奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

佐保川土手の散歩

2021-08-31 20:21:53 | 奈良散策
奈良散策 第191弾


8月22日は天気はあまり良くなかったのですが、久しぶりなので、佐保川土手を歩いてみました。





最初は佐保川土手に行く前の道で見つけたタマスダレです。



そして、その近くにいたウシガエル







田んぼの脇にはクサネムがいっぱいです。花も咲いていますが、実もできています。



佐保川土手は草が刈られてしまっているので、花も虫もまったく見当たりません。川のすぐ近くでフヨウが咲いていました。





これは土手近くの畑に植えてありました。ネットで調べてみると、ショウガ科のハナシュクシャ Hedychium coronariumのようです。







キノコがいっぱい生えていたのですが、今のところ、キノコの名前調べはギブアップです



こちらはショウジョウトンボ



それからダイサギ





また、キノコです。



そして、最後はクルマバッタモドキでした。

雑談)昨日今日と朝の散歩は遠出をし、2時間ほど歩きました。全く知らない道を通ったので、これまで見ていなかった植物の写真を何種か撮ることができました。収穫はこちらに来て初めてのジャコウアゲハを見たことです。この辺にウマノスズクサでもあるのか、川の土手で4匹も見ました。

午後の散歩 シロバナサクラタデに集まる虫たち

2021-08-30 20:34:25 | 奈良散策
奈良散策 第190弾


8月21日の午後、写真を撮りに行ったときの続きです。最近は散策なのか、虫探しなのか、自分でも区別がつかなくなってきたので、今回も虫ばかり撮ったのですが、「奈良散策」にそのまま入れておくことにしました。この日は最初、ノブドウに集まる虫を撮った後、今度はシロバナサクラタデを見に行き、帰りにまたノブドウを見てみました。その時に撮った写真です。









これはヒメカメノコテントウのせすじ型だと思われますが、クロスジチャイロテントウと同じようにシロバナサクラタデの花に潜り込んでいます。クロスジチャイロテントウは花粉を好むのではと思ったのですが、ヒメカメノコテントウもそうなのかな。





これは別のヒメカメノコテントウです。









クロスジチャイロテントウもいました。筋の薄いのとか濃いのがいます。



これはシマアシブトハナアブ



写真がぼやっとしていますが、ジュウシホシツツハムシです。





それから、コアオハナムグリ。腹部が黒いのがよく分かります。



このハマキガはだいぶ迷いました。色合いとか筋とかから、リンゴコカクモンハマキかなと思ったのですが、自信はありません。



オンブバッタ幼虫です。



それにキタキチョウ









これはコモンツチバチ。ツチバチの仲間は花の上を這うように動き回るので、写しにくいのですが、なんとか撮れました。









シロバナサクラタデの咲く休耕田を離れ、用水路に行くとシオカラトンボ♀が産卵していました。その後ろを♂がずっと見張っています。



帰りにもう一度、ノブドウが咲いている場所に行ってみました。なぜかノブドウの近くでは、シラホシトリバがあちこち飛び回っています。



ノブドウの花はこんな風に最初は花弁と雄蕊があるのですが、やがて左の花のように花弁と雄蕊が落ちてしまいます。



落ちた状態の花盤には蜜腺が多いので、蜜が出て虫が集まります。ヤブガラシもブドウ科なので、まったく同じですね。



これはムラサキシラホシカメムシ。(追記2023/02/07:斑紋の大きさが,「小盾板基部の幅の1/4」には達しないので、おそらくマルシラホシカメムシだと思われます




最後はノブドウにやってきたアゲハでした。

午後の散歩 ノブドウに集まる虫たち

2021-08-29 20:55:28 | 奈良散策
奈良散策 第189弾


8月21日は朝散歩に行き、午後もまた写真を撮りに行きました。日中は暑いので、高架下の日陰で撮影したのですが、光量が足りなかったのか、コンデジだからだったのか、どれもぶれてしまいました。でも、虫の名前ぐらいは何とか分かるので、一応、出しておきます。





