歩いていると、雨。
少しの雨なら傘など差さずともよいか。というか傘を持っていないで出かけてしまったのだ。
雨の中、傘を差さずに出かけてしまってもよい。そういうことがあっていい。
・・・・・・・・・だめだった。
雨に気付いた最初の一瞬からほんの数分で、
無視できない雨量になる。
濡れるのを我慢して歩こうというのにはもう限界。
①傘を買う ②どこかのお店で雨宿り避難 ③軒先・屋根で雨が止むのをただ待つ。
でもこの辺、繁華街からちょっと離れているんだよなーどっちかというと官庁街みたいな感じ?
っていうところに丁度カフェ。
なんか個性ある感じ。決めたもう2番だここだ。
Cusco Cafe (クスコ カフェ)
住所:〒730-0013
広島市中区八丁堀5-23 小川ビル1F
問合せ:050-5834-5072(HOTPEPPER)
電話:082-502-7366
営業時間11:00~24:00 (金・土)11:00~1:00
http://barco.ftw.jp/u4737.html
店内。なんだかラテンっぽい曲が流れる。
!外人さんっぽいひとが登場して何か言われる?
え?
「タバコは吸いますか?」
ああタバコ。
「吸わないです」
「ではこちらへどうぞ」
店内はなかなかの雰囲気。噴水みたいななにかもあって、内装は独特。
クスコってどこだっけ?ペルー?アンデス山脈?
なんとなく南米のようだとあたりをつける。
ランチは・・・いっぱいある。
パスタ数種にサンドイッチ数種。タコスとかタコライスとか南米っぽいものパエリアとかラザニアとか地中海っぽいものがある。
インカ帝国は、スペイン人を神の使いか予言に出た人かなんかだって気を許していたら征服されちゃったんだっけ・・・・・・・?
なんか間違っているかもしれないうろ覚え知識。
だからスペイン文化もあるのかな。
さて、10数種あるけれどお値段はサンドイッチ系600円それ以外800円均一。
あ、ドリンクバー付きだ。
さらに+200円でケーキが付けられると。
(く・・・コーヒー飲み放題だったら甘いものがほしくなってしまう。考えたな)
しかし自省。自制のほうだった。
まだ耐えられる。
「すいませーん『本日の肉ランチ』を」
「ライスでイイですか?」「はい」
よし。注文終了。
(さっきの店員さん、ちょっと訛っていた?色黒の日本人かと思っていたけれどペルー系の方かそのハーフダブルクォーターとかかも)
とか思いながら本を開く。
さっき図書館で借りてきた一冊だ。
カバンに入れていたので無事だ、濡らさずに済んだ。
ほっ。
雨が強くなっている。
うげらぽん。
どうしようもないな。②からの①傘を買うしないといけないかな。
と、窓に意識を割いていたせいか。2pもいかないうちに。
サラダとスープです、と。
はやい。
サラダにはちょっとイモスライスが入っていた。ドレッシングは甘め。
おお、ペルーとかインカってイモ文化だったような。
「インカのめざめ」ってイモが確かあったはずタマネギだったかも。
インカの人たちは知っているのかそのことを。
もしもペルーの人たちがコメに「トクガワのねむり」とか作ってたら日本人が驚いてつっこむようなものかもしれない。『江戸か!』
サラダは食べやすい。
スープはややぬるい。もうちょっと熱いほうが良かった。
タマネギ入ったコンソメ系のスープ。
ドリンクバー、特に説明はなかったけどたぶんこっちだよなってカウンターのほうに行ったらあった。
アイス系はジュースとコーヒー・ティー。ホット系もコーヒー紅茶。
(ソフトドリンクメニューの中にはインカコーラっていう変わったものがあったから、ひょっとしたらドリンクバーで飲めるワンちゃんあるかと期待したが
さすがにそう上手くは事は運ばなかったか)
『孤独のグルメ』2巻で確か出てきていたのですインカコーラ、だから興味あったのですが。
オレンジジュースを飲む。
そして読む(ジュースじゃなくて本の方)。
しばし。
登場。
今日の肉料理は「チキンのオーブングリル」。
なんか南米っていうイメージで勝手にワイルドなのを想像していたが西洋レストランで来るものと同じような小奇麗さ。
うかつにもムシマルは思ってしまう
(ブロガーとしては、ブログ写真としてはいかにも南米っぽいタコスタコライスの方がよかったか?)
