続・黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

上野国山上・葛塚城堀之内に住んでます。ひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

日陰虚空蔵の大榧(かや)

2024-06-29 15:21:25 | 沼尾川紀行

日中はよいお天気ですけど、雨の朝でした

ひめちゃんは、貧乏カッパでお散歩です。

 

かあたんが、なかなかお散歩に出ないから、こんな雨の中のお散歩になってしまったのでふよ

朝第1陣でタバサねーちゃんがお散歩に出た時は止んでたのに

 

後ろのムクゲとコラボです

ムクゲって、強い木だね

ひめちゃんちのムクゲも、一生懸命切り詰めてるのに、毎年元気に咲いてるよ

 

赤柴の超老犬・プーちゃんの前を通って、堀之内の西端を歩いてきました。

 

ひめちゃんちに今咲いてるムクゲです。

土手のノカンゾウもきれい

人間の意図を超えた花々の営みがあります

 

 

 

 

 

6月1日、旧赤城村(渋川市赤城町)小川田の蜂蜜屋さんに出かけました。

赤城南面の国道353号線をひたすら北上、溝呂木で353号線に別れてさらに北上です。、

お昼頃でないと不在と言う事で、赤城農産物直売所によって買い物をし、そのまま北上です。

いつもは途中で小川田⇒で左折、山の中を蜂蜜屋さんに行きます

今回は左折せずにそのまま直進してみます

 

やはり予想通り、日陰の虚空蔵大杉に出ました。

 

大きな杉の木があって、奥に虚空蔵菩薩が祀られています。

この大杉は、昭和22年のカスリン台風の時の沼尾川大氾濫にも耐えたのでしたね

虚空蔵の大杉(カスリン台風の記憶)

 

おや、杉の木の隣には、榧(かや)の木

やはり榧の木です

大きな大きな榧の木が何本もあります

前回は全く気づきませんでした。

実が落ちてないような

雄木?

 

後で蜂蜜屋さんで聞くと、「よく榧だとわかったね たぶん樹齢は大杉とそんなに変わらないかも

 

虚空蔵菩薩に合掌

 

 

そばの信号・深山に「お天狗さま⇒」です。

約束の時間まで、まだあります。

ちょっと矢印の方に行ってみましょう

さほど細くもないし人家もある

なんとなく、ここで行き止まりの感じです。

バス停があって、駐車場があります。

 

「関東ふれあいの道ですっ」て

前橋・沼田線を来て、交差点・深山を沼尾川に沿ってやって来たのです。

 

この先どうしようか

 

事前学習もないので、また後日にしましょう

駐車場がありだけど

蜂蜜屋さんにも聞いてみましょう

 

 

深山の信号に戻って、沼田方面にちょっとドライブです

沼尾川上流に赤城山です。

いつも見る姿とはまったく異なります。

だんだん寂しくなってきました

そろそろUターンして戻りましょう。

沼田方面には行けそうだけど、ちょっと寂しい道かも。

ある人が、沼尾川は赤城大沼のシッポだねと言いましたけど、そんな感じもします

この道は沼田街道ではなく、沼田街道はもう少し西だったようです。

 

 

県道157号線に出て、沼田街道・南雲宿と思われるところを通りますけど、駐車スペースがない

見覚えのある橋を渡って、山中の道を蜂蜜やさん目指します

もしかしたら、こっちの道の方が沼田街道に近いかも。

ここらへんの沼田街道の跡は消滅しているそうですけど。

 

蜂蜜屋さんによると、「お天狗さまは、あそこの駐車場に車を置いて歩いた方がいいかも。でも階段がきついよ。階段を登らずに脇からの道もあるけど、それでも15分くらいはかかるよ。

お天狗さまは「駐車場あり」って看板あったけど、さてどうしましょう

とりあえず、十分な準備と足腰の達者な同行者が必要です

 

今回もそば蜂蜜を買って帰ります

途中、白いそばの花が花盛りです

うまく駐車出来ずに写真なしです

 

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続・初冬の沼尾川親水公園(カスリン台風の記憶4)

2023-12-19 20:04:13 | 沼尾川紀行

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を西に出ます。

今朝は少し遠くに行きたいでふよ

ひめちゃんの希望を入れて、諏訪神社の向こうから、山上城へ廻りました。

 

山上城跡公園(三の丸)からの眺めです。

浅間山には、少し雪があるようです。

 

階段のない帯郭を通って帰ります。

残念、紅葉はもう散ってしまいました

落ち葉がいっぱいありそうでございますよ

ズボズボ、たいへん歩きにくうございます

でも、落ち葉のおふとん、気持ちがいいでございます

 

 

(12月14日)沼尾川親水公園の散策続けます。

赤い吊り橋を渡って、殉難之碑です。

・・・・・「カスリン台風」による沼尾川の土石流災害により、この地にあった敷島青年学校が押し流され、用務員の永井喜一さんと二人の子供たちが犠牲になったのを悼み・・・・・・

