奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

ため池にカモ探し

2023-12-31 21:01:19 | 奈良散策
奈良散策 第1027弾


12月27日の散歩のときに撮った写真です。先日、佐保川の下流にカモを探しに行ったのですが、全然、来ていなかったので、今度は別のため池に探しに行きました。





この日は朝、東の空をちょっと撮っただけで、散歩は朝食を食べてからにしました。大和郡山市の真ん中付近に小原池というため池があって、昨年はミコアイサが来ていたので、この日はその様子を見に行きました。





途中で見つけた実です。最近はいつもGoogleレンズに頼ってしまいます。これはマサキだそうです。





民家の玄関にあったヤツデです。今頃、花を咲かせるのですね。







そして、小原池に着きました。見渡す限り、いるのはハシビロガモだけで、ほかのカモはほとんどいません。



これはカワウ



そして、遠くにいたマガモです。





ため池は諦めて、ここから佐保川に行ってみました。いたのはコガモです。



それからマガモ





それに、ヒドリガモ。本当にカモが少ないですね。



佐保川土手を歩いていたら、モズがいました。



そして、ムクドリ



何もいないなぁと思って、ふと空を見上げると、遠くの高圧線に一羽の鳥が止まっていました。ちょっと雰囲気が違うなと思って望遠で見ると、チョウゲンボウでした。





チョウゲンボウ、最近、よく見ますね。





と、思って撮っていたら、いきなり飛んで行ってしまいました。しかたないなと思って、近くのケーキ屋さんでロールケーキを買って帰りました。

早朝の散歩 佐保川土手

2023-12-30 20:05:17 | 奈良散策
奈良散策 第1026弾


12月26日早朝も散歩に出かけました。この日は佐保川土手です。佐保川土手で日の出を見ようとちょっと早めに家を出ました。





出かけたときはまだ薄暗かったですね。こんなに霜が降りていました。



金魚池にも氷が張っています。



遠くの高圧線のケーブルを見ると、鳥がいっぱいです。ニュウナイスズメはこの日もやってきているようです。



佐保川土手に着きました。この辺りは電線に邪魔されずに日の出を見ることができます。東の空はもうだいぶ赤くなっています。



ジェット機の出す飛行機雲が白く輝いていました。







太陽が出るあたりがだいぶ明るくなってきました。





そしてやっと日の出になりました。この日の奈良の日の出が7時2分なので、15分ほど遅い日の出でした。



佐保川と平行に走る地蔵院川も日が差しています。





やっと鳥が撮影できるようになりました。これはヒドリガモ



カルガモ





ヒドリガモの雄がしきりに鳴いています。





これはモズ





佐保川土手を離れ、畑の中の道を歩いていると、黄色いものがさっと動きました。イタチです。慌ててカメラを向けたのですが、動きが速くてこんな写真しか撮れませんでした。





先ほど、ニュウナイスズメがいっぱい止まっていた高圧鉄付近に行ってみました。ニュウナスズメはいることはいるのですが、数はあまり多くありません。もう食事は済んだのかな。





代わりにカワラヒワが高圧線にいっぱい止まっていました。

春日若宮おん祭 続き

2023-12-29 20:55:31 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第1025弾


12月17日、奈良最大のお祭である春日若宮おん祭を見に行きました。その続きです。県庁前でお渡り式の最初の方を見た後、興福寺南大門跡で開かれる「交名の儀(きょうみょうのぎ)」を見に、三条通りの方に向かいました。「交名の儀」はおん祭を主催する興福寺に敬意を表し、また、お渡り式に遺漏がないかどうか改めるために開かれる儀式です。



三条通りに出て、南大門跡を見上げてみると、白い幕が張られていました。それで、階段で上に登って南大門跡を見にいくことにしました。



これは中金堂。



左が五重塔で右が南大門跡です。



南大門跡には特に準備がされているようにも見えません。それで、また、三条通りに降りることにしました。



三条通りはものすごい人です。こんな人混み中を果たして行列が無事に通過できるのでしょうか。







先ほどの白い幕を見ると、弁慶のような恰好をした法師が5人坐っていました。



もうじき行列が到着するというアナウンスがありました。それで、三条通りにできた人垣の後ろから行列を見ることにしました。最初は先行行列です。



次にこんな稚児行列が続きます。最初はなかったので、途中で合流したのでしょう。



先行行列が続きます。



奈良市長さんも通過しました。





これで先行行列が終わりました。





ここからは第一番の日使(ひのつかい)の行列が始まります。



そして、日使もやってきました。「交名の儀」では行列が一旦立ち止まり、弁慶の格好をした法師の方に一礼をしてから通り過ぎます。



そして、第二番の巫女の行列がやってきました。この辺りで行列を見るのをやめて一之鳥居の向こうで行われる松の下式を見に行くことにしました。





一之鳥居の直前では行列がゆっくりと行進しています。おそらく、松の下式で行列参加者が一芸を披露するので、その順番待ちなのでしょう。



一之鳥居を入ったところはやはりものすごい人です。それで参道の南側の山側を行くことにしました。これが失敗でした。松の下式の中心となる奉行や頭屋児(とうやのちご)の姿はまったく見えません。一之鳥居側を見ると、行列が続々入ってきます。





やはり、奉行や頭屋児を見るには、参道の北側に行かなくてはいけません。でも、行列が行われているので、道を横切ることができません。それで、奈良国立博物館の東から北をぐるっと回ってやっと参道の北側に出ることができました。ちょうど第6番の馬長児(ばちょうのちご)が通っているところでした。



