中古店で買ったゲームやCD、レコードにもしも前の所有者の名前が書かれていたらどう思いますか? コレクターではない僕でもちょっと嫌な気分になります。しかし世間は広いもので、敢えて記名されたゲームを集めている方がいると知り驚きました。
この記事によれば、ゲーム開発会社を経営しながら「名前入りカセット博物館」を運営している関純治さんは、単に記名されたレトロゲームを集めているのではなく、元の持ち主に返却する活動を行っているそうです。
少し考えてみれば記事に書かれている通りで、記名されたカートリッジに一つ一つに、その背景となる物語があるはずです。当時の子供達にとってはとても大切なゲームのカートリッジだからこそ自分の名前を書き記したのでしょう。あるいは子供がゲームをなくさないようにと親御さんが記名したケースもあったかも知れません。名前の書かれたカートリッジのそれぞれに、持ち主本人だけが分かる物語が秘められているのです。
個人的な趣味で何かを買い集めるというと、自分のために買い集める人が多いと思いますが、誰かの物語のために収集するという楽しみ方があると初めて知りました。
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