最近は、1Uサイズのラックエフェクターって、流行じゃないのか?あまり無いですよねぇ。で、オークションで古いのだけど買ってみました。ヤマハの FX-770
私がライブでメインで使っているのは、BOSS の GX-700。歪みがアナログって事もあって、かなりお気に入りの音が出るのですが、不満もある事はあります。
・コンプレッサーのかかり方が好みじゃない
・スピーカーシミュレーターは設定は細かいのだが、ちょっと好みじゃない
・コンティニュアスなパラーメータを MIDI で送ったときの反応が滑らかじゃない
・ACアダプターがでかくて重い
そんな訳で、GX-700 の気に入らない所は同じく BOSS の SE-70 に代用させて 2U のラックに組み込んでいるのが私のライブ用エフェクターでありました。ただでかいACアダプター2個でかなり重い。(録音の時はほとんど SE-70 のみだったりします)。
で、ヤマハのこの FX-700 を手に入れた一番の動機は、AC アダプターじゃなくて電源が内蔵である事!
うまくお気に入りの音が作れれば、ライブの出動を 1U ラックに出来るかも?などと期待しておりましたが・・・。
結果から言うと、プログラムチェンジのタイムラグがあって音が切れるのが気になるので、ライブでは使えないなぁ・・・、という印象でした。(;_;)。
一応一通り音作りをしてみましたが、基本的な性能はかなり良いです。ただ歪み系はどうしても低音が丸くなり気味な音で、私の好みだともう一つと言った感じ。それでも、歪み系のプリアンプ部には、プリEQ、ポストEQ の両方が装備されているので、作れる音色の幅はかなり広いです。それとスピーカーシミュレーターはなかなか良いです。GX-700 よりもライン録りには向いている音になりそうでした。
またデーターエントリーのダイアルが良く出来ていて、早くまわすと値が大きく変わり、ゆっくりまわすと細かく変わるという操作感は、なかなかよろしいです。アウトプットのボリュームとプレゼンスが全面にダイアルであるのも、現場での微調整に便利そうですね。
ん~、これでプログラムの切り替えがシームレスなら出動しても良いレベルなのだが・・・・残念 (~_~;)。