9月のタイ、何事もなければ良いですが…

　いやぁ～　日本の自民党、ここまでやられるとは・・・　
民主党の大躍進で国のかじ取りに大きな期待が・・・

　タイでも　また　何かが起こりそうです！　「タイでは9月に異変が起きる」と昔から言われており、
実際　大きな政変・事件など9月に起きているケース多いんですねぇ～　嫌な予感がします・・・

　29日、30日に予定されていたタクシン元首相派の反政府集会が中止されました。いや、中止されたと
云うよりも延期のようです。タイ首相府へデモ行進する計画であったタクシン元首相派は、アピシット首相が
首相府があるエリアに「国内安全保障法」を発令して警備を強化した為、9月19日に延期したとの事です。

　なんか不気味です、と云うのは19日、タクシン氏にとりまして因縁の日なんです！　タクシン政権が軍事
クーデターで追放されたのが3年前の19日ですから・・・　丸3年になる因縁の日に延期する、と云うのも
気になります。　折角　静かになった政局を揺さぶってはいけませんヨ！
観光客も戻りつつあるんですからね～　　確か、日本も9月は大型連休がありましたよねぇ～　

　処で　＜　国内安全保障法とは　＞
軍主体の国内安全保障司令部に、関係政府機関の動員・特定の建物、地域への進入禁止・外出禁止・
集会禁止・移動禁止などの権限を与えるもの。

　実刑判決を受けながら逃亡生活を続けるタクシン氏ですが、今だ彼の求心力は健在です。こんな私立
アサンプション大学の世論調査（17県の18歳以上の回答者1,208人―21日～22日）の結果も出ています。

　アピット首相とタクシン元首相の支持率は、アピット氏39.8％、タクシン氏43.6％、国家指導者としての
評価は100点満点でアピシット氏が49.4点、タクシン氏が54.4点と・・・両氏の支持率は今年3月時点で
アピシット氏50.6％、タクシン氏23.6％でしたが、今では逆転しています。アピシット氏は大卒以上の人に
評価が高かったのですが、タクシン元首相は農民や大学を出ていない労働者に支持が高かったようです。

つい最近もタクシン氏の恩赦を求める数百万人の嘆願書が出されたり、どこに彼の人気があるのでしょう？

　やはり30バーツで受けられた「低額医療制度」のお陰で、随分と助かった低所得者や貧困者から広く
支持されており、「思いつき政策」と批判した人達よりも遥かに貧農の人達が多いかを証明もしています。

　不景気と経済の落込みは、何もタイ国だけでは無く世界的なモノですが、「タイを、貧困者を、救えるのは
タクシン氏だけ」との声は今も根強く、アピシット首相よりも求心力が上回っているのが現状です、まだまだ
アピシット首相も彼の存在は不気味でしょう・・・　まさか　プミポン国王も恩赦などしないでしょうが、
今後が気になる所です・・・　　またもや　タイも政局の大逆転があるのでしょうか？
ただ、ただ　9月に何も無いことを祈るだけです。　　



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