ここから松の下式が行われているところまでいき、やっと奉行と頭屋児の姿を撮ることができました。でも、人の流れがあって、落ち着いて撮ることができません。



手を伸ばして、松の下式の様子をちょっとだけ撮りました。



これは第四番の猿楽の松の下式のようです。



その近くでは競馬に出る馬が準備していました。しかし、此の日は朝8時に家を出て、ずっと立っていたので、足が痛くなり、この辺りで挫折。奈良国立博物館の地下で休むことにしました。この続きは来年にすることにしましょう。

春日若宮おん祭 お渡り式

2023-12-28 20:54:21 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第1024弾


12月17日、春日若宮おん祭を見に行きました。この日は朝10時前に始まった初宮神社での田楽奉納を見た後、春日大社の参道にある御旅所に行き、そのあと、行列に参加する馬を見に飛火野に行きました。その後、12時からお渡り式が始まるので、県庁前に行きました。お渡り式は行列のことで、県庁前の登大路園地で「試しの儀」行った後に行列が始まり、近鉄奈良駅前を通り、JR奈良駅に行き、その後、三条通りを通って、南大門跡で「南大門交名の儀」を行い、一の鳥居に向かいます。馬50頭、参加者1000名という大きな行列です。



実は、行列がどの道を通るのか知らなかったので、県庁の東にあるバスターミナル周辺で待っていたら、ちょっと離れたところで行列が始まっているのが見えました。



慌てて県庁前に行って写真を撮ることにしました。お渡り式の行列は順番が決まっています。第一番は「日使(ひのつかい)」だと思っていたのですが、どうもこの行列は違います。



後で分かったのですが、この馬に乗っている方は奈良市長さんでした。











行列は続くのですが、いったい何の行列なのかさっぱり分かりません。ひょっとして準備のできた団体から出発しているのかもと思ってしまいました。実際は、この行列は先行行列と言って、明治以降に始まった新しい行列のようです。



そして、ようやく幟(のぼり)をもった行列がやってきました。「梅白枝」と「祝御幣」と書かれています。「式年造替奉祝 春日若宮おん祭」というパンフレットを見ると、実はこれが行列第一番の日使(ひのつかい)の行列の先頭だったのです。パンフレットによると、おん祭は平安時代の保延二年(1136年)に関白藤原忠通公が大和国をあげて執行したのが始まりだそうです。「日使」は太陽の使いみたいな名前ですが、実は、関白藤原忠通公がこの祭に参加する途中、にわかに病気になり、お供の楽人にその日の使いをさせたというのが起源だそうです。



「日使」の行列が続きます。これは御幣の行列。





そして、これは十列児の行列。





やっと「日使」がやってきました。



それから、騎馬の陪従。これで「日使」の行列が終わりました。





次は第二番の巫女(みこ)の行列で、最初は辰市神子です。



これは郷神子。



そして、これは奈良神子。

行列をそのまま見ていてもよかったのですが、ひょっとして順不同で行列が行っているのなら、あまり見ていてもしようがないなと思って、興福寺の南大門跡で行われる「南大門交名の儀」を見に行くことにしました。人がいっぱいなので、ちょっと遠回りなのですが、登大路園地の東の端を通っていくことにしました。



そうしたら、登大路園地で行われている「試しの儀」をちらっと見ることができました。ちょうど第五番の田楽座の人たちがそちらに向かっているところでした。





この担いでいるのは五色幣というそうです。



後ろで運んでいるのは綾藺笠(あやいがさ)で、笛役の二藹(ろう)がかぶることになっているものです。





これは第六番で、山鳥の尾がついた「ひで笠」をかぶった馬長児(ばちょうのちご)です。その後ろには短冊をつけた笹竹を持ち、龍の造り物を頭に載せた被者が続きます。



次に見たのは第八番の流鏑馬(やぶさめ)のグループでした。赤い衣装を着たのが揚児(あげのちご)、白い衣装は射手児(いてのちご)だそうです。

長くなったので、南大門跡で行われる「南大門交名の儀」は次回に回します。

早朝の散歩 イカルチドリ、カワセミ

2023-12-27 20:08:27 | 奈良散策
奈良散策 第1023弾


12月22日早朝の散歩のときに撮った写真です。この日は夜明け前のまだ薄暗いうちに家を出て、佐保川土手を下流側に向かって歩きました。



金魚池には氷が張っていました。





東の空には雲が出ています。



佐保川も暗いですね。





川にも氷が張っています。



土手を歩いているとヒヨドリが止まっているのが見えました。



センダンの実をつまみにムクドリが来ていました。





東の空の雲の上が明るくなってきました。



川には意外にカモが少ないですね。これはカルガモ



東の空がいよいよ明るくなってきました。



これはコガモ



それにヒドリガモ。撮影もだいぶ楽になりました。



ハクセキレイがいました。



そして、マガモ







中州にイカルチドリが3羽いました。



対岸にはイソシギ



少し近寄ってイカルチドリを撮ってみました。



これはコガモ



カワウもたくさんいました。



この辺で引き返すことにしました。帰りに見たモズです。



と、その向こうを見ると、カワセミが止まっていました。







近寄ったのですが、意外に逃げません。じっくり撮ることができました。



最後はまたモズでした。