虹の向こうに

4人の子どもの父親をしています。
リバ剣、段位は三段。
なぜか少年野球の監督してます。

気遣いに気付けるか

2005年11月08日 | ひとりごと
ある日、車を運転しているときのこと

交差点の先頭で信号待ちをしていました。

割と交通量の多い片側1車線の市道で、そのときも両車線共に信号待ちのそれなりに長い列ができていました。

ふと気づくと、対向車線の先頭が右折をしたがっている。この信号は右折レーンも右折信号もないため、1台の右折車が渋滞を呼ぶこともある

どうやら、対向車線で右折したいのはとりあえずはその先頭の乗用車だけらしい。
それほど大きな車ではないし、交差点のスペースに余裕があるので後ろの車列も流れるかな、とはじめは思ってました。

ただ、すぐに、3・4台目が路線バスだということにも気付きました
たぶん、バスがすり抜けるスペースはない。

自分の後ろもずっと車列が続いているし、路線バスが詰まっちゃうんじゃ不憫だから、右折車に譲ることにして、青になったと同時にパッシングしました

何となくしたこと、譲ってからは何も気にしていなかった。

ところが、その後ろにいたバス、正確に言うと、バスの運ちゃんは、明らかにボクの車にパッシングと手での挨拶をしてすれ違っていきました。
そのバスのために右折車に道を譲ったと言うことが伝わったらしいのです

すばらしい経験をした、と思いました。

何となくした気遣いに、ちゃんと気付いて、ちゃんと礼を尽くす。

ささやかだけど、なんだか、「気遣ってよかった」っていうあったかい気分になりました。

別にバスが気付かずに素通りしても、「なんの礼もないじゃないか」と思ったりしなかったんだろうけど、礼をされればやっぱりうれしい

翻って、ボクは何気なく受けた気遣いに、ちゃんと気付けて、ちゃんと礼を尽くせているんだろうか・・・

大げさだけど、そんなことまで考えさせてくれた、あのバスの運ちゃん。
きっと交通マナーに優れた、心のあったかい人に違いない。

気付かせてくれてありがとう

気遣うことと同じくらい、気遣われていることに気付くことが大切だと言うことに。