続・黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

上野国山上・葛塚城堀之内に住んでます。ひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

葉桜の大根神社

2023-04-09 16:15:33 | 石田川物語

スタッドレスタイヤを外したその翌朝、雪が降った夢を見ました

そんな夢を見るほど、寒い朝でした

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、もう起き出してお散歩待ってます

大急ぎで出かけました。

あれ、カメラを忘れました

 

本日は、2人の七海ママとの2ショットでご容赦下さいませ

2人とも、ママとズッと一緒に過ごせたことは幸せだね

 

 

 

 

4月6日、矢太神水源から、西に出ます。

左手に神社があります。

大根神社(おおねじんじゃ)と旗めいていますけど、ゲートロックです

西側に廻って、鳥居前に何とか駐車です

幟には、大根町(おおねまち)・大町(おおまち)とあります。

大根の鎮守だと思うけど、どうして?

 

『村々の沿革と絵図』(新田町誌基礎資料第8号)によると、

(大根は)初めは綿打村と称していたが、明暦年間(1655~1657)に大根村と改名し、寛文中(寛文十年)大村を分村という。これは寛文十年(1670)幕府代官岡上景能による笠懸野開発で、大根地内に成立した大根村新田を分損したものである。~(中略)~鎮守は村社赤城神社(祭神大己貴命)であったが、稲荷神社に合祀され、今は大根神社と呼ばれる。

大町は、大根から分村したんですね。

岡上景能(おかのぼりかげよし)さん、ここでも新田開発していたのです

大根神社は、元々は赤城神社だったんですね。

 

 

大きなりっぱな鳥居です。

 

 

桜の花びらがいっぱいです。

もう葉桜と言っていいかな?

手水社の竜神さん、お水が欲しいね。

 

 

すぐ左手に、また鳥居です。

こっちが本来の鳥居かな?

 

 

手水社の左手に由来がありますけど、よく見えません。

新田氏の一族・綿打為氏との係わりを言っているようです。

 

 

駒犬さん、こんにちは

メイドインジャパンの狛犬です

ホッとします

 

 

拝殿で2礼2拍1礼です

 

 

拝殿脇にケヤキの大木です。

大ケヤキの説明板もあります。

樹齢300年以上ですか

昔々、実家にもこれくらい、いやもっと大きなケヤキがありました。

ケヤキがなくなって、実家もなくなりました

いつまでも、ここに居て下さいね

 

 

境内の東の方には、八重桜が咲き始めてます。

 

 

さて、県道に出て帰りましょう。

ウロウロしてると、見たことある真っ赤な仁王門が見えます

牡丹寺・大慶寺です

4月の初めなのに、もう牡丹が咲いています

ぼたん祭前ですけど、ぼたん園を散策して帰りました

 

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花は盛りをのみ見るものかは(妙参寺沼と矢太神水源)

2023-04-08 19:01:31 | 石田川物語

雨上がりの朝です

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を西に出ます。

今朝は、榛名山も浅間山もその姿を現しませんでした。

 

ひめちゃんちに、八重の桜が咲いてます。

桜・衣通姫(そとおりひめ)も少し盛りを過ぎましたけど、まだきれいです。

ひめちゃんの本名・衣通姫にちなんで植えたのです。

なんとなく、ひめちゃんのイメージです

 

 

 

4月6日、久しぶりに新田のジョイフル本田に出かけました。

ペットショップでは、日本犬がゼロという衝撃を受けました。

さらにペットコーナーにはレジがなくなって、ガーデングッズのレジでお会計でした。

さらなる衝撃を受けました。

2000年の秋、ここで初代黒柴犬・三四郎に出逢って、我が家の黒柴ライフがスタートしたのです。

 

気を取り直して、少し寄り道をして帰ります。

もう桜は盛りを過ぎているだろうけど、妙参寺沼に寄ってみよう。

昔々「花は盛りをのみ見るものかは」と言った人もいたことだし。

盛りを過ぎた桜もいいものかも

 

右に見える桜の咲いてる所が妙参寺沼です。

川は石田川、この先が矢太神水源(やだいじんすいげん)です。

 

北側駐車場(右のP)から、散策開始です。

 

しだれ桜、だいぶ咲き進んでいますけど、爽やかイメージです

いい感じです

桜は、満開を過ぎてもいいものです

沼は静かで、沼面に桜が映ってます

 

花びらが沼面を汚してるけど、自然に浄化するのかな?