合掌

 

再びふれあい橋を渡って対岸(右岸)に戻ります。

 

 

川沿いを散策します。

離れてみると、本当によくつってある吊り橋です

うすくなってるけど、大切な説明板です。

 

 

時計が止まっているのは残念だけど、こころ安らぐ空間です

不思議魔形のオブジェ(?)があります。

ゾウさんのお腹に親水公園の案内図です

 

 

二つ目の橋を渡ります。

橋の名は松風橋です。

むこうは、キャンプ場になっているようです。

 

上流です。

山津波が来たら怖い

 

振り返って松風橋です。

 

ワンコの散歩OKですね

でも、ひめちゃん&タバサねーちゃんには、ちょっと遠いかな

松風橋を戻ります。

 

 

何だろう?

逆巻く波に見えなくもないけど

 

 

であいばし、渡ります。

ふりかえって「であいばし」です。

川沿いではなく、少し奥の方を歩きます。

子供の姿はないけれど、お弁当を食べる大人の姿は、若干あります

 

 

吊り橋に戻ります。

不思議な形の素晴らしい吊り橋がある沼尾川親水公園、桜の季節にでも、また来まーす

 

 

心細く来た道を、元気をもらって帰ります

来るときも気になった表示です。

来るときは、西原の信号を登ってきました。

ちょっと寄り道してみます。

確かに絶景でした

「赤城まちめぐり」、新しい史跡巡りの動きが出ているようです

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初冬の沼尾川親水公園(カスリン台風の記憶3)

2023-12-18 15:53:15 | 沼尾川紀行

寒い朝です。

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を西に出ます。

諏訪神社の鳥居の下、霜柱が立ってます。

 

今朝はタバちゃんも、神社の向こうの高台まで歩きます。

赤城山も寒そうだね。

酪農王国を夢見た残骸、今朝は特に寒そう

 

高台の中央からUターンして帰ります。

タバサねーちゃん、弾む足取りになります

堀之内に戻る頃、あちゃあ、子供の声がします

子供が苦手のひめちゃん、及び腰です

黄色い帽子の集団(小学生の集団登校)がやって来ました。

夜明けが遅くなって、お散歩開始も遅くなり、これから遭遇の機会も増えそうです

 

 

 

 

12月14日、沼尾川沿い・利根川への合流地点近くの、沼尾川親水公園へ出かけました。

年丸橋のお地蔵様からの道もありそうですけど、上越線近くの県道225号線で行きます。

 

だんだん心細い山道になってきますけど、突然前方に赤い橋の一部が視界に入ります。

心細かったけれど、迷わず到着です

「カスリン台風の殉難碑100m⇒」

ここにも、カスリン台風の記憶がしっかりあります

 

橋を渡らなければなりません。

ぐんまちゃんもいます

働くぐんまちゃん、かわいい

 

 

吊り橋を渡ります。

揺れます

手すりにつかまって、ゆっくりゆっくり渡ります

 

 

上流の流れです。

あちらから山津波が押し寄せてきたんだ

下流の流れです。

あの橋を渡ってきました。

 

 

曲線を描いた、めったにない吊り橋です。

 

 

無事に渡り切りました

沼尾川のふれあい橋です。

 

 

右手に、梅の木々が見えます。

梅の広場かな

 

 

親水公園の沿革があります。

昭和22年9月15日、通り魔のように襲来したカスリン台風は、沼尾川周辺の家々や青年学校や墓地を土石流で壊滅させ、死者、行方不明者合わせて83名という村史上未曾有の大災害を引き起こしました。

 

どこかの村と違って、しっかり過去の災害の記憶を残しています

 

 

振り返って吊り橋です。

不思議な優しい形です。

デザイナーは誰だろう?

デザイナーも素晴らしい、それを採用した村も素晴らしい

 

 

少し小高いところに殉難の碑です。

 

(つづく)

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年丸橋のお地蔵様(カスリン台風の記憶2)

2023-12-16 14:15:22 | 沼尾川紀行

小雨の朝でした。

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、貧乏カッパでお散歩です。

 

でも午前中に雨が上がり、お日様が出てきました

ひめちゃんは、外のお部屋で日向ぼっこです。

タバサねーちゃんは、まだ小屋の中に籠もってます。

暑がりタバちゃんなので、日向ぼっこは余りしないかな?

