子どもとうさぎとねこと音楽のある風景

息子いっちゃん(2006年3月生)と3匹のうさぎと3匹のねこのいる歌と琴が好きな主婦の記録

「2021年版 夏井いつきの365日季語手帳」 投稿 月光、葡萄、柘榴(ざくろ)

2021年09月18日 | みじかうた
「 月光の下祖母見ゆる部活帰途 」高校時代、部活の帰りに遅くなって田んぼの中の暗がりを自転車で帰る。向こうの方に小さな人影が見えてくる。ばあちゃんが迎えにきてくれていた。祖父も祖母もよく迎えに出てくれていた。あたたかな思いが甦る。「 ぷちゅんぷちゅん赤子に露のごとぶどう 」書いたときには、ぶどうのみずみずしさが恵みの水のように見えてそう書いたのですが、 読み返すとなんとなく意味不明ですね(*^_^ . . . 本文を読む
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「2021年版 夏井いつきの365日季語手帳」 投稿 秋茄子 あきなすび

2021年09月14日 | みじかうた
「 六皿が今は二皿秋茄子(あきなすび) 」私の今の家族は三人。三人分でも焼きそばなどはけっこう作るの大変だな〜と思う。実家では両親が共働きだったので、祖母が六人分の食事を作ってくれていた。大変だったろうと時々思い出す。この句は実家の食卓。焼き茄子と言えば、実家でよく食べていた。今は祖母と母の二人か…。娘二人は遠く離れて寂しいだろう。若者のいない高齢者二人の食卓を思って…。 . . . 本文を読む
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「2021年版 夏井いつきの365日季語手帳」 投稿 秋の色

2021年09月13日 | みじかうた
「 植物のささやく宵ぞ秋の色 」秋の色という季語を使おうと考えていて、私にとって秋の色とは、紅葉の色でもないと感じる。独特の空の雰囲気。暮れた後に漂う空気。冬には生き物の気配がなく、音もない。無音。本当に音がないと、静かとは感じない。無機質。何かが息づいているのに、潜んでいるのに、静まっているのが私には静かな感じがする。虫の声がしている秋は、何の声もしない冬より静か。枯れていない、生きている植物が . . . 本文を読む
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「えりなの青い空」読後感想

2021年09月12日 | 本の紹介
あさのさつこさんの作品は、時々、鼓動が激しくなるほど、ドキッとすることがある。それも含めて好き。でも、この物語は穏やかに流れている。のんびりと空を見上げて寝ころぶえりな。大人びた鈴原さんの言葉には少しドキッとするけど、どちらも子どもならではだと感じる。すてきな時間をもてるえりなの世界を子どもたちに共有してもらいたいな。 こみねゆらさんの絵も大好き。どちらのよさも生かされた作品。(あさ . . . 本文を読む
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箏曲独奏「うさぎ」と俳句

2021年09月06日 | みじかうた
「 その生も死もかき抱き弾く『うさぎ』 」藤井凡大・作曲の「日本の小箱」という筝合奏曲を中学生のころから演奏会ごとに弾いていた。ソロパートがすてきで憧れて、よく自分でも弾いていた。それ以来、ずっと弾き続けている。ここ数年はお箏よりも歌の方が好きで、自分で曲を作って弾いてきた。本来のお箏は十三弦だが、曲を作ったり、歌の伴奏で弾いたりするには、十七弦の小さいお箏を使っている。お箏は伴奏程度にしか弾いて . . . 本文を読む
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俳句 プレバト テーマ 〈 ソフトクリームの写真〉

2021年09月06日 | みじかうた
「 真夜中にガサガサアイス出す息子 」子どもが小さいころはいっしょにアイスを食べた。今は高校生になり、生活のリズムもぐちゃぐちゃ。夏休みは特に学校もないので、夜中にも起きている。台所近くの部屋で寝ていると、何やら真夜中にガサゴソと物音が…。アイスを出して去ってゆく息子。こんな物音にも、大きくなったんだなと感じる夏の夜。 . . . 本文を読む
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「2021年版 夏井いつきの365日季語手帳」 投稿 桃

2021年09月05日 | みじかうた
「 桃が桃食うごとちさき口いっぱい 」桃と言えば、小さい子どものほっぺも桃みたいです。桃のようなお顔の子がジューシーな桃をほおばるかわいい様子です。誰かの愛嬌ある表情が思い浮かびますか。 . . . 本文を読む
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「2021年版 夏井いつきの365日季語手帳」 投稿 木槿 むくげ

2021年09月04日 | みじかうた
「 ぽとりぽとり君を哀しむ木槿(むくげ)落つ 」むくげと言えば、すぐ落ちるイメージ。子どもにひどいことを言い続けてしまうお父さんの話を聞いて、どうしてなんだろう…と、がっくりしてしまうことがあった。お父さん、なぜなんですか。どうにもならない性というものがあるのでしょうか。私はあなたが哀れです…。「ぽとりぽとり」と「落ちる」という言葉が離れてしまっているのですが、並べ替えると何か気持ちが違うので、こ . . . 本文を読む
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「2021年版 夏井いつきの365日季語手帳」 投稿 秋の朝

2021年09月02日 | みじかうた
「 秋の朝障子に染みた夏の色 」夏井先生の御本は、8月〆切で投稿されたものから選ばれた俳句が冬に出版され、それと同時に次回出版のためのお題が出る。だから、リアルタイムで季節に合う句を作れるのは、冬から夏まで。秋の句は、お題がわからないので、秋に作ることができない。それで、秋の句は想像で作って投稿している。涼しくなった秋には、日焼けしたような障子に暑い夏の思い出が映る。 . . . 本文を読む
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「2021年版 夏井いつきの365日季語手帳」 投稿 朝顔

2021年09月01日 | みじかうた
「 朝顔や淡き思い出息を吐く 」大学生のころ、草花は息が伸びていったものだと感じた。なんとも大雑把な表現だけど、こんな句を書いた。「 草花や伸びゆきし息の形なり 」息は吸うことより吐くことの方が大事だと聞く。吐くときに気持ちよさ、解放感、安心感などがある。夏、夏休みと言えば、ほとんど家庭で過ごす。子どものころの夏休みのあれこれを思い出す。朝顔は息が気持ちよく伸びていったものと映る。いい思い出も、悪 . . . 本文を読む
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