シラサギ、アオサギの姿もあります

鳥達もこの状態を嫌ってはいないようです

人間の眼にはちょっとと見えるけど、自然界の循環なのでしょう。

 

咲き残ってる桜も、いい感じです

初めてこの時期に来ました。

花は盛りにのみみるものかは、盛り以外でもそれなりにいいものです

 

 

さて、矢太神水源にも寄って行きしょう。

今日が湧玉はっきりとは分かりません。

なんとなく湧いてるようですけど。

 

ここは国指定の史跡なのですね。

新田之荘の開発に、おおいに関係していたのです。

散った桜の花びらいっぱいの矢太神水源から、石田川は流れ出しています

これから長い長い旅を続けて、刀水橋付近で利根川に合流します

 

 

 

 

 

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銅橋と銅蔵(足尾銅山街道の記憶)

2022-12-16 19:29:44 | 石田川物語

タバサねーちゃんは、まだ寝ています。

14歳半のタバサねーちゃんは、最近朝の目覚が遅いです。

ひめちゃんは、今朝も1人散歩です。

諏訪神社の向こうを南に下り、南側から山上城に登城です。

久しぶりの三の丸(山上城跡公園)です。

 

ひめちゃんは、サルさん達には関心をしましません。

視線の先にあるのは、サイさんです。

ワンワン、お前は何者じゃ

かなり執着を持って、ためつすがめつ、気にしながら通りました。

 

西の方には、雪をかぶった浅間山が見えます。

 

山上城の概要を確認です。

今いるのは三の丸、二の丸・本丸は小さいですね。

三の丸から、太鼓橋を渡って帰ろうとしますけど、ひめちゃんは脇の帯郭に引っ張ります

あれ、きれいな紅葉だ

公園整備で何本もの紅葉を植えたようです。

紅葉の小径です

知りませんでした。

「山上城跡公園には、紅葉の小径があります」って、情報発信が必要です

 

 

蕨沢川を渡って帰ります。

ひめちゃんは、何かを見つめています

大好きなケンくんがやって来ます

久しぶりの濃厚接触です

 

 

 

先月足尾銅山観光に行ったとき、売店で『みんなに役立つ足尾銅山の歴史』という小冊子を買い求めました。

その中に、「太田市の石田川に架かる銅橋」という写真がありました。

石田川に架かる銅橋、何処だろう?

銅山街道が通っていた所だから、旧尾島町のはずだ。

わが故郷の町にあるはずだ

銅山街道の名残の道を辿れば、あるはずだ

 

11月27日、大間々から県道69号線を下り、上江田の信号(太田市新田上江田町)で左折、道なりに南下します。

東武鉄道・木崎駅の脇を通り、太田フレックス高校の脇の細道を下り、らしき橋に出ました

やっと車で渡れました。

 

橋の南に、わずかの駐車スペースがあります。

ちょっと駐車して、橋の名を確認です。

銅橋です

銅山街道は、ここを通っていたのです

 

上流の石田川です。

水鳥がいます。

 

下流の石田川です。

カモもシラサギもいる風景です

 

駐車スペースにある足尾銅山街道(あかがね街道)の地図です。

ねぷた通りは、県道142号線(旧国道354号線)です。

銅蔵も近くです。

勾当の内侍の墓がある、あの花見塚公園前を通っています

地元のはずですけど、知らなかったこといっぱいです

 

142号線への出口は、1200円カットのお店です。

いつからあるのだろう?

近くに、亀岡の銅蔵がありそうです。

でも、県道142号線からは行けなそうです

 

 

後日(12月5日)、尾島中学校の裏の道に、銅蔵⇒の表示を見付けました

南から入ります。

どうも民家の敷地のようです。

遠慮がちに、ちょっと失礼します。

馬でここまで運んできたのです

わが故郷の町にも、銅山街道の歴史があったんです

 

 

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子福桜の妙参寺沼・後編

2022-12-07 15:23:36 | 石田川物語

寒い寒い朝です。

しっかりと霜が降りています。

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を北に出ます。

 

あれえ、赤城山が真っ白だ

初冠雪です

寒かったわけだね

 

今朝は、岩神沼まで行きました。

雪をかぶった赤城山の逆さ赤城が、沼に映っています

でも、だーれもいません。

カモさんたち、どうしたのかな?

