里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

里山は晩秋の気配

2023-10-21 11:44:05 | 晩秋

 昨日は前線の通過で 酷く吹きました。今朝アパートへ帰ってきましたが、ベランダの 大きな蘭の鉢が吹き倒されたり バケツとか如雨露なんかが飛ばされたりの惨状でした。

 里山の方は 急に秋が深まって、晩秋の気配です。畑の土手際の菊や吾亦紅なんかの辺りは 赤の飯が入り込み 花穂を負けずと挿し伸ばしてきて かえって風情が増した感じになりました。 

 放棄された畑の縁の藪は 蔓草やなんかの葉っぱが 黄色くなってきて なんだか寂しくなってしまいます。

 Kさんの 畑の土手、刈った草が乾いたのを掻き分け 露草がしぶとく 青い目立つ花を咲かせてます。

 その奥の土手の藪では ‘’狐の孫” が花を終わり 種で膨らんだ穂を立ててます。種を一杯撒いて 来年も酷い藪になって 手こずりそうです。

 一番奥の畑の境のお茶の木の生垣、今や生垣以外の役に立っていません、茶の花が盛りです。隠れるように咲いてるんですが 花が多いもんで 目についてしまうんです。秋が行ってしまう 挨拶みたいなもんでしょうか、

 畑は すっかり冬野菜モードです。大根の1回目です。蒔く前に しっかり防虫したんで 葉先は喰われましたが 芯は喰われなかったので ここまで来ました。Kさんでさえ 蒔いた内 かなり食われてしまい畝が空いてしまってます。とにかく今年の害虫、ハスモンヨトウ等の夜盗虫の類、は半端じゃない!

 白菜です。巻き始めました。こっちは 苗を作って植えましたが 1/3は喰われて 植え直しました。先に出た葉っぱは 食われてぼろぼろです。食われるより育ってくれる方が勝ってるようなんで、何とかなりそうです。2回目、3回目と苗を続けて植えてます。そっちは未だ幼いんで 虫の被害は重大です。

 長ネギです。こっちも夜盗の類の虫に遣られっぱなしです。青い葉の先の方を喰い、穴を開けたら そこから葉のチューブの中に入り 食い続けます。食い物の中に住んでるんで 天敵も来ないし、大きく育ちます。

 食われて 穴の開いたのや 半分になってしまった葉を 外から潰すように下たから抓んでいくと 中に住んでる夜盗虫を潰せます。かなりの指応えですよ。

 夏野菜の冬瓜を始末しました。未だ雌花も結構着いてるし 蔓も伸びてるし、で この株には申し訳ないんですが あんまり蔓延って 大きな面積を藪にしてるんで、思い切って抜いて 蔓を剥がしました。残骸は1輪車に山盛り2杯にもなりました。藪の中から 大きい奴だけでも8本ばかり ゴロンと出て来ました。

 冬瓜を剥いだ跡は 取り敢えず2畝作って、片っ方には スナック豌豆とグリーンピースを一袋づつ蒔きました。もう片方は 菜っ葉を蒔きます。

 畝は 相変わらず 真ん中をスコップで溝にして 刈って何日か経って乾いた草を持ってきて踏み込み 肥料を入れるやり方です。歳の所為でだんだん溝堀の勢いは衰え、腰を伸ばし伸ばし遣ってます。

 獣はいまや 同居してるみたいなもんで、トラクターで耕して均した畑を 我が物顔で大きな足跡を残して行ってます。家の裏の藪も掘り返してくれてるし、柿は 朱くなった奴から食い散らかしてるし、遣りたい放題、皆はもう慣れたもんで 一寸の事では魂消なくなったみたいです。 

