奈良散策 第1450弾
3月8日早朝の散歩は金魚池周辺から甲斐神社、アピタ大和郡山店東側、近鉄郡山駅付近にまで行きました。たぶん、5kmほど歩いたのではないかと思います。甲斐神社に行ったのは翌3月9日にお田植祭があるので、その下見です。

いつものようにため池でミコアイサを探しました。数は少なかったのですが、この日もいました。

いっぱいいたのはハシビロガモです。



ミコアイサの雄もいました。何か魚を捕まえたようです。


草原にヒバリの番がいました。すぐ近くだったのですが、草が邪魔でうまく撮れません。


と思ったら、一羽が飛んできてすぐ目の前に止まりました。雄です。ひょっとして雌を守ろうとして、注意を引くために飛んできたのかな。

金魚池ではオオバンがゆうゆうと泳いでいました。

金魚池の縁にダイサギとコサギの群れが止まっていました。大きさ比較のために撮りました。

金魚池越しに見た朝陽です。雲が多いですね。

そして、甲斐神社に着きました。これは道に面している一の鳥居です。

そして、こちらが二の鳥居。

境内は案外広くて奥に拝殿が見えました。

由緒が書かれていました。読むと意外に古い神社のようです。この神社は田中町にあるのですが、「日本三代実録」という平安時代に編纂された歴史書にも載っているようです。以前、「古事記」や「日本書紀」を調べていた時に、国立国会図書館ディジタルコレクションの「日本三代実録」も見たことがあったので、その文章を調べてみました。巻十の貞観七年四月の記事に「廿五日乙亥授大和国无位田中神従五位下」という由緒書に書かれている文は確かに載っていました。大和国にある無位の田中神に従五位下を授けるという内容です。田中神というのが甲斐神社で祀られている神のことなのでしょう。貞観7年というのは865年のことです。

狛犬も撮ってみました。狛犬の左側にごろごろと円筒形の石があるのは、以前、ここに赤い鳥居があったので、その土台のようです。


石灯篭の下に鹿の彫り物がありました。

先ほどの「日本三代実録」の記事と玉葉集に載っている歌の碑です。

右側が毘沙門天堂、左側が田中町公民館でした。

甲斐神社を離れて別のため池に行ってみました。カモがほんの少しいただけでした。最初、マガモの雌かなと思ったのですが、たぶん、オカヨシガモの雌ではないかと思います。

これはオウバイ。



最後はウメの花に来ていたメジロでした。