* コーギーな生活へようこそ *

ななみ(血管肉腫)もりし(急性腎不全)うっちー(肺水腫)うぃる(脳腫瘍?)、せがーる・しおり コーギー姉妹の徒然日記。

最後に抗ってみています。

2019-08-12 | うぃる(コギ♀)

昨日、うぃるの深い寝息を確認したのが午前11時前。

そっと抜け出して、病院の受付を済ませに。

巷の長期連休もあり、物凄い混雑。

うぃるが転院をした病院は、有り難い事に、

事前に受付をお願い出来(予約ではない)

順番が近づいてくると、連絡してくださる。

家から病院まで10分、2往復にはなるけれど、助かります。

 

実際、連絡が来たのが14時近く。

うぃるを連れずに出向き、今後を相談しに。

 

発作の状況、現段階の状態(嘔吐で薬が摂れない)を伝えると、

「正直、安楽死というところまで来ている。」

…そんなお話でした。

 

今、決断すれば、うぃるは苦しみから解放される。

けれど、発作のない昼間のうぃるは、

穏やかに良い睡眠をとれているし、

なにより、瞳にはまだ うぃるの意識が存在していて、

しっかりと、うぃるなのです。

それに、便が…、

良便が昨日まで出ていた…という事は、

胃さえ活動すれば、他はまだ機能している…という証。

「…殺してください。」 とは、

まだ、どうしても…決断が出来ず。

※この言葉を使い、不快に思われたら…すみません。

でも「楽にする」と表現を変えたって「殺す」事なんです。

そんな厳しさを、オブラートに包みたくない。

 

そんなカイヌシを見て、先生は、

「最後にもう1回だけ抗ってみませんか?」

という提案をくださる。

嘔吐止めを注射で入れ、その反応を見ましょう…と。

※セレニア → 嘔吐止め、抗がん剤の副作用の強い嘔吐などにも使用するそう。

胃に収まれば、抗けいれん薬も、コルチコイド(鉱)も、

身体に取り入れる事が出来、アジソンの乱れも、

発作も、もう少し食い止められる状況に戻れるかもしれない。

 

もう一度だけ、抗って見る事にする。

「試みずに諦めるより、試みてダメで…諦める方がいい」

いつも、そう思っているので。

 

 

もう一度、受付をし直して、

うぃるを連れ再び病院へ。

皮下補液と共に入れて頂いて帰宅。

 

20時頃の排泄。

ベッド隣に広げてある、トイレシートへ自ら赴き、

よろよろで形にはならなくともスタイル作り、そこで排泄。

うぃるの、意識の高さに改めて驚く…。

 

発作は口からの薬が切れているので、

多発する可能性が高い…と。

座薬でしのいで…との事で、

(それでも止まらなかったら夜間救急!)

10個くださったが…

幸いにも深夜の発作は弱く、座薬は1回で済み。

 

 

迎えた朝

 

自ら、ケン〇ッキーと蒸しパンを口にする。

それは僅かな量ですが、

カイヌシはそこに薬を忍ばせる…!

無理強いでなく、薬も飲めた。

ワンワンカロリーも少し。

モカねーちゃんさま、ありがとう!

それは少しだけれど、自ら、飲もうと口にする。

…といっても、コーギー最強のあの食欲が戻った訳ではなく。

ほんの一瞬の喜びかもしれない。

 

その後も、自ら室内をよろよろながらも、

キッチンへ足を運び、プラゴミ袋を漁る。

キッチンへ真っ先に向かう所が うぃるなんだよねぇ。

もう、見れなくなって随分と経った、

うぃるのルーティーンが見れた、そんな日です。

 

急須のお茶が、出き切る寸前、

一瞬、量が増えるように…

これが、最後の一瞬のエネルギーだったのだとしても。

 

この治療で、少しでも安定が図れて…

うぃるの時間が、穏やかさが少しでも多く続くのなら、

もう少しだけ、一緒に居たいです。

 

今日もこれから病院です。

 

 

せがは、お姉ちゃんにべったり。

(余り近く寄り過ぎると、暑いからウザがられる…ので、この距離感!)

それは…

うぃるが要らない…と「ぺっ」したものを、貰えるから。

「ずっと、お姉ちゃんの妹がいいなー」…と、

思っていそうな、せがるんなのでした…

 

「 生きること、死ぬこと」

沢山、たくさん考えた日でした。

 

 

コメントありがとうございます

戻りましたら、きちんとお返事をさせてください!

