3日のタイ下院選で過半数を 制したタクシン元首相派のプアタイ党が、選挙公約に掲げた最低賃金の
一日300バーツへの引き上げ、本当に実行されるんでしょうかねぇ~ 来年1月からです、ってヨ!
タイの財界などは、最低賃金を 一気に引き上げれば、上げ幅が36%~89%に上り、多くの中小企業が
廃業に追い込まれるのではないか、3~4年かけてやるべきだと、懸念する声が上がっているようです。
プアタイ党の元財務相は 「300バーツ払えない中小企業は近隣国に移転するしかない」 なんて、実行に
意欲を みせているそうですが、これも大胆な意見ですねぇ~ 世論も意見の分かれる所のようですヨ。
バンコク大学が官民エコノミスト73人に意見を 聞いた所では、最低賃金の300バーツへの引き上げを
「評価する」 が52.1%、「評価しない」 が46.6%と、ここでも意見が分かれています。
タイの最低賃金は、今年1月から各都県で 一日8バーツ~17バーツ引き上げられたばかりですからネ。
因みに、各地の一日の最低賃金は、最も高い南部プーケット県で221バーツ、最も低い北部パヤオ県で
159バーツ、バンコクは215バーツですネ。 215バーツというと 約600円です・・・
処で、タイの国会議員のお給料って、どのくらいだか分ります?
首相の本給が75,590バーツ 手当50,000バーツで、125,590バーツ (約35万円) です。 国会議員は
71,230バーツ 手当42,330バーツで、113,560バーツです。 そして 各議院の委員会に出席すると
一回の手当1,500バーツがつくようです。 日本と比較してはいけません、諸物価が違いますからネ。
実は この国会議員の本給、6年近く据え置きになっていることが考慮され、今年の4月から15%前後
上っているんですネ。 こんな諸事情も 重なって、国民の最低賃金も 上げざるを 得ないのかなぁ~
タイ中央銀行では、消費者物価上昇率が4月~6月、3カ月連続で4%を 超え、新政権による賃金の
大幅引き上げで、インフレが 更に 高まると判断しているようですが、こんな調査も報告されていした。
組織・人事コンサルティング会社のマーサーが発表した 「2011年世界生計費調査-都市ランキング」で
バンコクの順位が、物価上昇を 反映し、昨年の121位から 88位に上昇しています。
同調査は、5大陸214都市を 対象に住居費、交通費、食料、衣料、家庭用品、娯楽費などを 含む
200品目以上の価格を 調査・比較したものです、って。 この調査は、多国籍企業や政府機関が、
海外駐在員の報酬手当などを 決める際に、一つの目安となっている、と聞いたことがあります。
因みに、最も生計費が高かったのは、アンゴラのルアンダで、次が東京となっっていました、解る! (笑)
尚、アジア地区では、東京、シンガポール (8位)、香港 (9位)、北京 (20位)、台北 (52位)、
ジャカルタ (69位)、ハノイ (136位)、クアラルンプール (104位) という順番でしたネ。
このタイ人のお給料と物価高、我々も生活しているわけですから気になります!
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