里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

筍が出ました

2015-04-11 16:25:24 | 日記
 一雨毎に山の木々が芽を吹いて、山が盛り上がるようです。白っぽいのから黄色、水色みたいなのや橙や赤に近いのや、数え切れない緑の変化は今の時期だけの目のご馳走です。
 道の右手の棚田は水が入り、少なくなったとは言え蛙のコロコロ鳴きが始まりました。上がってくる道の左側は山で、山桜が目立ちますが、負けない位の緑の競演です。
 今週は来るつもりにしていた日が雪が降る寒さになったんで、1日伸ばして上がって来ました。そんなに寒かったのに、裏庭の山際に筍が出てました。今年はいつもより10日ばかり遅い初筍です。いつも1番に出る小屋の軒下や柚子の樹の周りではなく、日当たりが良い栗の周りに出ました。孟宗の太い奴です。
 先っぽが土から出たか出ないか位の、これ位のだったら、柔らかくエグみが無くて生で齧れます。筍ご飯にするにも下茹での灰汁抜きは要りません。
 最初の時期に出るのは殆ど大きい奴です。いい加減に鍬を入れると途中で切ってしまい、ああ勿体無いということになります。
 
 いつもの年より遅かった分、一斉に出ました。一番初めに出てくる奴ですから、皆でかいんです。やっと雪が消えたと言っていた故郷の兄や姉に泥だらけの掘りたてを送りました。春のおすそ分けです。
 山椒の芽を摘んで入れました。故郷のは目が膨らみ始めたところだそうです。雪が無い分千葉の方が季節は進んでいるようです。
 
 柿の樹も芽吹きです。柔らかい黄緑の芽です。大きめの葉を摘んで、タラやなんかと天ぷらにすると美味いんです。
 
 親父が好きだったウコギも伸びてきました。木の芽のご馳走が一杯です。田舎に居る贅沢です。ここでは庭でアケビ、山椒、ウコギ、タラ、ハリギリの木の芽が摘めます。
 
 野草では明日葉が次々摘める様になりました。庭中あっちこっちに野生化してます。蕗や三つ葉に芹、ウルイも伸びてきました。庭の山菜だけで野菜代わりになりそうです。
 
 今年から私も後期高齢者に分類される厄介物になります。あと何回この春の楽しみを味わえるか、精精楽しむことにします。
コメント (2)
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