続・黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

上野国山上・葛塚城堀之内に住んでます。ひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

続・お久しぶりの箱島湧水

2024-12-06 16:15:45 | 吾妻紀行

ひめちゃんは堀之内を西に出ます。

諏訪神社の前で左折、あぜ道を上ります。

山上城を来たから攻めるのかな?

太い首は、七海ママだね

 

途中で歩の道をたどって戻ります。

あちゃあ、黄色い帽子の集団です。

低学年の子が大きなマスクをして集団登校です。

ひめちゃんはちょっと緊張したけど、静かに見送れました。

あんなに大きなマスクしてたら、友達の顔覚えられるのかな?

 

ムーハウスガーデンの椿、ピンク系以外にも咲いてきました。

えくぼのような白い斑点、花によって出方が違います。

 

 

 

(箱島湧水・水源を確認しました)

上の不動堂にも寄って行きましょう

手すりにつかまって、ゆっくり昇ります。

手すりがあるのはありがたい

 

なぜか狛犬もいます。

合掌

現役で活躍中のようです。

 

石造物のみなさんにも、合掌

狛犬さん、古き良き時代の日本製の狛犬さんです

 

さて階段を降りて、水をくみましょう。

右の大杉の根元から湧水が湧き出てます。

左の大杉の下には、「湧水の怪」の説明板です。

 

 

ここは榛名湖とつながってるのかな

昔、原町の善導寺に第二世「円光上人」という人がいました。そこへ怨敵に追われた木部管内少輔の「北の方」(円光の母)が突然訪れ、よもやま話をしていましたが、円光は母が追われている身とは知らず、翌日何気なく別れを告げたが、それが最後の別れで、母は息子に会え、思い残すことはなく、榛名湖へ向かい侍女とともに入水して果ててしまいました。その後榛名湖には大蛇が棲むという話が取り沙汰され、その大蛇は北の方の化身だと思われていました。そこで、供養の為、北の方の位牌を榛名湖に納めました。ところが、その位牌が、なんとこの不動堂の湧水の所から所から出たといいます。そしてこの位牌は現在もなお不動堂に納められています。

 

木部姫伝説の記事が数編、「黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ」にあります。

木部氏館跡の心洞寺(木部姫伝説)

 

 

もう一度、水源を確認です。

咲くがなく、平石があって、水をくめるところがあります。

でも、強い流れです

ペットボトルを流されないように、水を入れるのは、結構大変です

しっかり湧水をいただいて帰ります

何人もやってきますけど、ひたすら湧水をくんで帰って行きます

 

 

湧水の下のこの風景、明治43年の箱島湧水発電所の記憶です

 

 

新しい駐車場に戻ります。

吾妻路の秋景色の中を、また県道35号線(日陰道)で帰ります。

 

 

湧水の水は、コーヒーと緑茶でいただきました

水道水と違って、マイルドでした

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お久しぶりの箱島湧水

2024-12-05 16:21:48 | 吾妻紀行

ひめちゃんは、赤柴の超老犬・プーちゃんの前を通ります。

プーちゃんは立ち上がって、呼んでます

ひめちゃんは、完全シカトです

堀之内の西を歩いて帰ります。

去年実っても刈り取られることなかった田んぼ、また同じ運命をたどりそうです

何か気になるにほいでふよ

あちこちで野生の逆襲が始まってるからね

赤城山がちょっと寂しそう。

 

 

 

11月28日、久しぶりに吾妻路をドライブです。

秋景色を楽しみながら、箱島湧水(はこしまゆうすい 吾妻郡東吾妻町)で、おいしい湧水をくんでこよう

2リットル入りのペットボトル3本、持って出かけます。

 

国道353号線をひたすら行って、大正橋で利根川を渡ります。

あの榛名山の北側に行きます。

国道353号線に別れを告げて、吾妻川南岸の県道35号線(ひかげ道)に入ります。

ひたすら西へ行きます。

 

 

コンビニが全くない

確か2、3軒はあったはずだけど

 

箱島湧水→の表示に従って左折、心細く曲がりくねった細道を進みます。

箱島湧水観光駐車場に出ました。

あれ、あったっけ

どうも新しくできたようです。

きれいなおトイレもあります

 

駐車して坂道を登ると、記憶にある駐車場です。

ここにもまだ駐車できます。

説明板もあります。

箱島湧水の水で、初めてここら辺に電気がともったんでしたね

ここは東吾妻町ですけど、所々に東村の表示が残ってます。

その昔は、吾妻郡東村(あがつまぐんあずまむら)だったのです。

 

