高知県民は総じて孤独である。
孤独でない高知県民もたくさんいるが。
そういう人もそうでない人も、みんなで呑むといいよねというようなそんなことで、お酒呑みに。
最初は高知県民オンリーであったけれど、だんだんとマンネリ防止の意味合いもあり他県民をも巻き込んでみる。
第1回は広島HOP’S。
そして栄えある第2回はここ銀山町のカジーノ。
カジーノに行く途中の私は、携帯をどこかに落とした私であった。
ああ、もう、どうしようもない。
歩く。
平和大通り前。
こいつはきれいだ。
?
馬主を撤去するの?
っと一瞬疑問に思うムシマル。
答え、「駐輪禁止の駐だけ馬主に見えてしまった」 でしたー。
なーんだ、撤去される馬主と合わせて馬も存在しなかったんだね、よかった。
18時50分少し前、到着するムシマル。
銀山町。しるばーまうんてんたうんにムシマルは来る。
2階に上がる。
すでに3名が着席されており、あとはムシマル、それにKくんにSさん。
イニシャルトークでいうと、UさんにTさんに、ムシマルがよく話題の俎上に挙げている後輩Kさん。
少ししてKくんが来る。
でもなんかKくんとか書くと『こころ』のK先生みたいな気がしてきますよね。しないかもですが。
「迷いました!」
2Fなのがわかりづらかったみたいです。
あと1Fに似た店舗があったために惑わせられてしまったみたい。
お一人は遅れるということで、まずは5人、ビール等を注文して乾杯する。
どきどき。ここはムシマルがセレクトしてしまったお店。
ドキドキしているのは、美味しいのはいいけれどもお値段もしっかりした価格ということなのである。
お値段高くて不興を買うとか、食べなれない異国料理にピンとこないとかそういうことになってしまわないかという気負いがあってしまうのである。
「料理メニューが謎のカタカナばっかりでよくわからないよ」
「ムシマル君、いくつかおすすめを選んでくれたら」
一人だけこのお店に来たことあるというここの選者であるという意気を満たせ。
ようし一発武者働きせねば。
ここはおムシにお任せあれ。
「加工肉の盛り合わせを」「どれくらいにいたしますか?3人分くらいで?」「じゃ、じゃあそれを」
「
3人分でこれか。キングだ。
見たことないでかさの木の板に載って出てきている。さぞや名のある木板であろうや。
味は、以前にも書いた通り。
酒との相性は酒と涙と男と女くらいある。
「うす。切ります」と後輩Kくんが切ってくださる。
なかなか白い。
脂の白さと身の赤さ。
肉の紅白歌合戦やー。
今日の彦摩呂終わり。
そしてこれ。
これは・・・?
ヨーグルト?ではなかった。
チーズのような。
これは・・・?ハチミツ?ではなかった。オリーブオイルであった。
むう。なにもわからん。
写真が分かりにくいか。
こんな感じ。
まにゅっといただく。
あ!なんだこれ。
オリーブオイルでゆったりと濃厚。でもさっぱりとしている不思議な感じ。
味というべき味は、何かどこか言い表すことができなくて。
口直しに良い、肉の後味が消えていく、みたいなことを考えている。
ああ、お野菜が来ました。サラダです。ムール貝とサラダです。
どこかミニマム。
あとポレンタが入っています。
ポレンタとはトウモロコシを生地にしたウェハースみたいななんか固体です。説明下手か。
このちっこいスイカは、スイカ?