沢山支えて頂き、感謝しています。

 

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コメント (12)    この記事についてブログを書く
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12 コメント

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Unknown (ぱん君母さん)
2019-08-12 16:52:06
初めてコメントさせていただきます。
今の状態、様子、よくわかります。我が家の先代ぱん君も腎臓病が進んだ時に同じ体験をしました。食べれなくても飲めなくても、いつもの目をして飼い主を見てくれる。もうダメかと思ってると、あれ?食べた、飲めた!と。だから、私にもできませんでした。我が子は最後の時を教えてくれます。
ぱん君の最後の発作が出た時に、あっいつもと違う、逝くんだ、と不思議とわかりました。なので、その日まで側に。
初めてなのにすみません。
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Unknown (ぽっけの母)
2019-08-12 16:57:44
それも、ありです!ママさんがうぃるちゃんの事を一番解っているのだから…
どんな、決断も応援していますから。苦しい苦しい胸のうち本当にわかります!命を預かる!それはそれは、色々迷って…結論なんて簡単にだせませんよ!
ずっと見守っていますから!
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Unknown (soprano-motoko)
2019-08-12 17:07:17
ななもりうぃるままさまへ
こんにちは!お疲れさまです。
心不全末期の親戚の介護もしていますが、緩和ケアに入るとしゃべらなくなるし、すぐ亡くなるらしいです。脈拍が40台なので苦しそうですが、まだ意識がしっかりしているので、緩和ケアの希望は出しません。
ななもりうぃるままさまのお気持ち、すごく分かります。なるべく本人らしく楽しく過ごして欲しいですよね?心不全は塩分控えめ食だけど、もう何を食べてもいいそうです。本人が望むものを。
大変でしょうけで、うぃるちゃんらしく楽しく頑張ってくださいね。
昨日東京で演奏会で、京急で羽田空港へ向かう途中で書いたので、変な文でごめんなさい。
それから、ななもりうぃるままさまが、体調くずされませんように。
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Unknown (波留ママ)
2019-08-12 17:31:13
口から摂取出来なくなる状況が、私も波留で経験したので、そのお辛さも覚悟も色々お察しいたします。
波留の場合は最期に多臓器不全に陥り、内臓が一切機能しなくなりまして。(水を一口与えても嘔吐、吐血など)
一切を諦め、ただただ傍で声をかけてあげることしか出来なかった数日間でした。
波留もその状況を受け入れて過ごしているのが分かり、別れが近いのだなとお互いに悟って心通わせながら過ごしていました。
ぱん君母さんのコメントにも書いてらっしゃいますが、私も最後の大発作で、あっ逝っちゃうんだと分かりました。
うぃるちゃんが、あまり苦しまずに穏やかに過ごせるようにただただ祈っております。
発作が出ませんよう、祈っております。




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Unknown (しろわびすけ)
2019-08-12 20:53:18
ママさんに掛ける言葉が見つからなくて、、、すみません。けど、おふたりの生きざまを、しっかりと見させていただきます。
少しでも穏やかな時間が過ごせるよう、わたしも祈っています。
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Unknown (桃ママ)
2019-08-13 04:46:58
ママさん
まだ一緒に居たい

すごくわかります。
私も その気持ちで 4年間 桃さんと共に
病気と闘ってきた様に思います。

安楽死
以前は 反対でした。
でも 苦しもがいてる桃さん見たら
その時 どう決断するかわかりません。

うぃるさん
美味しい物食べれて お薬も飲めて
ママさんのお気持ちに 応えようとしてるのかも しれませんね。
少しでも 長く 穏やかに過ごせます様に
願ってます。

ママさん
私も いつなにが起きるかわからない桃さん
覚悟は してるつもりではいますが
やはり その時が訪れたら
正しい決断ができるか自信はありません。
ただ
わんこさんにとっては
飼い主さんの 判断が1番じゃないのかな…
どんな決断に至っても
きっと 飼い主さんを信頼して くれてると思うから。
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初めまして。 (ななもりうぃるまま)
2019-08-13 10:11:20
ぱん君母さん さま

初めまして♪
そして、コメントもありがとうございます。
…そうですね、命は逝く瞬間を教えてくれますよね!
過去、何回か送ってきましたが、最期を迎える症状は皆それぞれ違っても、
ちゃんと、終わりを教えてくれていました。
ぱん君母さんさまのおっしゃる言葉も、凄く…すごく解ります。
何も、安楽死、安楽死…!と思っている訳でもないのです。
ただ、その子の置かれた状況によっては、ひとつの選択肢だと私は考えています。
(ごめんなさい、これは私の死生観から来るものなのかも知れませんが…。)
症状や痛みを和らげる(もしくは治したい)為に、治療があり、時間をかけ向き合いますよね!
ただ、その結果の先に際限なき、もがき苦しむ辛さしかなく、
その時に、苦しみを止めるための手段がもう残されていないとしたら、
その時、私は、その選択肢の一つとして選ぶのでは…という事だけです。
ご経験からのお言葉、ありがとうございます(*'ω'*)
出来るなら、穏やかであるなら…
もう少し、共に居たいと願いながら、ただただ見守る時間となっている現在です。
本当に、変わってやる事すらできない…厳しいですね。。。
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昨夜も… (ななもりうぃるまま)
2019-08-13 10:21:52
ぽっけの母さま

コメントありがとうございます。
昨夜も…状態が良くなく、錯乱したように過ごす時間ばかりの中で色々考えてしまいました。
(大きな発作には繋がっていませんが…物凄い体力の消耗です…。)
もし、これが自然界なら、もっととっくに命を落としているでしょう。
人と暮らしているがために、ある意味、医療の恩恵を受ける事が出来る反面、
治せない…と解った今でも、こうして厳しい状態でさえ命を繋いでしまっている。
その現実に、うぃるを想えば思う程、解らなくなってしまっています。
私が答えを出せない間も、苦しんでいるというのに。
辛いですね…。

