こんにちは日本共産党の渡辺みつるです

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”脱原発”で市民運動も高揚しています!

2012年07月16日 19時05分14秒 | インポート

 友人から「○○町に住む奥さんが亡くなり、家族葬をしたので、時間が取れればお参りを・・・」と連絡があり、午前中に自宅に弔問してきました。82歳になったご主人が、「この3年間、施設でお世話になっていましたが、毎日妻のところに通って自分の出来る限りの努力はした。でも、私たちの年金では利用料負担が大変だから、僅かばかりとは言え、洗濯物は私が行った。・・・」と老老介護の大変さを話してくれました。“無縁社会”という言葉が流行していますが、「東京にいる息子には、家族葬でやるから無理するな!写真は送るから・・・残された子どもたちに面倒はかけられない・・・」と自身の今後のことを心配していました。深刻な問題ですネ。

 さて、午後から“脱原発・持続可能で平和な社会めざして”さようなら原発1000万人アクションin苫小牧集会(アイビー・プラザホール)に参加してきました。会場の定席は一杯とCimg0615_2 なり、前列にイスが追加され300人を超える参加者で一杯でした。(添付写真)

 帰宅後、東京の友人から東京集会(代々木公園)の模様を聞くと「とくかく人・人・人・・・で参加者数が17万人を超えている」との情報に驚きました。“なくせ原発”・“原発ゼロへ”の思いで列島騒然の1日になったのでは・・・。当然、マスコミ報道されると思います。

 実行委員会の呼びかけ人を代表して日本詩人クラブ会員の入谷寿一Cimg0610 さんが、「外で遊びたい。みやちゃんに会えますように」と字を書けるようになった被災地の子どもが書いた七夕の短冊を紹介しながら、開会の挨拶が印象的でした。

 講演では、北海道大学名誉教授の石城謙吉氏が「苫小牧市民にCimg0618 とっての原発問題」と題して、苫小牧地域での環境運動の歴史を紹介しながら、苫東計画や千歳川放水路計画、国際熱核融合実験炉(ITER)など市民運動によって環境破壊をはね返してきた実績にふれながら、「IAEAは原子力開発推進側の機関。国際基準以下だから“安全”とは言えない。実際は10ベクレル以下でも長時間の被爆は危険。だから放射能汚染物質の取り扱いに関する鉄則は“非拡散”です」と震災がれき問題について問題提起されました。

自然エネルギー研究センター長の大友詔雄氏は「自然エネルギーCimg0624 社会実現に向けて」と題して、ドイツの脱原発から自然エネルギー政策への転換を紹介しながら、「日本でも自然エネルギーは量的に十分可能である」と多彩な資料を紹介しながら「原発に依存しなくても可能である」と詳細に説明してくれました。

脱原発・自然エネルギーをすすめる会会長の浦田操さんが「いまCimg0627 こそ原発ゼロ・脱原発、核廃絶を目指して力を合わせましょう」と集会アピールを提案し、参加者全員で確認しました。

最後に、真宗大谷派陽顔寺住職の出雲路英淳さんが、「苫小牧仏教会は15ヶ寺(かじ)で構成されている。・・・新役員会の最初の議題で今日の集会の協賛団体になることを決めた」と紹介。「何故、仏教と原発が関係するのか?福井原発には“もんじゅ”とか“ふげん”とかの名前があるが、これらは仏教用語である。“もんじゅ”は3人寄れば文殊の知恵に例えられている。3人ではなく、この集会に参加されている数百人、そして全国民の運動に広がれば“脱原発”は可能である」と閉会の挨拶をされました。本当に一人一人の言葉の重みを感じる集会でした。参加して大変勉強になりました。