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雑報

(画像は、2年前のもの)
※この“はんぐおーば”では…。
かなりの脚色や誇張を加えて、記事にすることがある。
所謂、“大人の事情”というもので、
事実を記せないこともあるからだけど、ね。

もう10年以上前の春先の話、
当時は、各事業所から送られてきた書類を仕分けして、
必要とあれば、コピーを取って、主要部署への配布も行う業務をしていた。
…とは言っても、これは付帯業務の1つ、
配布する部署など少なく、簡単な作業。
そんなとき、新事業部のサービス部門が発足して、
「親会社からの要請書」「関連会社からの報告書」「社内の回覧」など、
3つの書類を分けていくことになった。
その日も、問題なく仕分けを済ませ、
通常業務を続けていたところ、内線連絡が入る。
第2事業部からだった。
“関連会社からの報告書が、一部多い”とのことだった。
慌てて確認し、調べるが、コピーカウンターは動いてなく。
新たな報告書が届いたという申告もなかった。
所属の上司と同僚にも聞いてみるが、
「はあ、枚数分はあったけどなぁ」と、どうにも判然としなかった。
万が一に備えて、こちらで預かることとなった。
昼前に、判明した。
この1枚は、第2サービス部への新しい配布分。
つまり、最初に仕分けするものだった。
所属の上司に、事実報告をしたところ。
妙な反応があった。
今、考えると、
“今、言われて思い出したけど、完全に忘れていた!”というところだろう。
妙に、よそよそしいとも、白々しい口調と態度で、
「以前に説明したじゃないか、君ィ…」との一点張りになった。
そんな伝達があったのか?
これが事実だとしても(どう考えても、ウソだけど…)、
同僚や部下への連絡が行き届かなかった態度と対応でもなく。
その不誠実さには、かなりの憤りを感じた。
その場で「申し送り簿」と「報告書」を開いてみる。
もちろん書いてあるハズもなく。
上司は、目を合わせようともしない。
他の同僚にも、“おい、そんな伝達を知っていたのか?”と聞いてみる。
これも、誰も聞いている訳がない。
この雰囲気に、とても耐えられくなったのだろうか?
「総務から、連絡を受けて、すぐに、みんなに報告したよ。」
「君は聞いていないのかね?困ったものだねぇ」
“困ったものなのは、アンタだよ!”とは言わず。
しばらく、黙っていることにした。
そのまま、職場の中が、かなり気マズイ雰囲気にはなっていくけど、
素知らぬ顔をしていることにした。
上司が、堪えきれずに、立ち上がったところで…。
「ちょうどミーティングもありますしね」
「他に聞いていない人がいないか確認しときますよ」とだけ言った。
やり過ぎたとは思っていない。
むしろ言い足りないくらいだった。
その数日後、同じようなことが起こった。
単純に、連絡事項の記載手順や報告要領が出来ないのだろうけど、ね。
「この裏切り者! 信頼関係がなければ、人はついて来ない。」
「裏切れば、見限られるぞ!」というのは、
ドラマのセリフだけど、本当のこと。

愚劣であればこそ、虚勢をはらず
謙虚であるべきなのだが…
それから、1~2年ほどで、当時の上司は、定年を迎え、
もう会うこともなくなった。
<2020年7月誤字脱字訂正>

追記:

現在の職場では、定年を過ぎた中途入社の契約社員を雇用するようになった。
会社に骨を埋めるほどの覚悟もなければ、やる気もなく。
愚かで無能だが、根拠もないムダな虚栄心だけは高く。
他の会社では、部長や課長だったなどと言われても、
仕事が出来ないヤツがエラっそうにされても迷惑なだけ。
職場における“裏切り者”に振り回されてしまうのは、
職場の自浄機能がなくなってしまったのか?
それとも、元々、ないのか?
どちらにしても、余計なものに手間を取られてしまう。
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