いつも、ありがとうございます。
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Unknown (ななもりうぃるまま)
2019-08-13 11:15:42
soprano-motokoさま

お忙しく動かれている中なのに、お気遣い…そしてコメントをありがとうございます。

医療の問題は、本当に難しいですね…人も、そして動物も…。
うぃる、食べ物、望むものをあげています。
(勿論、中毒に繋がるものは例外ですが…)
それによって、苦しくても…頑張って良かった、喰えてよかった…!
…って、思ってもらえたら嬉しいのですが。。。
今は、ただ、うぃる優先、うぃると向き合う時間ですが、
いつかは演奏会へ伺ってみたいです!

いつもありがとうございます!

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いつも… (ななもりうぃるまま)
2019-08-13 12:21:10
波留ママ さま

いつも…波留ママさまには多方面から助けていただき、
感謝いたしております。
特に、うぃるは、すべての面で沢山のお力添えをいただきましたよね。
その事は、一番、うぃるが解っているのかな…と思います!

もりしも波留さんと同じだったのだと思います。
そして、やはり もりし自身も波留さんと同じに行く先を解っていたと思うのです。
ただ、命を燃やしきる闘いは、いつも誰しも…厳しいものですね。
父も、意識が朦朧としながらも、5分おきに腕時計を確認して、
「もう何時間も過ぎたのか…?」といっていた姿を思い出しました。
きっと、数分が数時間に錯覚するほどに辛かったんでしょうね…。

今のうぃるの状態は、腎臓からの末期症状では無く
(血液検査を見て転院先では、まだ全然大丈夫な数値…との回答でした。)
この所の急激な変化を見ても、脳に何かしらが在るというのが、どうも間違いのない事の様です。
そして、脳の神経障害(電気信号障害?)とは、こんなにも壮絶なのかと…
改めて知り、愕然としている所です。
電気ショックを与え続けている様なものですものね。。。
波留ママさまは特に、ご経験されているからこそ、
この状態をご理解いただけるのだと思うのですが、
内臓が機能しているからこそ(心臓も丈夫みたいです。)
命の存続が出来てしまっていて、ただただ苦しみを与え続けている様な状態で…。
ふっと、自然に…事切れてくれたらどんなにか…と、願ってしまいます。
命って…本当に複雑ですね。。。

波留ママさま、いつもありがとうございます。
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ありがとうございます。 (ななもりうぃるまま)
2019-08-13 12:36:05
しろわびすけさま

コメントありがとうございます。
いつでもどんな時も、命を終えるための闘いは、
孤独で厳しいものですよね。
何もしてやれないのだけれど…
傍らで、お世話役として逃げずに頑張ろうと思います。

いつも、ありがとうございます…m(__)m
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早朝から… (ななもりうぃるまま)
2019-08-13 12:59:12
桃ママ さま

朝はやくから…コメントありがとうございます。
暑くて眠れませんでしたか? お身体大丈夫ですか?
もう、ここの所の酷暑には…参っちゃいますね。。。
(寝不足に加えての寝苦しさ…ひーはー言ってます…とほほです。)

あたたかなお言葉、ありがとうございます。
いつも、何かとお気にかけて頂いて…幸せです。

安楽死については、本当に賛否両論ある事は理解しています。
そして、安楽死、安楽死!…と思っている訳でもないのです。
これは、私の死生観なのだとも思うので、皆さんが理解できる…と思っている訳でもないのですが、
治療を頑張った先に…、もうどうにもならない先に、
選択肢としてあるひとつとして、私は捉えています。
あえて言うなら、もし己がその立場だったら、そうして欲しいと願う部分が有るからです。
(私はヒトなので、出来る出来ないは別として…ですが。)
今のうぃるは、神経症状が暴走しつつある状態です。
脳内の電気信号が歯止めが効かなくなり、
あえていうなら、電気ショックを与え続けているような状態に近いです。
臓器の不全が重なり…枯れてゆくような苦しみもとても厳しいですが、
命の存続が出来る状態での、電気の暴走を抑える術が限られた中で、
支え続ける事も、ある意味拷問かな…と感じている面もあります。
それでも、穏やかな時間があるなれば…支えたいとも願いますし。
何より、本音はまだまだ一緒に居たいのですよね…。

今日は特に酷くて、神経症状も出て眠れずにいたので、今、座薬を使いました。
1時間ほどですが、眠れる…筈です。
今までは、夜に支配された時だけの発作や神経症状でしたが、
原因が脳内…である以上は、きっと今後は、昼間も侵されていくのだと思います。
そんな厳しさを感じつつ、自然に事切れてくれたらとさえ願ってしまっています。

そして、命が成り立つうえでの、奇跡のバランスをまざまざと感じています。
生きている事は、決して、当たり前ではないのですよね。
本当に…厳しいですね…。
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