先週 切ってきたコナラに椎茸の菌駒を打ちました。電気を引いて来て、ドリルで9㎜の穴を開け 駒を打ち込みます。特製の錐は 此処に住み、榾木作りを始めて以来 もう十何年か使ってます。
椎茸を作り始めて その時は 駒を打ってから 椎茸が出るまでには少なくとも2年かかると言われてました。この処 打った年の秋に出る榾木が有り、気が付きました。
榾木に打ち込む菌は駒の他に オガと言う、大鋸屑に菌を培養したのを木に埋め込む方法が有ったんです。こっちのやり方では 植えた年の秋には茸が出るんだそうです。富士種菌の駒のボトルには、菌を培養したオガが、駒に菌を培養するためにいくらか入ってます。去年も何本かの榾木にはこのオガ菌を駒の穴に入れて その上から駒を打ちました。その木が 秋に茸を生やしたんじゃないかと考えたんです。
それで今年は 同じ種類のオガ菌も分けてもらい 駒の下に入れて打つことにしました。開けた穴にオガ菌を入れ、菌駒を打ち込みます。
ハンマーで 1駒毎に”早く出るんだぞ”と念じながら やっつけました。
大体1本に 20~30個の駒を打ちました。打ち終えた榾木は 栗の木の下に積んで置き、一夏過ごさせます。秋には裏藪に 立てて 茸が生えて来るのを楽しみに待ちます。
春の椎茸の出始めた裏の竹藪に 小さな小鳥の巣が落ちてました。棕櫚の糸を芯に苔なんかも織り込んだ 精巧な作りです。去年 子育てをした古巣です。エナガかメジロか、よくもまぁ 作り込んだもんだと感心させられました。
今朝もメジロが すぐ傍の枝に来て 何か忙しく探っていきました。そろそろ巣作りが始まるんじゃないかな。無事に沢山の子供を巣立たせられれば良いんだが、カラスが増えてるんで 心配です。