ひめちゃんとタバサねーちゃん、何思う?

 

 

 

 

(11月20日)

沼の西側にも桜が咲いています

 

桜の向こうに、カモさんたちの姿があります

晩秋の桜もいいですね

カモさんたちは、全員同じ種類です

 

振り返ると小さなお宮があります。

赤い鳥居が、晩秋の桜の沼の景色に映えています

北側に見える石田川の源流・矢太神水源も晩秋の景色のようです

 

ちょっと足を延ばしてみましょう。

 

落ち葉がいっぱいの矢太神水源です。

「新田荘の開発には、ここを水源とする石田川の水が使われた」とあります。

 

わが故郷の川、石田川はここから流れ出ているのです。

今日は湧玉は確認できません。

でも、石田川は流れ始まっています。

それなり景色の、晩秋の矢太神水源です

 

さて、そろそろ開店時間です。

ジョイフル本田に急ぎましょう

小次郎パパの服を買っていかなくては

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子福桜の妙参寺沼・前編

2022-12-06 15:50:18 | 石田川物語

冷たい雨の朝です

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、貧乏カッパでお散歩です。

早々と用を足し、玄関からお家に入れてもらい、フキフキして、朝ご飯の用意を待ちます。

朝ご飯と一緒にお部屋に帰ります。

 

介護犬の小次郎パパは、オムツをして七海ママの形見のベッドで過ごすことが多いです。

このオムツもママの形見(残り)です。

最近は男の子用というペット用オムツもありますけど、こちらの方が使いやすいです。

男の子用は、腰に巻くだけだけれど、ずれてはずれやすいのです

 

 

 

 

11月20日、新田のジョイフル本田に、小次郎パパの服を買いに行きました。

これから寒くなるし、排泄の方も問題在りの状態なので、買い足しておく必要があります。

開店時間まで少し時間があります

ちょっと寄り道しましょう。

 

あまり遠くはヤバい、近くでどこかないかな?

そうだ、妙参寺沼は紅葉があるかな?

 

紫陽花の季節に訪問しました

紫陽花の妙参寺沼・後編

 

 

ところで、妙参寺沼の名前の由来は、妙参寺です。

妙参寺について確認です

地図を見ると、沼の東下に卍がある地図もあります。

でも、ありません

向こうは民家です。

 

『ぐんまのお寺 曹洞宗Ⅰ』(上毛新聞社 平成14)に、妙参寺がありました

妙参寺(新田郡新田町)

 妙参寺は、新田町大根字新屋敷にある妙参寺沼に東接して存在した曹洞宗の寺で、山号を円満山と称する。妙参寺は、上江田村の曹洞宗龍得寺末寺で、慶安二年(1649)、僧楚俊によって開かれた寺であり、開基は伊野塚隼人である(『上野国郡村誌』)。本堂は、明治二十年(1887)に焼失してしまった。再建された堂宇は、間口五間三尺、奥行き四間三尺であったというが(『綿打村郷土誌』)、現在は本堂・庫裏等は存在しない。~(中略)~

この妙参寺については、次のような悲しい伝承が残されている。

 昔、大根のある家へ、太田の東門といわれる家から嫁が来た。ある日、近所のおかみさんたちが、ご祝儀見舞いに来たので、嫁さんがお茶を出した。

 それを聞いた姑は、「屁っこいお茶を おあがりなんしょ」と言って出したという。近所のおかみさんたちは、姑の悪口と思っていたが、嫁さんは恥ずかしく思い、自殺してしまった。後悔した姑は、回心して諸国を回り、罪滅ぼしに嫁を供養するために寺を建てたという。

 

 

妙参寺は存在するけど、存在しないお寺です

それでは、散策開始です

一応紅葉してるみたい

カモさんもいます

 

 

あれ、花が咲いてる

桜です

春咲きの桜とも、うまく馴染んでます

 

 

きれいに咲いてます

何本もきれいに咲いてます

子福桜ですって

なんとなくそんなイメージの桜です

 

 

何の実だろう?

1本だけなのがいいです。

 

北の方から水を引いています。

現代に作られた水路ではありませんね。

江戸時代のものでしょう。

 

 

沼の西側にも、桜が咲いているようです

西側を歩いて駐車場に戻りましょう

 

 

(つづく)

 

 

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