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長芋は上出来でした

2022-11-06 10:56:08 | 晩秋

 長芋の蔓が枯れてきました。葉っぱは紅葉を終えて 枯れ落ち、蔓自体も無くなってしまったのも有ります。 

 梅の枝切が一段落したんで 長芋を掘りました。掘ったと言っても樋のガイドを引っぱり出すだけで 楽なもんです。

 この樋を切っただけのガイドはまだ当分使えそうで、重宝してます。芋の奴もこの上でのうのうと伸びてます。木の根っこや石なんかを避けて 硬い山土を穿って伸びるよりは楽なはずなんで もっと大きく育てば良いのに、と思うのは作り手の勝手でしょうか、

 長いトロ箱に入りきらないのも有ったし、まあ上出来の部類です。

 1本だけ 鼠に食われたのが有って、食われた痕も新しかったんで 掘った時期は良かったようです。遅くなるとそれだけ食われてしまったでしょうから。落花生に続いて 長芋迄食い尽くされたんではたまりません。

 獣や鼠に食い荒らされた落花生の残滓は燃し片付けました。さつま芋や冬瓜の残滓はまだ乾かないんで 広げてひっくり返したりして来週には燃せると思ってます。

 蚕豆は芽を出してます。豌豆を蒔いて今年の種蒔きはお終いです。

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蛇草なんかの夏草は枯野の風情

2022-10-28 16:07:06 | 晩秋

 夏の間 あんなに蔓延って 畑仕事の邪魔をしてきた夏草共が こんな枯野の風情になりました。

 これから 刈り払って、今年はバーナーで 焼き払おうと思ってます。

 

 こんなに蔓延らせ 種を撒き散らされては 来年もまた 蛇草を始めとする草共に痛めつけられるのは目に見えてます。バーナーで炊き払う事で少しは 草の種も遣っ付けられるのでは、と 儚い思い、

 作られなくなって 殆ど山に還った下の畑痕、半分は竹藪に、あとの道寄りは背高泡立ち草なんかの高い草に占められてます。その セイタカアワダチソウの花穂です。切り花に十分使えます。高さは背より高く、2メートルは有ります。

 

 ここを畑に戻すには ユンボなんかで 掘り返し、竹の根を除かないといかんので もう無理みたいです。

 この藪に烏瓜が朱くなってぶら下がってます。一寸前迄は この蔓が縦横に這って 葉は藪を覆ってたんですが、朱い実を残して蔓、葉は消えました。

 

 打ち出の小槌みたいな種が入ってる朱い実だけになって、もう完全に冬待ちモードです。

 こんな藪が増えて 猟をする者もおらず、獣が増えてます。先週 トラクターで均したTさんの畑、一昨日来てみたら 猪が歩った跡がこんなに、

 

 家の畑でも 落花生が一畝見事に穿られてました。電気柵の高さを アライグマや狸なんか用に30㎝にも満たない低さにして置いたもんで、簡単に飛び越えた様です。その前に小さい奴等に穿られて殆ど食われていたんで、今年は種用が辛うじて採れただけ。

 下の棚田には大きな鹿が来ていたそうです。こんな開けた方まで猪や鹿が来てしまい Kさんに 猿が来たら畑はお終いだ、と言うと、隣の山まで来てるよとの事、後何年畑をやれるか 心配になってきました。 

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大根を干しました

2021-11-23 14:04:20 | 晩秋

 一昨日、村の今年最後の道掃除で 村を通り抜ける道の両側の草や灌木、篠竹なんかを刈って 片付けました。夏の盛り程草の勢いは無くなってますが、カナムグラなんかの蔓草が蔓延って 絡みついて大仕事になってる所もあり 結構な力仕事でした。

 若い者が 山から大枝を伸ばして道の高い所を覆っている木まで切ると言い出し、高所作業車まで借りて来ました。で、止せばいいのにそれらの木の幹まで切り始めたんで夕方までに終わらず、 中途半端で終わりました。

 その後 一寸遅くなってましたが 大根を抜いて来て洗って干しました。半分壊れた小屋の 軒下に葉っぱを縛って 吊るしました。

 蒔いた時期が少し早過ぎて 太くなり過ぎたようです。来週漬け込もうと思います。太い奴は 半分に割る積りです。 

 