ムーハウスガーデンに、日本水仙が咲き始めました

地味だけど、懐かしい花です

 

 

 

11月4日、日陰の虚空蔵大杉を後にします。

信号・深山を左折して、県道157号線に戻ります。

振り返って深山の信号です。

沼田に行けるのかな

 

前方には、子持山です。

あの突き出た岩、獅子岩というそうです。

ハチミツ屋さんで教わりました

渡る川は沼尾川、渡る橋は日陰橋です。

 

バス停・日陰橋があります

スーパーやコンビニはなくとも、バス停があっていいなあ

 

最低限の足が確保されているって、大事なことです。

合併当時の村政の担当者のみなさんは、住民の足の確保を忘れなかったのです。

同じ勢多郡でも、新里村はダメでした

向こうの桐生市(元の桐生市)に行くと、かわいい市バスが走っています

ほとんど乗ってる人はいないけど

 

 

県道157号線を帰ります。

川の向こうに、切り立った崖のような風景です

今思うと、カスリン台風の大雨による土石流が流れ下った跡だったのでしょう。

 

 

大きなカーブの所にお地蔵様です。

初めて寄ってみます。

台石には、合掌ですって

祈りを籠めて建立されたのです。

隣に碑がありますけど、判読不能

とりあえず、合掌

 

 

ここの橋は年丸橋です。

橋の上からの風景です。

広い川幅です。

 

 

あれ、向こうに赤い鳥居が見えます

十二宮です。

道の上から、とりあえず合掌

 

 

お地蔵様のところへ戻ります。

隣には、大きな道祖神です

左の文字は、特徴的です

遺族者名簿

野の花が、お地蔵様に似合います

もしかして、ここのカスリン台風による大雨の被害で犠牲になった人々の供養碑かな?

あらためて、合掌

 

後で検索すると、やはり、お地蔵様の隣の碑は、カスリン台風による大雨の土石流による犠牲者の慰霊碑で、当時の赤城村村長の碑文が記されているだということです。

昭和54年(1979)9月15日、33回忌に建立されたのです。

 

この時は、新里村も天神川と鏑木川が氾濫し甚大な被害があったと言うことです

死者もいたと言います

それでは、『新里村誌』にもあるでしょう

あれ、カスリン台風の「カ」の字ありません

 

天神川と鏑木川が氾濫し、甚大な被害を受けた場所は、山上でしょう

天神川は何時の間にか蕨沢川と名を変え、山上城の東を流れます。

鏑木川は、山上の北から南に向かって流れてます。

ひめちゃんたちがよく行っていた東の牧場付近、深いえぐり取られたような川底です

 

新里というか、山上には、災害の記憶を語り継ぎ言い継ぎ行く意識はないみたいです

旧赤城村と同じ旧勢多郡なのに

 

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虚空蔵の大杉(カスリン台風の記憶)

2023-12-14 15:38:41 | 沼尾川紀行

寒い朝でした。

霜が未だ残ってます。

ひめちゃんとタバサねーちゃが大好きなアブラナにも,、しっかり霜が残ってます。

獅子くんは、本当にアブラナが大好きだったね

 

堀之内の西を歩いて帰ろうとしたとき、「アチャア、黄色の帽子の集団がやってくる

通り過ぎるのを待ちます。

「ふう、助かった

ひめちゃんは、いくつになっても、子供が苦手です。

 

 

 

11月4日、旧赤城村小川田のハチミツ屋さんに出かけました。

赤城村農産物直売所を過ぎてそのまま北上、小川田→を進みます。

振り返ると、いつもの姿とは違う赤城山です。

ここから見る赤城山はいつもこの姿、ここに住む人々の思い描くふるさとも赤城山の姿です。

 

お気に入りのそば蜂蜜をゲットして、帰りは沼尾川沿いに帰ります。

ふと、川の向こうに渡ってみたくなり、ちょっと寄道です。

県道157号線を東に行きます。

さっきと同じような赤城山が見えてます

 

少し行って、信号・深山を右折すると、虚空蔵(こくうぞう)の大杉があります。

 

大杉にこんにちはです

 

 

 

樹齢約300年、樹高27mですか

古くから沼尾川の氾濫にも耐え昭和二十二年の沼尾川大洪水にも厳然として安泰であった姿は、人々にら大きな寧ぎを与えた。奉祀されていた虚空蔵さまは高秀寺に安置させてある。

昭和22年沼尾川の大洪水があったのですね

でも、この大杉は押し流されなかったのです

 

奥には真っ赤な鳥居と御堂です

虚空尊菩薩に合掌

 

ウィキペディアによれば、

「虚空蔵」はアーカーシャガルバ(「虚空の母胎」の意)の漢訳で、虚空蔵菩薩とは「広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩」という意味である。そのため智恵や知識、記憶といった面での利益をもたらす菩薩として信仰される。

とあります。

慈悲がキーワードかな

違和感なく、神仏習合してます

 

側には石造物もあります。

 

もう一本、傾いたポールです。

 

被害状況 死者八十三名 重傷者十四名 流出戸数百六十七戸 全壊戸数四戸・・・・・・

沼尾川の大洪水の被害です

改めて合掌。

後で検索すると、これは、あの有名なカスリン台風による沼尾川の大洪水だったのです

 

沼尾川は水量はさほど多くないのに、川幅がとても広い川です。

大洪水の記憶が残ってるのかな?

 

ここには、現代人が忘れてしまったとても大切な記憶がありました。

ありがとう

県道157号線を戻ります

 

(つづく)

 

 

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