この蛾は地下道の壁に止まっていました。ブドウスズメです。記録を見ると、大阪北部に住んでいた時には1度だけ、5月終わりに見ていました。





ここからは高架下のノブドウの花盤の蜜に集まる虫たちの写真です。これはヒメスズメバチ



それから、セグロアシナガバチ









この黒っぽいハチはクロアナバチかなと思うのですが、どうでしょう。







これはキイロスズメバチ



それからフタモンアシナガバチ





珍しくキマダラセセリも来ていました。



それにヤマトシジミ



これはノブドウの実。このままだと、どれが虫えいなのか分かりません。ノブドウに来る虫の写真はこれくらいにして炎天下を歩いてみました。







ヒルガオの仲間が道端にいっぱい咲いていました。



花柄に翼があるので、これがコヒルガオなのかもしれません。





田んぼの中でこんな花が咲いていました。最初、雑草かなと思って撮ったのですが、後でよくよく考えてみたら、これがイネの花ですね。

雑談)ブログに出す写真がだいぶ溜まってきました。今日は29日なので、8日遅れです。何とか追いつこうと思っていたのですが、なかなか追いつきません。今日は植物を2種調べました。一つは今頃草地のあちこちで咲いているマメ科です。黄色の非対称の花なのでノアズキかなと思ったのですが、ノアズキ属の特徴である葉裏の腺点が見つかりません。ということは、ササゲ属のヤブツルアズキか、あるいはこれを改良したアズキそのものなのか。もう一種はエノコログサにしてはやけにごわごわした感じのイネ科です。これはたぶん、オオエノコロではないかと思っています。

朝の散歩 続き

2021-08-28 20:25:51 | 奈良散策
奈良散策 第188弾


8月21日朝の散歩の続きです。





最初はマンションの廊下にいた甲虫です。どうせドウガネブイブイあたりだろうと思うのですが、この手のコガネはいつも迷ってしまいます。「日本産コガネムシ上科標準図鑑」に載っている簡易同定表によると、ドウガネブイブイは、頭盾が弱く上反し、前胸背板前縁中央部1/3と後縁中央部1/4を除き、完全に縁取られると書かれていました。この辺はよく一致しています。ただ、前胸背板側部中央部に不明瞭なくぼみというのが見つかりません。はっきりとはしないのですが、一応、ドウガネブイブイということにしておきます。



アシナガグモの仲間だと思いますが、腹側しか写っていないのでよく分かりません。





ナメクジは「カタツムリハンドブック」にちょっと載っています。甲羅がないので、たぶん、普通のナメクジだと思います。





これはアカスジカスミカメ



これはたぶん、ホソハリカメムシ



自分の体より大きなハエをつかめているハナグモ



分からないハエで終わろうと思っていたのですが、前額辺りの構造になんか見覚えがあります。以前に出したブログの記事を探してみると、以前、イエバエ科のクキイエバエ属 Atherigonaとした個体に似ている感じです。それで、Atherigonaで検索をしてみると、ギョウギシバクキイエバエ Atherigona reversuraによく似ています。これかもしれません。久しぶりにハエの検索もしてみたくなりました。









メドハギの花が咲き始めていたので撮ったのですが、どうもはっきりしません。もう一度、撮らなくては。





最後はたぶん、ヒメクグ

雑談)最近は晴れている日が多くなったので、散歩にはよく出かけています。真夏の暑さなのですが、秋の風のようで涼しくさえ感じることがあります。そのせいなのか、虫がほとんど見つかりません。もう今シーズンは終わりなのかなぁ。

朝の散歩 虫や植物

2021-08-27 20:25:36 | 奈良散策
奈良散策 第187弾


8月21日の朝もいつもの養魚池の方に歩こうと思ったのですが、途中からコースを変えて歩いてみました。





最初は民家の横の空き地に咲いていたこんな花です。ネットで調べると、シソ科のハナトラノオ Physostegia virginianaというようです。



そのハナトラノオにホシホウジャクが来ていました。何枚か撮ったのですが、ピントが合ったのはこれ1枚。なかなか難しいです。







朝早く歩くと、こんな風にあちこちでヤマトシジミが止まっています。



アキノエノコロがこんなにたくさん。





その横でキンエノコロも生えていました。



こんな風に先が割れる姿を時々見ますね。



今度はツバメシジミ





この間見つけた線路脇のフウセンカズラのところに行きました。



そして、ジャノヒゲ





最後がカンナです。Wikipediaで見ると、カンナはショウブ目カンナ科カンナ属の一群を指す名前だったのですね。

もうちょっと写真があるのですが、まだ、名前調べが終わっていないので、次回に回します。