 食べる量が少なくなったんで、漬けるのも少なくしました。

 周りは枯れ色が主になって来て 小鳥も囀りではなく 地鳴です。メジロ、エナガにガラ等が群れて回ってきます。ヒタキの仲間も見るようになって 冬バージョンに変わってきました。

 前庭は 放ったらかしている内に ウコンに占領されそうです。さすがの草共も ウコンの大きな葉っぱと株の逞しさには 歯が立たないようで ヤブガラシやカナムグラも覆ってしまわずに居ます。

 

 冬の訪れ、枇杷の花が咲き始めました。前は この花が咲く時はもっと寒かったような気がしました。が、花が早く咲く様になったか 昔よか暖かくなったんでしょうか、

 皇帝ダリアが咲き始めました。夏前に刈り払い、忘れている間に伸びて蕾を付けてました。刈られて背が高くなるのが遅れ、倒されなかったのが良かったようです。

 居間の前の山茶花が 花一杯に成ってます。

 

 寒菊は終わってしまい 他の冬花が目立つようになりました。

 畑では 落花生や野菜の残骸が乾いて来て 一山燃しました。

 ゴボウは掘り終わり、大きな穴が開いてます。ヤム芋や長芋なんかを埋けるのに使います。

 白菜は週末にもう一遍来て 漬けます。小松菜や冬の菜っ葉が伸びて来て 伸び過ぎが心配です。晴れて来て 週末には霜が来そうです。

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豆を干し始めました

2021-11-13 11:57:53 | 晩秋

 今朝早く里山を下りて来ました。快晴で 左手に海越えの富士が 雪を頂いて朝日に輝いてました。そろそろ 畑では霜の覚悟をしとかないといけない季節に入ったようです。

 大豆の株が葉を落とし 莢が乾いてきました。豆を落としやすいように 株を抜いて乾かすべく、稲架に掛け始めました。3本のポールの頭の方を結わいて広げ 竿を載せる台にします。自分の肩位の高さにしました。  

 目敏い山鳩が啄み始めたようで 株元辺りに弾けた莢や零れた豆が散ってます。来週には稲架から下して 豆を落とします。1年分の味噌を煮れるだけは 採りたいもんです。黒豆は未だ葉が緑で 抜くにはあと2週間以上かかります。

 ヤム芋は掘り終わりました。草茫々にしてしまったんで 食べられる大きさになったのは 半分も無く 種芋クラスのが一杯でした。種芋を埋ける深い穴を掘る必要が有り、深く掘る必要が有る 牛蒡を掘り始めました。

 穴は腰上程、始めの株は 穴が浅くて途中で折ってしまいました。黒土が尽きて 黄色がかった粘土の山土の層まで掘らないと牛蒡を折らずに採れません。そこまで掘るには 穴の底まで降りなければならず、泥まみれで頑張りました。

 掘る目途がついた 数株を掘ったところで夕チャイムが鳴ったんで、ここまでにしておきました。来週は全部掘って、跡にヤム芋の種を埋けて置こうと思います。

 

 折ってしまった牛蒡ですが、軟らかく瑞々しくて良い と褒められました。

 蚕豆の芽が出揃いました。カラスに穿られて 抜けた所用に 余蒔きしておいた分も 出ているんで、早めに植えてやろうと思います。

 日が短くなって 入口角のクロガネモチの実が朱くなってきました。鵯たちが 真っ赤になる途端に 啄み尽くすんで、朱い実の華やかさを愛でるのは今の内だけです。

 日が温かいベランダで 台湾蘭の素心の花が開いてました。品の良い甘い香りです。冬を迎える支度に入れ、と急かしてるみたいです。長く居てくれてる 南国由来の蘭の幾鉢かですが 家へ取り込む時期みたいです。

 

 大根や白菜が育ってきました。漬物の時期が来ました。大根は洗って干します。白菜は幾つかに割って 1日 日に当てて漬け込みます。食べられる量は減りましたが 時期には時期の物が欲しくなります。

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