奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

奈良散策 法輪寺、法起寺

2021-09-30 21:18:22 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第226弾


9月21日は朝散歩に出た後、朝食を食べ、今度は家族と車で法輪寺と法起寺に行ってみました。









大和郡山市からは県道9号線で行くと、10分そこそこで法起寺に着きます。駐車しようと思ったのですが、駐車場が見つかりません。それで、広い駐車場にある法輪寺に駐車することにしました。法輪寺は飛鳥時代に創建された古いお寺です。三重塔は飛鳥時代のもので法隆寺、法起寺と共に斑鳩三塔といわれていたのですが、昭和19年に消失したため、現在のものは昭和50年に再建されたものです。そのため、世界遺産「法隆寺地域の仏教建造物」から外されてしまいました。



これは金堂。







そして、これは講堂です。





これは地蔵堂。



それから、境内で見つけたイボバッタです。





そして、ツマグロヒョウモン



ここから法起寺まで歩いていくことにしました。この辺り、柿とイチジクが名産なので、畑にはカキノキが植えられていました。







これも畑に植えられていたのですが、たぶん、タラノキではないかと思います。刺がないので、メダラという品種だと思います。





法輪寺から法起寺までは歩いて7,8分でした。法起寺は世界遺産「法隆寺地域の仏教建造物」に含まれています。Wikipediaによると、もともと「ほっきじ」と呼ばれていたのですが、世界遺産に指定されるにあたり、「法」の呼び方を法隆寺と統一性がある方がよいとのことで、「ほうきじ」という呼び方にしたとのこと。入り口に「写真・スケッチはご遠慮ください」と書かれていました。それで、建物の写真はありません。





これは池です。スイレンが綺麗でした。



この奇妙なシダは獅子葉ヒトツバと呼ばれる園芸種のようです。



こちらが普通のヒトツバです。



南側に向いた門を写してみました。寺の境内はあまり手入れがしていなくて、写真のように草ぼうぼうでした。でも、それが何か自然な感じを与え、のんびりとすることができました。





カナリヤなすという奇妙な植物が植えられていたので写しました。



これは法輪寺に戻る途中で撮ったツマグロヒョウモンです。





イチジク畑もありました。帰りに産地直売で柿とイチジクを買って帰りました。それにしても、斑鳩というところは本当に気持ちのよいところですね。来年は周辺を歩いて虫探しでもしてみようかな。

雑談)今日は「大和郡山の鳥」という冊子の印刷をしました。テスト的に普通紙に印刷してみたら、かなり色が薄かったので、Epsonのプリンターで「色あざやか」というのを選択して、それで印刷しました。たぶん、印刷に1冊あたり2時間くらいかかったのではないかと思います。とりあえず、3冊分、冊子印刷で印刷して、真ん中に折り目をつけた後、厚いので中心にホッチキスで固定するために錐で穴をあけてから、手でホッチキスの針をはめ込んで固定しました。その後、重しを載せて明日まで抑えておきます。ページを何枚も重ねて折っているので、折ったときに中心のページの方が外側にはみ出してくるので、最後に60枚まで切れる裁断機で端を切れば完成です。

朝の散歩 モズ、シジュウカラなど

2021-09-30 20:00:20 | 奈良散策
奈良散策 第225弾


9月21日朝の散歩のときに撮った写真です。最近、虫はあまりいないし、花もそれほど咲いていないし、ということで、嵩鳴きするモズの姿が目立ってきました。



最初はいつものウラナミシジミ



そうしたら、電線にモズが止まっていました。モズはコントラストがあるので、写しやすい対象です。



これは翅の長さがそれほど長くないので、オナガササキリではないかと思っています。「バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑」によると、日本産ササキリ属には10種記録されていて、♂は尾肢の形や内歯の有無で見分けることになっています。この写真では尾肢が写っているのですが、内歯があるかどうかがよく分かりません。オナガササキリでは内歯があることになっています。



これはアオモンイトトンボ





それにヒガンバナです。9日前の写真なので、まだ満開です。



フヨウが咲いていたので、写しました。



よく見ると、幼虫がついていました。これはフタトガリコヤガの幼虫です。





この日は珍しくシジュウカラが来ていました。



そして、またモズです。



最後はキアゲハでした。

散歩で見た植物と虫

2021-09-29 20:49:59 | 奈良散策
奈良散策 第224弾


9月20日は朝、午前中、夕方の計3回も散歩に出かけました。その時に撮った写真をまとめて出します。







まずは朝の散歩のときに撮った写真です。この日は佐保川を越えて、稗田町に行ってみました。稗田阿礼ゆかりの地です。これはその途中で見た花で、イボクサというツユクサ科の植物です。この頃も今も田んぼの脇でいっぱい咲いています。



これはホソミキンガヤツリ





9日前の写真なので、ヒガンバナはまだ満開でした。



まだ、ジャンボタニシの卵が付いていました。いつごろ孵化するのでしょう。



歩いていたら、またしても、ネコが尻尾を上げてやってきました。尻尾を上げるのは「かまって」と甘えているとのこと。どうやら猫にだいぶ好かれているようです。鈴をつけているので、飼い猫みたいです。近づいてきて、私のすぐ前で寝っ転がってしまいました。