カリ!小気味いい音が鳴る、嚙むと。
キュウリ系の味がする。
水分と気取った緑の香り。
なかなかジオラマティックな感覚というか、スイカそっくりでこんなにちっこいとは。
あ、ムシマルが注文した鶏肉とジャガイモのオーブンが来ました。
ああ、でも取り分けが大変かも。
Kくんに負担を強いらせてしまう。
肉を食む。
お肉自体は結構淡白なのに、ニンニクやらで風味づけられてオーブンで照らし出されるように焼きあがって。
たぶんアスリートであればあるほど興奮するのではないだろうか。ムシマルはあいにくアスリートではないのだ。
「ジャガイモがおいしいねえ」とT上司。
そうなのだ、お肉の脂的な奴がジャガイモとも絡んでなかなか風味の良いイモ味となっている。
この辺りでザ・ロスト1ことお仕事で遅れていたお一人が到着。Sさんである。
ムシマルはワインを。
ワインおいしいです。
とちょっとそう思えるようになった34歳と11か月と26日。
さらに、「アイスバイン」!
こちらはスタッフさんが「アイスバインはうちのおススメですよ」的なことを言って言われるままにお頼み申した一品。
これもなかなかゴージャス。
そして柔らかい。
「アイスバインなのに、全然アイス部分ないですねえー」みたいな発言をするKくん。
確かに不思議だ。
黄色いのはトウモロコシを固めたスティック的なやつみたい。
圧倒的肉汁の渦に巻き込まれそう。
映りが悪くて申し訳ない、パエージャ。
1Hくらいかかるから一人では頼みづらいのだ、
そして量も多いし。
香辛料の刺激からレモンの香りまで。
芯まで、エスニック。
そしてこちらは、ついに魚も。
こちらは、小さく見えるかもしれない。
定食の切り身サイズだと思われているかもしれない。
はるかな大きさ。七村潤うような。
ずもももももっていうような存在感。
切って立つ。
レア加減はくっきりとある。
なんだか、雰囲気がおさかなとは違ってきた。
ヤマタノオロチみたいな気がしてきた。
ワサビソースをかけて、いただく。
絶無においしい。
やわらかさはすぐ手から離れそうに儚くて。
皮はドラクエの二つ目の村くらいの防具クラスの防御力がありそう。
刃が通らずに、切り分けK君が苦労をされていた。
おいしいなこれ。
キングフィッシャーなサイズではあるが、ひとりでも平らげられるかもしれない。
ひょっとしたら、ではある。
話題は四国ローカルのこと。
香川での「かまどまんじゅう」のCM歌は香川県民みんな歌える(わかる)的なトリビアが。
高知では、芋ケンピの話題が出た。
高知には芋ケンピやさんいくつかあるのだが、水車やさんの芋ケンピCMは一族のお子様たちが出演されているのであるが、
これがすごいDNA優秀さが出ている。
端的に言えばみなさま(6人くらいいたような)すごく似てらっしゃっていてなんとなく面白い。鼻が瓜二つ~六つ。
パン。パンコーンツナ。
トウモロコシの味がふわーーっと出てきて。
独特。
美味しい。オイシイ。おいしい。
デザートを頼む。
デザートは大きく2種。
ケーキかプリンか。
プリン一人の、あとはケーキ。
じゃん。
なんだかシックでゴシック。
へーおいしそうとパクリ。
ケーキはこってりとした甘さのロイヤルロード。
しかし、クリームが、本来ならば誰よりも甘い存在であるはずの生クリームが。
ほろ苦い。
ウィスキーだっけブランデーだっけ、それをクリームに溶け合わせた特製の生クリーム。
だから、クリームを付けると甘みが低減されるという不思議な現象。
しかし、どしどし来る甘みを防波堤のように押しとどめるクリームの泡。
なんだか不思議な甘さ。
不思議なおいしさ。
MPが減っていくようないかないような。
最終的には、クリームを残したり残さなかったりとそんなことがありながらデザートまでおいしくいただく。
ごちそうさまでした。
ひとり7,000円くらい。
(最初の想定5,000円くらいでいけるというやつの予想が外れてしまった。)
というよりも、食べ過ぎてしまった。
しかし後悔はしていない。
もしよろしく思われましたら、下の変なカツオマスクにクリックよろしくお願いします。
クリックいただけるとムシマルが喜びます。
広島ブログも参加しました。