史さん、作曲、音楽監督・佐橋俊彦さん、土田浩さん指揮のオーケストラ・アンサンブル宮崎、多彩なキャスト陣、シンプルながらしゃれた感じの舞台装置など総掛かりの意気込みを伝えるステージでした。また、公演に先立ちカナダから訪れた原作者モンゴメリの孫、ケイト・マクドナルド・バトラーさんと、「赤毛のアン」翻訳者の松本侑子さんによるあいさつもありました。
孤児だったアンの、子ども、少女時代の物語。アリア、二重奏など聴かせどころを押さえた音楽もすばらしく、キャスト陣もいきいきと歌い、演じていました。3公演ともアン役がそれぞれに違うのもおもしろい。親しみやすくスケールの大きさも感じさせるこの作品、今回3回の公演でしたが、これで終わるのももったいない。再演や宮崎以外での公演も視野に入れてほしいものだと思いました。

オペラ「赤毛のアン」のチラシ

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