里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

蛍蔓(ホタルカズラ)

2015-04-26 17:22:18 | 日記
 暖かくなりました。暑い位です。
 村はツツジの花盛りになりました。ここでは今の道が新しく通される時、昔の細い山道を広げた所と、山際を切り崩して作った所が繋がってます。棚田を上がってくる道は、上がってくる右側の山を切り崩しました。村の中は今迄の細いのを、車が通れるように広げました。その際屋敷と道の高さが差の有る家は石垣を築いたり土手に残したりしました。
 皆の家では、道と屋敷の境の石垣や土手の上や際には花の樹が植えられましたが、とりわけツツジが多いのがこの時期よく判ります。上がってくると、道の両側は鮮やかな色が噴出し明るくなった壁になります。
 家も土手を回りこむと綺麗な色と良い香りに包まれました。躑躅は幾種類かあるんで、咲く時期がずれますから暫くはいい香りが楽しめます。 
 
 棚田を上がってくる道の斜面の木に懸かった藤も、大きな花房の淡い綺麗な花が満開になりました。木々が芽吹いて明るい緑が盛り上がってくるのを抑えるように、一足先に満開です。
 花が咲かなければ全く気が着かない藤なんですが、今だけは高い所での存在を知らせてくれます。
 
 やっぱり棚田の脇の道、斜面の下の方、道の脇に大きな花のアザミが有りました。思わぬ大きさの花で、部屋に持って帰っても飾りたいくらいです。
 
 上がってくる道の斜面にこの時期どうしても見つけたいのが、この花、蛍蔓です。今年も無事咲いてくれてました。深い紺色の端正な形です。

 この斜面は市道の範囲らしく、年2回位業者が刈り払うんで、無くなってしまうのが心配です。今の内に株を大きくして、根も確り張って、一部を切られてしまっても、また春には蔓を延ばしてもらいたいもんです。
 ここへ来て、出会って良かった野の花の一番でしょうか。
 
 今の時期は、次々色んな花か咲いてくれます。思わぬ珍しい花も有りますが、一杯盛り上がるように咲くツツジや藤は良いもんです。気持ちが明るくなります。
コメント (2)
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