タイ国では昨年から つい半年ほど前までは、市中感染ゼロの日が100日以上続き、
「コロナ対策で成功している」と言われていました。それが今年4月に第三波が
来襲後、デルタ株も拡大し、4月初旬時点で二桁だった一日当たりの新規感染者は、
7月に入り9,000人前後で推移、累計感染者は三カ月で10倍以上に増えてしまいました。
「タイ国はコロナ対策で成功している」という評価に 油断をしてしまったのか、ワクチン
確保と、タイでも主流になりつつあるデルタ株への対応が後手になってしまいましたネ。
更に悪いニュースは重なります。以前からシノバック製ワクチンの有効性が疑問視されて
いましたが、それを裏付ける研究結果が、昨日のバンコクポスト紙に報道されました。
それは「シノバック製ワクチンによってできた抗体は、40日毎に半減する」というものです。
タイ国内でシノバック製ワクチンを二回接種した500人を対象に、抗体を調べた研究結果です。
国立タマサート大学と国立遺伝生命工学センターの共同研究ということですから、信憑性は
高いとも報じられていました。同調査は、新型コロナウイルスの従来株に関するものですので、
現在、広まっているデルタ株に対する抗体については、なおのこと不安を感じてしまいます。
そう言えば、シノバックのワクチンを二回接種したはずの医者や医療関係者が、数百人も
デルタ株に感染し、中には重篤な状態になっている患者もいるといいます。医療界は政府に
医療関係者にファイザーの追加接種で免疫機能を高める「ブースター接種」を訴えています。
新型コロナウイルスの変異種が蔓延していることもあり、タイ保健省も ようやく、
効果が低いとされるシノバックワクチン接種を見直し始めました。デルタ株が拡大
している中、より効果の高いワクチン接種をしていく方針を打ち出しています。
<アヌティン保健相は、シノバック接種 第一号でした>
今後、一回目のシノバック製を接種したした場合は、二回目にアストラゼネカ製を接種し、
シノバック製ワクチンを二回接種した人は、新たにアストラゼネカ製ワクチンを三回目として
ブースター接種させると … 混合接種することで、より効果が高まるとしています。
どんなワクチンでも、一定期間過ぎると抗体が減少するんでしょうが、シノバックは、抗体
減少のスピードが他のワクチンよりも速いということでしょう。とても気になる報道でした。
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