先週のライブ、KORG の AX3G を使いまして、付属のワウ機能でもまぁまぁだったのですが、コントローラーのペダルが BOSS で純正ではなかったため、ちょいと動き方が気に食わなかったので、結局 RockMan のオプティカルワウを使いました。
で、私の
ウルリッヒロートブームはまだ続いており、毎日少しずつ彼の
ミームを受け取っているのですが、このスコーピオンズでの彼の音色は、ほとんどがストラトのフロントでワウをかまして半止めと思われる音になっているように思います。(時々フレーズにあわせてワウを動かしてるので、それ以外の所は半止めだな?と、判断しました)
1975年当時だとエフェクターってそんなに無かったですからねぇ。アンプやピックアップもまだメタル系の音が出るものって無かった様に思うのですが、普通の歪みでフルアップでハイゲインにすると、どうしても高音が汚い(私的にはね)感じになると思うのですが、ワウで、歪みの前でハイをカット気味にすると、多分このいい感じの音になったのだろう・・・と、憶測しております。メタル系歪みのエフェクターで手元のボリュームを絞るとわかるのですが、歪ませる前にかなりハイがカットされております。
で、この手の音って、丸いようでいて鋭くてコキコキして、私は大好きなのですが、フロントシングルと組み合わせると特にこの音になるのだなぁ・・ と、色々実験したらば感じました。で、そう思うともう一人思い当たるのが、
トミーボーリン!。当時はなんでこんなコキコキした音がするのか、わかりませんでしたが、今あらためて聞いてみると、これもストラトフロント+ワウだったのかなぁ~?と思われます。フロントという所がミソで、ストラトのフロントって普通だとけっこう丸いのですが、ワウの止める位置によっては、細めでブライトな音にもできるんですねぇ。
その他で私の好きな音色と言えば・・・
トムシュルツ様でありますが、この人もワウ半止めと言われていまして、確かに当時の音を聞くとそれっぽいのもあるのですが、後で彼が作った Rockman のエフェクターだとあの音が出るので、ワウ半止めとはちょっと違う様に思います。
そしてもう一人のギターオーケストレーションの雄、
ブラアンメイがいますが、この人は、シングル3個を直列につないでそれぞれの位相を変えるという手法ですので、ワウとは違いますが、ただ、歪みの前の段階で音色に何らかの変化を付ける、って言う点では、発想としては同じくくりかもしれませんねぇ。
今はデジタルエフェクターで何でも出来ちゃう時代ですが、私の歪みも、デジタルでワウを加えてちょっと見直してみようか?・・・とも思ったりしております。でも、フロントだとハーモニクスが出にくいので、私的にはリアで弾きたいんですけどね。(^_^;)