二日酔いを意味する英語の「はんぐおーば(a hangover)」
まあ“酔っ払い”の言うこと。by.NA-094
はんぐおーば
愚酷醜齢(後編)
仕事に関わる約束事を、得意先や顧客との間で決めるには、
それなりの手間がかかることも少なくない。
例えば…。
“倉庫の一角に在庫商品を置かせてもらうこと”
“業務用の車両を乗りつけるのに駐車場を貸してもらう”…などがある。
他社(他者)の都合で、自社のスペースを取られるのだから、
面白くもないと感じてもおかしくもない。
スペースに余裕もない会社なら、なおのこと。
それを、職場の先輩社員が都合をつけてもらったもの。
身勝手なマネをする者が出てくれば…。
「お前ら、出ていけ!」…となり。
まあオジャンとなってしまう。
昨日までは、門外漢のアマチュアだった中途入社の新人が、
年長者だからといって、先輩社員に対して暴言を吐き、
自分勝手な行動に出れば、”しめし”がつかなくなり。
“場が荒れる”ことになる。
さらに余計なものに意識を割いていれば、ミスも多くなる。
そもそも、年長者であると言うことは権利(特権)ではない。
年令を重ね、その言動や行動が責任を伴うものだから、敬意が払われる。
この敬意に対して、実務能力もないのにカン違いし、
やる気もなければ、こちらも考えを変えなければならなくなってくる。
虚栄は、もっとも警戒すべき感情。
根拠もないプライドばっかり高くても、気持ちは中途半端。
悪い先輩社員ばかりを、見習って…、
「アイツ(先輩社員)がやっているから…」と、
ロクに仕事も覚えもせずにラクをしようする。
“顧客先との取り決めに尽力した人物(先輩社員)と扱いが違うのは、
当然だろう!”…と注意すれば、
「”先輩”ですら守ってもいないのに、何でやんなきゃいけないですか?」と、
逃げの一手。
仕事では、マゴマゴしていながら、
他人を不快にさせるのだから、軋轢が生まれないハズもない。
ここまで注意してもダメとなると。
当然、上司に対応を任せるしかなくなってしまう。
上司も、本社の人事部が採用した人員のことで、軋轢を生みたくないのが本音。
ましてや、この上司の本心には…。
“しばらく、耳をふさいでいれば…”という態度があった。
誰だって「イヤな奴とは関わりたくもない」というところ。
これを職場の先輩社員として見過ごせるハズもなく、
対立することになったもの。
当時、(NAには)別の問題もあり。
事業所を追われることとなる。
(関連する過去の記事「かたり、たかり:逸~誤」)
この人物は、半年後、会社を辞めてしまうもの。
その後も、トラブルとクレームばかりだったとも聞く。
職場の人間関係は、モチベーションに影響する。
現在のサラリーマン社会には、
悪い方向に、クオリティコントロールされている会社も少なくない。
自分の財布が痛まなければ、タダで済むと考え、
他人の物が、自分の物になると思うような人間を採用しながら、
中途半端な社員教育しか行っていなく。
何の問題も無いと思い違いしているところもある。
根拠もない気位ばかりが高くて、気持ちも中途半端。
どんなに頑張っても、他人にはなれないし、自分以上にもなれない。
他人”ひと”の話を受け入れられない人間に言葉を尽くしても、
無意味となってしまうのは努力不足だからではなく。
そういう種類の人間が、相手なのだと、やっと実感することなった。
(2021年3月加筆訂正)
(似たような過去の記事「酷薄」⇒)
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