表示に従って、ぬれた山道を歩きます。

行き止まりを左折すると、ゴウゴウと流れる滝のような流れが見えます。

あの奥が箱島湧水です

記憶より近かった

 

 

水源を確認です。

 

大杉の根元から、ゴウゴウと勢いよく湧き出してます

 

「箱島の名水」説明板です。

 

大杉の根元には、たくさんの石造物です。

朱の残る不動明王です。

 

庶民信仰の力強さにあふれています。

みなさんに合掌

 

 

さて石段を昇って不動堂に参拝です

手すりはありがたい

 

 

(つづく)

 

 

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どうぞお参りください(岩井堂観世音御堂)

2022-08-21 15:31:27 | 吾妻紀行

雨上がりの朝、ひめちゃんとタバサねーちゃんは、諏訪神社前を南下します。

山上城は濡れていて歩きにくいかもだね

今朝の山上城跡公園は、歩きにくそうだから左折せず、そのまま行きます。

 

字西久保の田んぼには、鳥除け獣除けのアイテムが出そろい始めてます。

 

山上城の南郭(現在は元町集会所のある所)の北側を帰ります。

何人もの人が草刈り機を持って、集会所に入っていきます。

今朝は地区の人総出の草刈りのようです。

ひめちゃんたちは、人が多いので落ち着きません

 

常広寺の東に出て、やっと落ち着きました

あの画面中央奥の鬱蒼とした木立の南に、天神川の名の由来の天神宮があったと思われます

 

ケンくんちの畑の花を愛でながら帰ります

 

 

 

(8月9日)吾妻からの帰り、吾妻川左岸の国道353号線を走ります。

サイカチの木を過ぎてしばらくいくと、岩井堂観世音です。

「Pここです どうぞお参りください」とあります

昨年の11月四万からの帰り、初めて存在に気づき参拝しました

お久しぶりの参拝です。

 

後ろを見ると、あれ、お店がない

道の南側にあったはずの、岩井洞ドライブインの名残のまんじゅうやさんがありません

この間は、おまんじゅうを買って帰りました。

岩井洞ドライブインは、かつては観光バスが必ず寄ったドライブインです

 

 

岩井堂観世音の由緒を確認です。

ここは、やま文庫『上州の観音札』(内山信次 平成3)によれば、吾妻卅三所の元二番 村上 岩松山岩間寺です。

 

元二番 村上 岩松山岩間寺

       北群馬郡小野上村村上塩川

有名な岩井堂の観音様である。御堂は延久五年(1073)創建、享保年間(1716~35)再建、大正三年、昭和二年大改修と看板にある。

 御堂の左裏の石庇の下は洞窟観音とある。中央は石の御堂で、数基の観音石仏と夥しいつみ石、地蔵・閻魔・脱エバ・宝暦九年(1759)の戒源童子の地蔵石塔にも石が積まれている。ここを賽の河原にみたてたか。

 ドライブインの騒音が響いてくる中で、異様な他界が見えてくる。

昔よりたれか仏といわい堂

夢をさますか峯の松かぜ

 

 

東側の階段を上って参拝です。

まず見下ろしてしまいました。

ドライブインが賑わっていた頃は、ここまでその賑わいが響いていたのでしょう。

 

こんにちは、お久しぶりです

合掌

 

西側の階段を下りると、洞窟の中に多くの石仏です。

確かに閻魔大王はおいでです。

みなさんに、合掌

 

隣の大鳥神社にも参拝です。

2礼2拍1礼です

 

 

神社から見上げて、岩井堂観音堂です。

正面から見上げた観音堂です。

合掌

そのうちに、ここを管理しているという如意寺も訪問してみたいものです

 

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市代の牧(いちしろのまき)跡のサイカチ

2022-08-19 15:31:18 | 吾妻紀行

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を西に出ます。

朝から猛烈な日射しですけど、まだ気温が低い。

高齢犬のタバサねーちゃんも、今朝は少し遠くまで歩けるかな?

 

諏訪神社の向こうには、久しぶりに浅間山が見えます。

 

やっぱり、日陰のありそうな山上城を歩いて帰ります。

でも、すさまじい木漏れ日です。

さすがに今朝は蚊が少ない。

でも、何故かカラスがいっぱいです。

 

二の丸と三の丸の間を通って帰ります。

二の丸には数年前まで、元気な城山幼稚園の子供達の姿がありました。

 

ランランラン、2人の足は、ある所に向かいます

 

ケンくん、いるかな?

