日本の新型コロナウイルス禍に伴う入国制限と水際対策には、世界各国から批判を浴び
続けています。日本到着時の空港での検査は撤廃されましたが、出発前72時間以内に
受検した陰性証明書の提出は、日本人の帰国時も含めて、今も義務付けられたままです。
これほど厳しく行なわれても、日本国内では新規感染者数が減らず増えています。
最近、韓国において多くのタイ人が入国できなかったり、入国拒否にあったケースを
取り上げて、“日本以上に厳しいのか” なんて、読者の声が届けられていました。でも
これは 入国拒否の意味が違います。今 韓国入管では、こんなことが 続いているよう。
今月2日、タイ国から韓国の済州島に向かったタイ人110人が、韓国への入国を拒否された
というのです。韓国の格安航空会社であるチェジュ航空でバンコクから済州国際空港に到着
した184人のタイ人のうち、125人が再入国審査を受け、110人が入国拒否になりました。
韓国政府は、ほとんどのタイ人の入国を認めなかった理由について、明確にはしていませんが、
審査対象者が本国で前科がある者や不法滞在する懸念がある者に対して行なわれたのでしょう。
韓国とタイ国には、両国で査証免除協定が結ばれており、お互いに観光などの目的で両国を
訪れる場合、ビザなしで最長90日間滞在できるという制度があります。 以前から これを
悪用して、同制度では就労してはいけないのに働いたり、不法滞在するケースが多かったのです。
コロナ禍もあって、厳しく審査したのでしょう。その日のうち110人をタイ国へ帰国させました。
翌日も旅行の理由が不明であることが判明したため、182人中108人のタイ人が同様に入国
拒否になりました。タイ国もコロナ禍で働く場所が無くなっており、ノービザ制度を利用して
以前より多くの不法就労目的のタイ人が、韓国で働くことを希望している話は よく聞きます
ビフォーコロナでは、韓国で合法的に働くタイ人が約1万8,000人なのに対して、不法就労
しているタイ人は、14万人になると言われています。今年だけでも、韓国で不法就労が判明
した1万377人のタイ人が強制送還されたといいます。コロナ禍で増えていたんですネ。
韓国も7月25日より、ワクチン接種歴の有無にかかわらず、検疫無しでの旅行者の受入を
スタートさせました。しかし、これまで以上に入国管理が厳しくなっています。日本人には
旅行者に限って、先週3日から1カ月限定でビザなしでの渡航を認めていますネ ・・・・
韓国でのタイ人の不法就労と不法滞在の数に驚かされますが、ビフォーコロナでは韓国政府も
韓国人が嫌がる仕事の人手不足を 利用していた面もありますので、非難ばかりできませんけどネ。
済州島の入国管理も舐められたものです。
今回の、済州島への入国拒否された方々、行方不明になっている方々・・・の性別は不明ですが、推測では、女性の割合がかなり多そうです。
マッサージを隠れミノとした夜の商売への従事者が多そうです。
タイから韓国に出稼ぎに行く場合、ブローカーに多額の報酬を払って出かけることが大半ですから、韓国入国に失敗した方々は、また再チャレンジするんでしょうね?
https://news.yahoo.co.jp/articles/2da72cbc723fa037ecbafa68b494f9be20c6adc0