なな色メール 

シュタイナーの勉強会の仲間と始めたニュースレター。ブログでもその一部をご紹介していきたいと思います。

One Peaceful World

2010年02月01日 | ともこ
今までより栄養学の考え方も近年は研究が進み、様々なデータから食物とガンの関係性が問いただされてきています。
乳製品を多く摂ることは、戦後の日本では栄養価が高い良いものだと思われていました。
ところがそれが乳癌に影響していることがわかってきたそうです。
ただ、医学界、政府は取り上げません。
日本はせっかくいい食品加工(味噌、醤油、納豆など酵母を使ったもの)の伝統を持っているのですから、全世界に提供して世界中の人々を真の健康に導くべき、そういう時代に来ていると久司氏は言います。
「ワン・ピースフル・ワールド」日本から世界を変える新しい精神文明を発信しようという働きです。
日本の伝統的な食事が全世界に取り入れられれば素敵ですね。

マクロビオティックではあらゆる物事には陰と陽という二種類の力が働くと考えています。
陰は遠心力のように外へ向かっていく力で、わかりやすくいうと「ゆるむ」イメージで捉えられます。
反対に陽というのは求心力のようにうちに向かっていく力で、「引き締める」イメージ。
例えば、自分の中にも「今日は家でのんびりしよう」というゆるモードのときと、「仕事をバリバリやるぞー」という引き締めモードのときがありますよね。
前者が陰性、後者が陽性というとイメージしやすくなるでしょうか?
普段の生活の中で自然にやっていることでもあるんです。
例えば、寒い冬は根野菜がおいしいから食べたくなりますよね。
また反対に夏は葉野菜がおいしい。
根菜には体を引き締め熱を内にこもらせる要請の働きがあるから寒い冬にはうってつけで、葉野菜には体をゆるめ熱を発散する働きがあり、暑いときに食べたくなるのです。
毎日の生活の中でこうした知識があれば調整できます。
あまり難しく考えず、体の欲するものを正直に摂るというやり方も、マクロビオティック的なのだそうです。
ただ、悪習慣からとっている場合は良くないので控えるといいでしょう。

私は今までマクロビオティックは厳しくて食べられないものが多い制限食だと敬遠してきました。
今も考え方は納得したものの、習慣と他の家族の意見もありすぐには完全に変えることはできません。
少しづつ取り入れようと思っています。
皆さんもいかがでしょうか。
「まずは玄米食が基本ですので、主食を玄米に替えることをお奨めします。
 玄米は稲からモミ殻を取っただけの種子です。適当な水と温度があれば発芽する「生きている水」です。
 理想的なバランスで栄養素が含まれているため、体と心を偏りの無い状態(中庸)にしてくれます。
 白米では取り除かれるぬかの部分にはビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれていて、デトックス効果にも優 れています。
 主食を玄米に替えるだけで、体にも変化を感じる事でしょう。」
と本より・・・。圧力鍋を用いて炊く方法がより美味しく食べられると紹介されています。
その通りだと思います。
我が家でも圧力鍋が重宝しています。
私は以前は本当に便秘がちで苦しみましたが、玄米に替えてからそれも嘘のことのようです。
 
 日本は温帯地域です。極端に陰性、陽性に偏ったものをどちらも食べバランスをとるのでなく、中庸の食品を摂るようにすればいいようです。
中庸の食品には、玄米・とうもろこし・麦・はと麦・豆腐・テンペ・レンズマメ・ヒヨコマメ・ごま・小松菜・大葉・ねぎ・玉ねぎ・青梗菜・白菜・ブロッコリ・かぶ・ひえ・きび・あわ・そば・全粉パスタ・海藻類・小豆・黒豆・かぼちゃ・キャベツ・カリフラワ・ごぼう・にんじん・大根・自然薯・れんこん・パセリ・・・などがあげられますが、基本的にその季節にその場所で採れるものを食べているのが自然で体にもいいといった所のようです。

他にもレシピを少しマクロビ仕様に替えて工夫すれば取り入れられそうです。
  コーヒー  →  ハト麦茶・たんぽぽ茶・生姜紅茶
  砂糖    →  メープルシロップ(私は三温糖・きび砂糖・黒糖を使っています。)
  ホワイトソース  →  豆乳+小麦粉+白味噌+オリーブオイル
  ホイップクリーム →  豆腐クリーム(やわらかい豆腐+メープルシロップ+レモン汁を
                      ミキサーでなめらかになるまで攪拌し、冷やす。)
        (ホイップクリームはまだやってないので、トライしたいです。)

         〔マクロビアン的日常の生き方〕
 
●精神を育む胎盤である体を健康にするために、正しい食事を摂り、クリーンな体を保つこと。

●大きな夢を持って好きなことをやれば人生楽しくなる。
(自分の好きなことをやっていなければ、人生を金で売っているようなもの。
やりたい事をやっていれば仕事を引退することもバケーションも必要なくなる。) 

マクロビオティックでは、食物の構成を地球と生物の進化の過程から考えます。
以下は『マクロビオティック入門」久司道夫より抜粋の文です。

「地球がガス体から固まって地表に水ができ、単細胞生物が生まれました。(藻など)
そしてそれを食べる軟体動物が生まれ、水中にミネラル成分が増え、海水になり海草や海中植物が生まれ、私たちの祖先である骨を持った脊柱生物、魚が生まれました。
それからやがて陸地が形成され苔や原始的な草が生じ、両生類が生まれます。
続いてシダなどの古代植物ができ、それに対応して爬虫類や鳥類、藻類などの近代植物に対応して哺乳類、種を持った植物や果物に対応してサルに進化しました。
このように地球環境の変化によって植物が進化し、それに対応して動物が進化し、人間への進化は直立する穀類を食べたことが大きな要因となりました。

人間が誕生する際、母胎の中で28億年の単細胞からの生命の進化を再現します。
そして陸上での4億年の進化を生後約一年で再現します。
母胎の中では母親の血液から栄養をもらい、生まれてからは母乳をもらいます。
両方動物性の食物なので、この後は動物性の食物を摂る必要はないのです。
 
人間としての精神や意識の進化を進めるためには、人間を人間ならしめた穀物を主食にして、陸上4億年の進化のシンボルである豆類、野菜、果物、種子などを副菜に摂ることが大切です。
そして水中での28億年の進化をスープの形で摂ります。(ワカメの味噌汁など)

人間は無限の宇宙からやって来て、大地のエネルギーと共に形成され、また無限の宇宙に向けて精神を成長させて次の世界(故郷)へ旅立っていきます。
羊水の中で胎盤を通じて育てられたからだが、この大気の世に生れ出たように、この世で身体を通じて育てられた精神や意識(霊想)があの世と呼ばれる次の波動の世界に生れ出るという考え方なのです。
この『ユニバーサル・リ・インカーネーション』がマクロビオティックのバックボーンです。」

ここまで、読んでくださった方、ありがとうございます。そしてご苦労様でした。
シュタイナーを勉強したときにも感じた、感動をこれを読んだときにも感じ、肉大好きなのですが、改めていこうと思いました。

ひょうどうともこ

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