残念、今朝もお散歩に出ているようです。

 

ケンくんちの朝顔とサルスベリを愛でながら帰ります

 

 

 

 

「ミュゼ」からの帰路、国道353号線を東に進みます。

しばらく走って、JR吾妻線の市城駅(いちしろえき)を過ぎたあたりで、気になる風景です

 

道の反対側に駐車スペースがあります。

ちょっと利用させてもらって、気になる景色を確認です。

「群馬県指定天然記念物・中之条のサイカチ」とあります。

 

道の向こうのあの大木です。

 

樹齢500年以上ですって

サイカチは、薬用に、また石けんの代わりになったんですか

「また、馬を洗うのに用いられたという。」ですって

 

馬の話が続きます

 

この地一帯は、『延喜式』による上野九牧の一つ「市代の牧(いちしろのまき)」のあったところとされ、平安時代初期の勅旨牧(皇室用の馬を育てる牧場)としてその役割を担っていたと推察される。養和二(1182)年源頼朝が神馬・砂金を伊勢神宮に奉納したとき、吾妻八郎が栗毛の馬を献じていることから、鎌倉時代に活躍した吾妻氏は市代牧を母体として成長した武士団と考えられる。

 

このあたりは市代の牧のあった所ですか

「中之条のサイカチ」より「市城のサイカチ」の方が、ロマンがありそうだけど

 

このあたりは不動沢で、土石流に注意が必要な土地ですか

流れてくる不動沢川、今はほとんど水の流れがありませんけど、要注意の川なのですね

でも、不動沢・不動沢川・不動橋、どこか近くにお不動様が祀られているのかな

 

不動沢川はサイカチの側を流れて、吾妻川に合流してます。

 

吾妻川左岸の国道353号線を帰ります。

 

 

(つづく)

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お久しぶりの歴史と民俗の博物館「ミュゼ」

2022-08-18 12:25:43 | 吾妻紀行

朝は雨が降っていました

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、小やみになって出かけましたけど、途中で降られてしまいました

ちょっぴり濡れて帰宅です。

「獅子くん、ただいま

獅子丸のお部屋(サークル)は、そのままです。

最近、おとうさんが栽培した趣味の変わりカボチャを干してます。

なんとなくハウスの後ろから、獅子くんが顔を出しそう

 

お墓の墓標代わりのヒマワリ、ますます分枝して咲いてます

 

 

 

 

8月9日、久しぶりに中之条町(群馬県吾妻郡中之条町)の歴史と民俗の博物館「ミュゼ」に出かけました。

 

2つの企画展を見るためです。

 

 

 

まず、企画展「木曽義仲落人伝説」です。

来る途中、木曽の落人伝説の箱田(渋川市北橘町)や木曽川を渡ってきました

吾妻にも、木曽の落人伝説があったんですね

 

 

頼朝の大規模な狩りの、真の目的は義仲残党の詮議ですか

 

巴御前(ともえごぜん)です。

彼女は結局どうなったのかな?

 

 

 

順路は、もう一つの企画展、「浅間山大噴火から240年・天明三年を語り継ぐ」ではなく、常設展⇒です。

順路に従いましょう。

 

 

 

吾妻にも、目が前にある馬の埴輪があったんですね

ひめちゃんちの村のお隣の粕川村(前橋市粕川町)の目が前にある馬の埴輪は、たしか「はにわんグランプリ」で2位だったと思います。

 

中世の浄土教の信仰が、吾妻地方にも広がっていたんですね

むむ、善導寺は行った事あるぞ

 

天明3年浅間山大噴火の展示です

常設展でも、しっかり天明の大噴火を伝えているのです。

ここは、浅間山の噴火の泥流があっという間に襲ってきた地域です。

 

 

 

その他諸々の展示を見て、いよいよ最期に企画展「天明3年を語り継ぐ」です。

なんとなく、企画展の天明3年を語り継ぐが最後になってるの納得です

 

メインは、天明の祈りー加部安の時計ーのビデオです。

しっかり最前列に座り込んで、鑑賞です。

自然に涙ウルウルです

大戸の関所がある大戸宿の加部安左衛門は、この噴火からの復興にたいへんな尽力をしたのですね。

たんに大戸宿のお金持ちではなかったのです。

 

帰宅後、みやま文庫の「加部安左衛門」(加部安左衛門「江戸期在郷商人の事情」、みやま文庫199)に目を通します

 

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