実はムシマル、タコス未経験。いや1回くらいはあるか?それぐらい。
だから手を出しづらかったというか、風邪気味ムシマルには「肉」っていうシンプルな言葉がエネルギーの代名詞に思えて。
いまなら額に肉ってなってもよい。本望だ。
閑話休題。
ふむ、お皿がでかいからちょっと小さく見えるのかも。
お肉が8切れくらいと、小皿にパスタと・・・キムチ?に似た色のものが添えられている。
キムチっぽい物パク。
ん?味もちょっと似ている。辛さはそんなにないか、酢漬け、甘酢みたいなやつ。
パスタはちっさいけど、ちゃんとパスタしてました。
スパゲッティサラダみたいなやつとは一線を画す。
お肉。
あ、おいしい。
香辛料,何が入っているかは全く分かりませんが入っていることだけは確か。
これは何を盗まれたかはわからないけれど確実に誰かが忍び込んだことが分かることに似ている、かもしれない。
空き巣に入られた経験皆無のムシマルが言うから間違いない。
ああああー、外の雨は、大雨って評しても過言じゃない感じになってしまっている。
この雨がすぐに止むとは思えなくなったなってきたな。
この雨にすべてを諦めてしまう自分が見えるような気がしたし、わかるような気がした。
もちろん、ナンセンスだ。
と。prrrrr。知らない番号?082だから広島?
「はい」「こちらは中央図書館の××と申しますが、〇〇様のお電話ですか?」
「は、はい」「実は貸出機のテーブルに図書館カードをお忘れでした」
ああああー!借りるのに使ったまましまい忘れ!?あーあ。
「いかがいたしましょうか」
雨がやんでいけたら今日行くと答える。
答えながら(これ行けないやつっぽいな)と。
「次回ご利用の際でも大丈夫です」とやさしさ。
うう、よかった。
食べる。
うん、チキンの皮のパリッとした感じおいしかった。
でも、ちょっとだけ量が物足りないかな(言い訳1)。
雨もまだやみそうもないし(言い訳2)。
このまま何も注文せずにコーヒーだけでやむまで居座るの悪いし(言い訳3)。
「・・・・・・・・・すいません、追加で+200円のケーキをお願いできますか?」
「はい、どうぞこちらに」
ショーケースから選べる方式!
チョイス、チョイス、チョイスだね。
ケーキは4から5種類ほどであったと思います。
南米っぽいケーキ、南米っぽいケーキ。
そんなのはなかった。
あっても南米知識のないムシマルにはそれはわからなかった。
認識できないものは存在しない。
ショーケース前でこれ!って頼んで。
少し待つ。何をしているんだガラッと開けてドサッととって、ちょいって置けばいいではないか。
そう、思いながら紅茶を飲んでいた。
ティータイム。時間はある。
そしてムシマルがコーヒーに手を出したり手を染めたり足を洗ったりどっぶり漬かっていたころ、
それは到着する。
ムシマルのショコラズコット。ズコットを頼むことが食べることが希少であるからして興味からの注文。
(そうか、これをしていてくれていたのか)
チョコアート、まではいかないけれどケーキにチョコペンみたいなやつでしゃさやしゃしゃーって線を引いている。
どーれ、ずこっといきますか。
ぱくり。
・・・・・・・・・・・・あまったるんたるんin広島!
チョコにハチミツのような甘さが加えられている気がする!
上等の料理にハチミツをふりかけたがごとき甘み。
それでいて下品に堕していない。
甘いって、いいなあ!
けっこうな背の高さ。
+200円って、ひょっとしてハーフサイズというかおまけのごとき品になるかもしれない、なんてことを思ったムシマルは迂闊だった。
(雨でよかった)
この店には入れた。長雨だからとデザートを注文した。
雨の時のメリットはいろんな証拠や活動音を消してくれることばかりではない。
知らないペルーとの橋渡しも可能であるのだ。
じゃあ、ムシマルも敬愛する『孤独のグルメ』に乗っ取っていっちゃうか。
「だんぜん新ペルー派だ」
2杯目のコーヒーに動き出すムシマル。
この動きは、この甘さが導いたのだ。ショコラの良い香りが身体からはみ出るのを防ぐために、コーヒーで閉じ込めるのだ。
コーヒー一杯追加しても、まだ足りないくらい。
お店のチラシを見ると、「クスコのケーキはすべて手作りです」とある。
ほほう、手で!
封鎖完了。
甘さはすべて人体内部に閉じ込めました。
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