奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

朝の散歩 稗田の公園

2021-04-30 20:44:58 | 奈良散策
奈良散策 第69弾


4月26日朝の散歩のときに撮った写真です。前日、稗田環濠集落にある賣太神社でセンダイムシクイの声を聴いたので、この日はもう一度撮ろうと思って賣太神社に行ってみました。



逆光で撮ったヤエムグラです。出かけに撮りました。





センダイムシクイは賣太神社の御神木にいたのですが、この日は静かでした。それで木の名前を確認するため、もう一度、葉の写真を撮っておきました。たぶん、アラカシで間違いないのでは。



仕方なく、もう少し先を歩いてみました。途中、「ギョギョシー、グルグル」というオオヨシキリの声が上からしました。珍しく電線にでも止まっているのかなと思って、見上げるとそこにはモズが。モズのものまねだったようです。



しばらく道なりに歩いていくと、立派な建物が見えました。平和地区公民館です。「平和」という名前は最近のものなのかなと思って調べてみると、明治22年に添上郡稗田村をはじめとして9村が合併して平和村という名前になったようです。昭和28年まで続き、その後、大和郡山市に併合されたようです。







公民館にはこんな広い広場が付属していました。



公民館の前には朝市の案内がありました。「阿礼イチジク」とは如何にも稗田阿礼の場所らしい名称です。





公民館のすぐ南には稗田中央児童公園があります。ここも広々としています。





その南には、稗田都市緑地(条理の森)がありました。ここも静かな場所です。ざっと回ったのですが、これといった鳥や花は見つかりませんでした。







この日はあまり収穫がなかったので、電線に止まっているツバメを撮りました。



それに畑の隅にいたヒバリです。

雑談)今朝は曇っていたのですが、散歩に行ってみました。またしても、ユスリカの凄まじい蚊柱を掻き分けて歩いていたら、いつもアオサギがいる畑にアマサギが2羽いるのに気が付きました。これで、2月初めから大和郡山市で撮影した鳥はオオヨシキリ、センダイムシクイ、アマサギを加えて全部で62種になりました。

朝の散歩 賣太神社

2021-04-29 20:59:56 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第68弾


4月25日の朝の散歩は久しぶりに稗田環濠集落に行ってみました。この間行ったのは2月10日で、その時、賣太神社には行かなかったので、今回は神社が目的です。





稗田環濠集落は大和郡山市を流れる佐保川の東側にある濠に囲まれた集落です。「大和郡山市埋蔵文化財発掘調査報告書 第3集」によると、もともと弥生時代の戦乱の中でも濠で囲った集落があったようです。稗田環濠集落は平城京と藤原京を結ぶ下ツ道に沿った場所にありました。その後、戦国時代には村の防御のために本格的な環濠が掘られ、実際に城砦としての役割を果たしていたようです。稗田環濠集落は縦横およそ260mの矩形の形をしています。





その南側に賣太神社はありました。昔の地図を見ると、この神社の場所近くに枝濠が掘られ、ここが砦の本陣があった場所であると想像されています。







ここは稗田阿礼を祭った神社ですが、猿田彦命、天宇受賣命を副斎神としているようです。本殿はいま修理中でした。





そのすぐ脇の木から「焼酎一杯グィー」というセンダイムシクイの声が聴こえました。なかなか姿は見えなかったのですが、一瞬姿が見えたので、写真に写すことができました。





鳴いていたのは御神木の上で、これはおそらくアラカシではないかと思います。





神社から外に出て、お濠沿いを歩くと、ノビルがいっぱい生えていました。以前、山菜取りに行ったときに採取したことを思い出しました。



神社を一周して入り口に戻ってきました。





神社の木の中に花がいっぱいついている木がありました。たぶん、バラ科のカナメモチかな。





帰る途中にヒバリが鳴きながら飛んでいたので、ちょっと撮ってみました。







地蔵院川に着くと川辺に花がいっぱい付いた木が見つかりました。これはハリエンジュかな。

雑談1)今日は一日中雨。仕方がないので、「奈良のむし探検」に出した写真をデータベースに登録する作業をしていました。2月初めから出した写真に載っている動植物の種名や分類、撮影日や場所などをEXCELに入力していきます。ブログと写真のアドレスはVBAで自動的にデータベースに入れられるようにしてあり、また、種名や分類名などは過去のデータをコピペするだけなので、比較的に楽な作業です。それでも、3月終わりまで来たところで、くたびれて今日の作業は終わりです。

