今年の雨季は、バンコク首都圏内での大洪水が危ぶまれていました。雨季も終わりに
近づいて、タイ政府もバンコク都としても、大洪水には遭わずホッとしている所でしょう。
しかし、それも束の間、今度はPM2.5問題がいつの間にか浮上してきました。18日以降、
タイ各地において、大気のPM2.5濃度が基準を超えているエリアが報告されています。
これから乾季に向い、11月から急に気温が低下します。毎年この時期に大気汚染の悪化が
生じます。最近のバンコク都では好天が続いており、大気汚染が目立ち、深刻化しそうです。
タイ汚染管理局のウェブサイト「air4thai」によると、19日朝の時点では、PM2.5の平均
濃度が1立方メートル当たり50マイクログラムに達し、大気汚染が酷い都市の順位でも
バンコク都は11位でした。20日も引き続いており、バンコク都とその周辺の12のエリアの
大気汚染が、危険なレベルに達していると、バンコク都の管理局も警告しています。
昨朝も続き、この時期になって来ると毎年のように大気汚染問題に直面しており、子供と
お年寄りが最も影響を受けてしまいます。 涼しくなって良い季節なんですけどねぇ~
11月が近づいて政府は特に、大気汚染を気にかけているようです。タイ国が議長国となって
11月18~19日に首都バンコクで、APEC 22年(アジア太平洋経済協力会議)が開催されます。
21年は新型コロナウイルス禍の影響によりオンラインでしたので、今年はより注目されます。
大気汚染、PM2.5問題は世界的な問題です。この時に大気汚染がさらに悪化した場合、
政府内部から「タイ国のPM2.5問題」が浮き彫りになる、との懸念も出ているといいます。
PM2.5 (直径2.5マイクロメートル未満の粒子) の測定値で、タイ国の安全レベルとしては、
37.5 マイクログラム(μg/m3)以下とされています。大気環境が基準を上回り、PM2.5の量が
52〜62マイクログラムになると、そこに住む人々の健康を脅かすと考えられています。
タイ汚染管理局は、空気汚染が悪くなっているエリアの人々は、屋外で過ごす時間を減らす等、
健康に留意する必要があり、咳、呼吸困難、または目の炎症を発症した場合は、保護具を
使用するようにアドバイスしています。目の炎症、頭痛、不整脈、吐き気、疲労を感じたり
した場合は、直ちに医師の診察を受けた方が良いと注意喚起しています。 ここ10年以上
毎年 問題になる大気汚染対策ですが、チャチャート都知事の施策は何かありませんかねぇ~
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