* コーギーな生活へようこそ *

ななみ(血管肉腫)もりし(急性腎不全)うっちー(肺水腫)うぃる(脳腫瘍?)、せがーる・しおり コーギー姉妹の徒然日記。

いつぞやかの別れの話。

2019-09-18 | うぃる(コギ♀)

「うぃるとは2回、さよならをしているの」

先日、犬ばあちゃん(カイヌシ母)がポツリ…と言ったのです。

 

何の事かと思ったら、

一つは、勿論、最後の別れの時のこと。

→ うぃるとの最後の別れの話 ←

※文字をクリック頂くと、そのお話へ飛びます。

4回目の発作で寝たきりになり、嗅覚や記憶を失い…4日目。

神経症状も厳しくなり始めていて、

先は長くないのでは…。

そう覚悟していた日々の中で、

母が一人、うぃるに逢いに来た日の事です。

 

そして、もう一つの「別れ」については、

これまで深く、語り聞くことはなかったと思います。

…記憶が曖昧…(^^ゞ

 

 

震災の有った、2011年。

ななみを送り出し…後、

雪の舞う2月11日に実家から新居へ、

うぃると もりしとカイヌシは引越しをしてきました。

 

当のカイヌシは、ななみの喪失感に支配されていて、

思い出の残り過ぎる実家から、

逃げ出るように、出発したことしか記憶にないのです。

 

犬達は、車に乗り込むとき、

それはそれは、毎度の旅に出るときのように、

テンションアゲアゲで、勇ましく、

うぉううぉう言いながら、乗り込んだのです。

いつもの調子で、ノリ良く…

どうせ、何も感じてないのよね、なんて、

当時、思っていたカイヌシ。

 

でも、本当は違った様です。

鈍感だったのは、自分の事しか見えていなかったのは、

余裕が何もなかったのは、

カイヌシの方だった様です。

 

うぃるは、犬ばあちゃん(母)に、

「ウチラ出ていくけど、あっちはアタシがいるから大丈夫

「ここは、アタシの実家なんだから、

アンタはしっかりしないとダメなんだよ

…と、瞳が語っていた、と母は言います。

 

そんなの人が創った戯言でしょう

そう、思う人も居るかもしれません。

 

でも、今になればこそ。

振り返ると、それは本当だったな、と感じるのです。

 

うぃるは、実家に戻ると、妙に態度偉そうでしたし、

アタシが帰ってきたわよ

とばかりにブイブイ言わせてましたっけ。

 

新居での、もりしの反乱の際も、

※上の文字をクリック頂くとそのお話へ飛びます!

もりしと、襲われているカイヌシの間に踊り出て、

誤った行いをしている もりしにくってかかり、

助太刀してくれたのも うぃるでした。

身体の小さい雌犬が、雄犬に気合で負けずにかかっていった姿、

あの、頼りがいのある黒い背中を、

時々、思い出したりするのです。

 

 

新居に来て、スグの頃。

うぃるは、この窓を自分のお気に入りと決めた様です。

人の出入りが観察できるので、

大好きでしたね~

 

 

1歳程から膵臓の不具合を抱え、

晩年は病だらけだったので…

決して体は丈夫ではなかったのだけれど。

犬猫達に慕われ、小さな命へも優しく、

ニンゲンをも上手にあしらい…(笑)

↑ お願いしても、絶対どいてくれない女…

 

 

やっぱり、こうして改めて思い返しても、

間違いなく支えられていたんだと感じます。

うぃるは「勇敢な守護者」だったんだなぁ、と、

改めて思うのでした。

 

 ま、我儘悪女でしたけれどねぇ…(遠い目。)

 

 

 

     おコギ好きの貴方…  

よろしければ、ぽちっと…お願いします   

 

  

  

  闘病生活、応援お願いいたします! 

よろしければ、ぽちっと…お願いします。

 

コメント (4)