ひめちゃんは赤柴の超老犬・プーちゃんの前を通って岩神沼目指します。
沼下のヒマワリ畑、もうほぼ咲き終わりです
沼には誰かいるかな?
アオサギさんかと思いましたけど、よく見ると枯れ木でした
でも、よく出来てるね
さて、降られないうちに帰りましょう。
雨雲レーダーでは、もうじき降り出します
帰道、プーちゃんは姿を見せてくれました
小屋の前には、深い深い穴が掘ってあります。
暑さを凌ぐには、掘ることが必要なんだね
ちょっとだけ濡れて帰りました
昨日(8月15日)、新川(桐生市新里町)の善昌寺に行きました。
山上の宿(しゅく、町組)の無量寺のご本尊に逢うためです。
明治の大火で無量寺が焼けたとき、近所の人々によって運び出されたご本尊は、兼務の善昌寺に客仏として安置され、お盆の期間だけ本堂に飾られるということです。
本堂・東の駐車場から入ります。
右奥は五輪塔群ですけど、今回はパスです。
左手には無造作に積み上げられたようですけど、実はそれなりの美学に寄って積み上げられた古い石仏群です。
合掌
山門から下界を覗きます。
本来はこの下に駐車して、階段を登ります。
同行者の町組の大工さんは、右に見える鐘楼堂の建立時にかかわった家系とか
まずは、ご本尊にご挨拶です。
お線香に火をともして合掌
あれ、右の方に不思議な物体があります
何だろう?
家形埴輪も飾ってあります
この辺りは、大昔から人々の営みがあったようです。
さて、無量寺のご本尊にご挨拶です。
合掌
大黒さんが、長い棒を持ってきて内陣・入口の彫刻を見せてくれました
すごい迫力の竜です
同行者の大工さんによると、欅(けやき)の1木彫りだそうです。
木の中から竜が現れたようです
黒川谷の彫刻師集団・石原常八の名が記された文書があったそうです
さて、どうしてもこの物体が気になります。
これはカヤの木だそうです
かつて善昌寺には「ならずの榧(かや)」と呼ばれる、県の指定にもなった榧の大木があったそうです
実がなると、お寺に良くないことが起こると言われていたとか。
実のならない雄木を守るための方便かな
伐採の経過は、
「高木なので落雷で空洞が出来てしまった。
その内に、本堂の方に傾いてきた。
本堂を守るため、やむを得ず伐採となった。
余りの巨木に、山門から運び出すのも大変な苦労だった。」
と言うことです。
年輪をじっくり見ていた大工さんは、「樹齢800年という所かな」
ええッ、鎌倉時代からあったの
ここは、上野国山上の行仙上人がいたという窪井からすぐそこです
この榧の木はもしかしたら、行仙さんと同時代を生きたこともあったかも
色々話が弾みました。
天海については、ほとんど伝わっていないようです
天海は、ここ善昌寺で道器という人物に学んだと新田荘歴史資料館の天海の年譜にはあります。
ぜひ、道器さんについても探究して下さいとお願いしました。
御朱印もいただきました。
ありがとうございます
今回は、無量寺・地元の木の専門家と一緒で、思いがけず意義深い訪問が出来ました
彼にも、感謝です