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煩悩:悪意のないもの?それが善とは限らない。


除夜の鐘とともに打ち消されると言われる煩悩と災厄。
当たり前の話かも知れないが、
実際には、そんな簡単なものでもない。

善悪の概念は・・・、いや通念かな?
倫理観や道徳観によって、形成されていると思っていた。
実際は違うかも知れない。
多くの人間は、自身の都合や立場によって、
物事の善し悪しとしていることが少なくない。

「学校には子供を教育する義務があるでしょう。義務教育なんだから・・・」
モンスターペアレントなどの悪質クレーマに関する資料に、
このような事例が記されていた。
このような非常識で一方的な言動を”本気”で言っている人間が
実在することも驚きだが、何が”非常識”なのか?
それを分からない人間がいたのも驚かされた。
「義務教育」は、保護者が子供に教育を受けさせる義務のこと。
さらに自身の非常識を指摘されたことで、
逆上(逆ギレ)して、周囲の人間を巻き込んでいくこともある。
このような言動に便乗する人間までいるのも驚かされてしまう。
何故、非常識な言動や行動にふり回されてしまうのか?
それは「何が正しいことなのか?」分からないからだろう。
「何故、人の物を盗ってはいけないのですか?」
「何故、人を殺してはいけないのですか?」

・・・この問いに答えられなかったときがある。
ある雑誌に、この答えがあった。
単純なものだった。
「自分が死にたくないからだ」
物事を、道理や客観的な言葉だけで考えれば、
”当たり前”のことが出てこないことがある。
自分への戒めとなった。

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