歩いてそんなに遠くない。
職場から20分とかそれくらいの位置にあるからちょっと行ってみた。
なんか明るいというその理由により、店に誘われる。
蛾の原理。
ムシ偏に我と書いて『蛾』、ムシマルにふさわしき比喩である。
(広島には中華酒場みたいなお店、何店かあるよな・・・・・・・・・高知にはない、ないとおもう。
中華料理店とか、深夜までやっているラーメン屋さんとかはあるけれど中華で居酒屋使いというカテゴリはない気がする。)
ラーメン餃子を〆で食べる、あるいはラーメンをいただいたついでにビールも頼む、っていうスタンスである。
花金だからか3卓12席くらい埋まっている。
(なかなかの人気…)
ご夫婦でやっている系なのか、厨房に大将さん給仕に女将さんというスタイル。
ビールを、瓶で。
メニュー表装が面白い。
『剣法基本動作』の手引きが描かれている。赤と黄でカラフル。
この2p冊子メニューと、黒板にある本日のおすすめ、それが料理種類のすべて。
メジャーな餃子や麻婆もあるけれど、そうではないものもある。
ラーメンチャーハン系もあり、そつがない。
見える情報を総合的に判断したら、安心できる店感。
名物らしく、割と筆頭に大きく扱われている「丸ごと唐揚げ」と「大根もち」というやや変化球を注文。
料理はちょい待つ、テレビではBSでカープ野球中継を流している。
大根もちが先に来る。
あ、量が予想以上にある。
一般的な里芋よりちょっと大きいくらいサイズが7個とかそれくらいの量。
小娘ならこれだけで満腹化しそうであるが、あいにくと小娘ではない。
もちゅ。
甘いし、やわらかい。
へーー、大根部分はよくわからないけれどもちもちもちもちしている。
タレは酸味のある中華っぽいポン酢。
オヤツだおやつ。いいオヤツ。
こういうのは、こういう店でしか出会えなさそう。いい出会いに、乾杯。
・・・お酒が進む系にしては優しさが過ぎるけれど。
(優しいに「過ぎる」、なんて言葉があるのか?いや無い!)
適当に今書いている部分です。ほかは一生懸命書きます、がんばります。
唐揚げ。
ごんちゃん名物らしい、ハーブ鶏丸ごと唐揚げ880円。
これがもう、肉の暴力。
骨とか付いて、ワイルド。
狼みたいだ。何が狼かは知らない。
パリッとした皮と、がっしりした肉身。
お腹が、膨れます。
シンプル、バッティングセンターでお金払ったらマシンから飛んでくるボールみたいにまっすぐなストレート。
(味に変化球をつけたい欲望もあるけれど、調味料がないから大根もち用のタレをつけていただく)
腹が膨れて来たぞ。
最後にしめらーだ。
坦々麺を頼んで終わろう。
しばらくして来た坦々麺。
ガッツリした量がある。
一般的なら-めん屋さんのそれよりもゆったりとした椀を使っている、それに比例した麺の量を使っている。
啜る。
ミルキーな香りと、唐突に乳の印象を裏切る辛み。でもきつくはない。
箸が、金属の箸。韓国風なのか中国風なのかは知らないけれど銀色。きれいな銀。
ああ、スープおいしい。
でも麺がなんとなくつるんつるんして上滑る。
なんとなくムシマル好みからはボール球な麺。何が好みでない部分化はなんとなくだ、。
お箸のせいかもしれない。
あと金属が汁熱を受けて箸が熱くて火傷しそうだしなんか摩擦が少ないせいか取りこぼしやすい。
忌まわしき銀の箸。
でも汁は旨い。
2,800円。
全体に、量は多めなのだ。
というかひとり呑みで来るところではあまりないかもしれない。
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