霧島の麓の湧水町では霜柱がバリバリと張るようになりました。朝、そんな畑に出てみると、もう菜の花が咲き始めていました。
「冬華」という種類の菜花で、9月初旬に播種したものです。この菜花も昨年はせっかく生長しかかったのに虫に食べられ全滅。今年はある程度の大きさになるまで防虫網をかぶせ、順調に生長しました。
間引き菜の一部は花を主に観賞しようと花壇に植えましたが、こちらも定着、すくすく育っています。
周囲に緑のほかは色彩がないため、まだ少量の花ながら鮮やかな黄色は何か温かさをふりまいているようです。真冬の季節に菜の花、やはり不思議な新鮮な気分になってきます。
まだつぼみのものも含めて5、6株から先の方のみ1本ずつ収穫し、早速鍋もの味噌汁に入れて食べました。明るい春の味がしました。
近ごろ、野菜にもたくましい生命力があり、それらを無駄にせずに大事に感謝していただく、ということを意識しながら食べるようになっています。食事療法をするようになってからそのありがたさが分かるようになったのかもしれません。ただ安いからとスーパーで買い物をしていたころを思えば、ちょっとは進歩したといえるのではないかと思っています。
黄色いきれいな花が咲いた菜花