これはチャバネセセリ





稗田団地の公園があったので、中に入ってみました。草ぼうぼうでした。



これはカヤツリグサ



これはネズミノオかな。



またしてもチャバネセセリ





オナモミの花が咲いていましたが、これはたぶん、オオオナモミ





最後はエビガラスズメ。どうしたことか草の上を這い回っていました。

ここからは午前中の散歩のときに撮った写真です。このときは家の近くを歩いてみました。



フタモンアシナガバチの巣です。



そして、これはヌカキビ



これはたぶん、アオモンイトトンボ





これは畑にあったシソです。





この辺からいつもの田んぼの辺りに行きました。イボクサ、ついつい撮ってしまいますね。





この植物は田んぼの脇に生えていました。これについては「日本帰化植物写真図鑑第2巻」に載っていました。たぶん、アメリカキカシグサ Rotala ramosiorだと思われます。図鑑によると、1993年横浜市で見い出された後、東海から近畿に広がったようです。



これはイナゴの仲間です。

ここからは夕方、家族と歩いた時に撮った写真です。





この時は街路樹だけ写しました。モチノキ科だと思うのですが、黄色い実がいっぱいなっていました。ネットで調べると、キミノクロガネモチというクロガネモチの品種のようです。

午後の散歩 植物と虫と

2021-09-28 20:43:47 | 奈良散策
奈良散策 第223弾


9月19日午後の散歩の続きです。虫の接写は昨日出したので、その残りの写真です。





今頃は田んぼの脇にたくさん咲いているのですが、この日あたりが花を見た最初でした。これはイボクサ。ツユクサ科です。





ガマが生えていた湿地に生えていたのですが、まだ名前がよく分かりません。ボントクタデあたりかなと思っているのですが。(追記2021/11/14:後日調べてみました。たぶん、ボントクタデで間違いないと思います



この辺り、ウラナミシジミが飛び回っています。



それにコフキトンボ







これはヒロハホウキギクではないかと思っています。





雄花がついているとよく分かるのですが、取れてしまうと何だか分からなくなります。たぶん、上がガマで、下がヒメガマだと思います。





このイネ科の植物はもう少し開いてから採取しました。たぶん、ヌカキビだと思います。





問題はこれです。ヒレタゴボウが咲き乱れている中で、花が小さいので、これこそチョウジタデだろうと思って撮影しました。







ところが、花弁が5枚、雄蕊も5本あります。チョウジタデは4枚、4本です。それで、迷ってしまいました。「日本の野生植物」によると、ウスゲチョウジタデ Ludwigia greatrexiiというのが載っていて、花弁5枚、雄蕊5本だそうです。でも、全体に毛が多いというところが引っかかります。茎や葉に細毛があるそうです。もう一度、調べてみないといけません。







これはツルマメ





これはホシササキリ



そして、カツオゾウムシ

雑談1)最近は朝散歩に出かけても、虫はいないし、花も咲いていないし、渡りの鳥はまだやってこないし・・・とあまり撮影意欲が湧きません。それで、もっぱら歩くことに重点を置くことにしました。昨日は大和郡山の東側にあるシャープ㈱奈良事業所まで歩きました。今日は秋篠川に沿って薬師寺まで行きました。写真を撮りながらゆっくりと歩いているのですが、共に往復1時間半くらいのコースでした。今度は南側へも歩いてみようと思っています。

雑談2)今日の午前中は家族と馬見丘陵公園にコキアを見に行きました。初め、東駐車場に車を止め、カリヨンの丘に行きました。ここには、ふわふわした塊がいっぱいあって、それがコキアだそうです。何を写してよいのやらよく分からない植物です。それでも、見物客は結構来ていました。倉塚古墳に登ったりした後、今度は北駐車場に行きました。こちらもすぐ近くにコキアがありました。その横のダリア園は満開でした。写真をいくつか撮って、昼頃に帰ってきました。

午後の散歩 花に集まる虫たち

2021-09-27 20:26:00 | 奈良散策
奈良散策 第222弾


9月19日の午後、一眼レフを持って虫の撮影に行きました。今頃、咲いている花に集まる虫を探しに。



最初はマンションにいたホオズキカメムシです。



次は高架下で見つけたアオオビハエトリ





上はニラ、下はヒメジョオンにいたヒメジュウジナガカメムシです。





これはセスジヒメナガカメムシ







これはスカシヒメヘリカメムシ





これはホソヒメヒラタアブ





そして、ナカグロカスミカメ。やたらカメムシが多いですね。



これはツマグロキンバエ。ヒメジョオンには虫がいっぱい来ていました。





この後、シロバナサクラタデの咲いている畑に行ってみました。この日はクロスジチャイロテントウの姿は見えませんでした。その代わり、ヒメカメノコテントウがいました。上は普通タイプ、下は初め何かと思ったのですが、「テントウムシハンドブック」によると、ヒメカメノコテントウの色変わりで、上は亀甲型、下は黄点黒型と呼ばれているそうです。小盾板の横に黄色の点があるので、黄点というようです。まだ、続きがあるのですが、次回に回します。

雑談)今日は良い天気だったので、大和民俗公園の駐車場に車を置き、大和民俗公園の中を通り、北門から外に出て、矢田坐久志玉比古神社を回って駐車場まで歩いてきました。全部で3.6 kmの行程です。目的はこの間撮影しそこなったウラギンシジミとコシアカツバメの撮影です。共に、奈良に来てからまだ撮影できていない対象です。その結果、ウラギンシジミは無事撮影できましたが、コシアカツバメは飛び回っていて、結局、うまく撮れませんでした。その代わり、リスアカネ、カトリヤンマの写真が撮れました。これでチョウは33種、トンボは20種になりました。この辺り、林が近いからか、虫探しにはなかなか良いところです。