雑談2)この間本屋に行ったら、森昭彦著、「帰化&外来植物 見分け方マニュアル 950種」、秀和システム (2020)という本が置いてあったので購入しました。帰化植物と在来種の見分け方が簡単に書かれているので、かなり役立ちそうです。この間から迷っていたニセカラクサケマンはそれでよさそうです。また、畑に生えていたのがスカシタゴボウか、イヌガラシかで迷っていたのですが、スカシタゴボウでよさそうです。

奈良のむし探検 ハエトリ、アリ、ハムシなど

2021-04-28 20:39:09 | 奈良のむし探検
奈良のむし探検 第13弾


4月21日にいつもの用水路脇の草むらに行ってみました。ここも草がどんどん伸びてきて、中に入り込むのが大変になってきました。そろそろ別の場所を探さないといけません。





最近はアリに興味を持ち始めたので、つい下を向いて歩いています。そうしたらアオオビハエトリを見つけました。



こちらはカラスノエンドウについていたマメアブラムシクロヤマアリです。





これはまだ検索をしていないのですが、たぶん、トビイロシワアリだと思います。







この間翅脈を調べたアシナガバエ科のDolichopus属です。



シロツメクサを上から撮ってみました。意外に整った形をしています。





これはクロスジチャイロテントウ。この間も見つけました。







これはたぶん、バラルリツツハムシ



それから、マルカメムシ



最後は先日調べたルリアリです。

朝の散歩 オオヨシキリほか

2021-04-27 20:59:05 | 奈良散策
奈良散策 第67弾


4月23日朝の散歩のときに撮った写真です。













いつものヨシ原に行くと、ギョギョシーギョギョシーといううるさい声が聴こえてきました。やはりオオヨシキリが来たんだ。こんな感じのヨシ原にはきっと来るだろうと思っていたので、嬉しくなりました。この鳥もヨシ原の中で鳴くので写しにくいのですが、何せ大きな声なので、声のあたりを狙っていたら、あちこち動き回っている間に、結構、写すことができます。だいぶ前に札幌郊外に住んでいたことがあるのですが、毎朝、小野津幌川に散歩に行っていました。その時も草原だったのですが、夏になるとオオジュリン、ノビタキ、ホオアカなどが来て、そのうちオオヨシキリもやってきました。季節は違いますが、ほとんどこの大和郡山と同じような環境でした。そして、電線ではカッコウが鳴いていました。もっとも冬になると、キタキツネやウサギくらいしかいなくなるのですが・・・。ちょっと昔を思い出しました。



これはカラスムギ



それからこの間も出したツボミオオバコ





この野ばらで迷っています。ノイバラは花が固まって咲くので違うかもと思ったので、「日本の野生植物木本I」とか、「樹に咲く花離弁花1」などを見て探してみました。花の付き方や小葉の形などからモリイバラかなと思ったのですが、はっきりとはしません。「日本の野生植物木本I」には検索表が載っているので、今度、採取して調べてみたいと思います。



これはカモジグサ





養魚池に設置されたヒカゲノカズラには、産卵のために金魚がいっぱい集まっていました。



これもカラスムギ。やたら多いですね。



最後はオタマジャクシ。だいぶ大きいので、ウシガエルのようです。

松尾寺の植物

2021-04-27 19:55:50 | 奈良散策
奈良散策 第66弾


4月22日の午前中に大和郡山市内にある松尾寺に行ってきました。前回はお寺の様子とチョウの写真を載せたので、今回は植物です。



最初はシャガ。後でも出てきますが、今が真っ盛りです。



これはキランソウ。本堂に行く途中の階段で見つけました。



ここからは三重塔に行く途中で見つけた花です。これはオオバタネツケバナだと思います。



そしてニョイスミレ



これはノミノフスマ



これはオオジシバリ。(追記2023/07/28:葉身が円形なので、これはジシバリ



そして、ニガナ



これは松尾山神社に行く途中にありました。ヒメハギです。



それからモチツツジ。花を触ってみてべたついたので、間違いないと思います。



松尾寺から駐車場に行く途中で見たハハコグサです。



これは駐車場にあったスミレです。たぶん、タチツボスミレだろうと思います。



駐車場にはこのクサイチゴがいっぱいでした。





ここにもシャガが咲いていました。





最後はハルジオンとヒメジョオンでいつも迷います。たまたま折れていた茎があったので見てみると、空洞でした。ということでハルジオンです。