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これで良いのか?図書館も指定管理者導入!

2013年06月29日 20時08分25秒 | インポート

 昨日で6月定例議会は無事終了しましたが、前日の書き込みの予想が当たり、閉会時間は午後10時30分頃でした。自家用車を市役所に置いたまま、友人たちと“ご苦労さん会”のため錦町へ。偶然、議会事務局のメンバーと会ったので、その後は合流しました。遅い時間だけに帰宅すると“外”は明るくビックリ。結局、午前様でした。今朝は、予定があって通常の時間帯に起床したので、睡眠時間は2時間程度しかとれず、朝から“あくび”の連発でした。午前中は、第33回苫小牧生活と健康を守る会の定期大会(添付写真)に来賓とP1010274 して出席。「挨拶を終えても、最後まで残って・・・」と議案報告を聞いていましたが、大変勉強になりました。(途中で“睡魔”に襲われましたが・・・)

 さて、昨日の午後から本会議場で議案審議を続行。私は、「市職員給与の臨時特例に関する条例制定」案と「市立図書館に指定管理者導入を可能とする条例改正」案の2件について登壇して質問を行いました。

 最初は、市職員給与の臨時特例に関する条例制定です。今回の提案は市職労との交渉合意の提案とは言え、その内容に大きな問題点があります。私の周辺の市民から、「公務員は給与が高い(何を比較しているのか?疑問ですが)から引き下げて・・・」と言われますが、今回の臨時特例による職員給与の引き下げは、「国が今年度市に支給すべき地方交付税約3億8千万円”を出さないから、それに見合う人件費を下げなさい」と言うもの。もっと言えば、「国家公務員の給与は7.8%削減したから地方も見習いなさい」を強制したものです。当然、地方6団体(全国の都道府県・市・町村会、関連する議長会)は猛反発した経過があり、6月議会では山形県南陽市議会などでは条例否決と言う事態が起きています。こうした視点に立って私は質問しました。岩倉市長は、「前政権時代からの現政権が引き継いだものあり、(地方自治体)に取っては異例の措置。2度とこのような(国からの押しつけ)事はあってはならない」と答弁しました。納得出来ませんでしたが、事前に組合合意もあり、条例提案には賛成しました。

 次は実質5時間近い質疑を行った市立図書館に指定管理者導入を可能とする条例改正に4番目(議員数の多い順から)に登壇しました。2番目の熊谷克己議員(民主・市民の風)は“反対”を明確に述べていました。私は、図書館法第7条の3(平成20年に改正され追加されたもの)に規定している「図書館運営の点検及び評価」のあり方と指定管理者導入によって非正規・契約職員をつくり出す雇用問題から質問しました。「①“図書館運営の点検及び評価”を何故4年間も放置したのか?何故、第3者に点検・評価をさせなかったのか?」と質問すると、驚くべき答弁が「これは努力義務規定であったこと。第3者に変わって中立の立場である市教育委員が実施したので問題はない」の繰り返しでした。これが法令遵守を基本に仕事している市の答弁かと疑問を持ちました。もっと早くから図書館運営の点検及び評価」を行っていたら市民が求めるサービスは向上していたと思いませんか。出来ないから、指定管理者では説明責任を果たしていません。しかも、指定管理者を導入している釧路市立図書館を視察していますが、導入メリットばかり聞いてきて、そこで働く労働者の雇用実態は把握していませんでした。私の独自調査では、「市から指定管理者を受けた業者からの派遣労働であるため、有資格者(図書司書)であっても契約社員という非正規労働者。指定管理者を導入して苫小牧市に非正規労働者を増やすのか?」と雇用問題から反対の立場で質問しました。

 結果的に、会派としては公明党だけが質問をしないまま、緑風・公明・改革フォーラム・会派市民の賛成(19票)、反対は民主・市民の風(議長を除く)と共産党の反対(9票)で来年4月から指定管理者導入が決定しましたが、業者選定はこれからですのですべて決定した訳ではありません。傍聴していた方から、「私たちの伝えたかったことを言っていただきありがとうございました・・・」とお礼の電話がありました。